インフォメーション
様々な体験から学びます!(応用課程初日の様子)
4月2日と3日の二日間12時間の応用課程。
一般課程に引き続き、12名もの受講生が参加してくれました。
澤瀨代表が開講のご挨拶を行って、研修スタートです。
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☝いつも笑顔の澤瀨代表。「アメ(澤瀨代表)とムチ(本部講師)」のバランスで講習は成り立っている⁉らしい(笑)
☝これは「ムチ担当💦」の本部講師からのご挨拶。



☝すぐに講義を始めず、コミュニケーションタイムを取るのも、あじさいの講習の特徴。
たったの二日間ですが、同じ内容を学ぶ仲間同士。応用課程から来られた受講生も何人かいるので、この時間を通してお互いを少しでも知るとともに、一般課程の学びを振り返ります。
☝視覚障がい者の心理②の講義では、空間認知を体験。
まずは「防御姿勢」を習います。
☝その後は教室の任意の場所から、アイマスクを着けて自分の席まで戻る体験を実施。

☝悪戦苦闘中…ですが、触ることで場所を把握できることも。
「視覚」を除いた「五感」(とくに触覚、聴覚情報等)をフルに活用します。
☝少しでも状況が変わっていると、それだけで混乱します(わざと椅子の位置を変えて置いてあります)。
☝目印(この場合は自分の持ち物)を触ることで、席に戻れました!
「視覚障がい者に黙って、勝手に物の位置を変えない」ということにも繋がります。
☝あれ?講義中にスマホ操作⁉📱ではなくて…
☝「見え方紹介アプリ」を駆使して、ロービジョンの様々な見え方を理解している様子でした。



☝お次は「ロービジョン体験キット」を使って視野狭窄、白濁、中心暗点の体験を行いました。

☝ご利用者様で「私は全盲ではない(ちょっと見えている)」と言われる方がいますが、私達が考える「ちょっと」ではない見えなさを実感しました。
☝これはわざと裏返しに紙を渡された様子。見え難いと表と裏、逆向き等もすぐにはわかりません・・・
☝簡単な迷路も、視野が狭いと一苦労・・・
「弱視(ロービジョン)」を少しでも理解して、午前中の講義が終了。



☝午後からは実技。応用課程は12時間中10時間が実技と、実技の比率が非常に高いのが特徴。
まずは基本のキ!である基本姿勢から復習します。

☝これは視覚障がい者に「やってはいけないこと」の体験。
何も言わずに手(腕)をつかんで引っ張ったり、急に後ろから押したり等、やられてみて怖さや嫌さを感じることで、現場では絶対にしない!ことを学びます。


☝階段昇降の演習も復習。一段先、リズムを合わせる、足元への意識等、大切な要素が詰まっています。

☝午後の後半は外演習へ。買い物演習(情報提供)と地図を見て歩く(目的地まで行く)演習を行います。
まずは買い物演習先であるアコレ弁天一丁目さんへ。本部講師のルート説明を聴いて出発です!
☝歩道のない道路を歩く時は、ご利用者様が建物側、ガイドが車側を歩くのが原則。
しかし、交通量を見極めるのもガイドの技量。
「この道なら車が来ても横を通り過ぎる幅があるorないので、もし来たらこう避け(逃げ)よう!」といった状況判断が常に求められます。

☝点字ブロックがある場合、その上を歩くか否かはご利用者様に確認します。
しかし、ガイドがいる時にあえて点字ブロック上を歩こうという方は多くありません。

☝桜🌸がまだ残っている千葉公園へ到着。ここで買い物演習の説明を聴いて、演習先へ向かいます。
☝アコレ弁天一丁目さんのご協力を頂いて演習スタート!
☝コロナ禍では手指消毒も大切。そのサポートをするのもガイドのお仕事です。


☝ご利用者様役に言われた商品を探し、情報提供して買い物に繋げる演習。
その店に目的の商品がないことも時にはあります。
代替品を買うのか、諦めて別の店に行くのか。
いずれにせよ、その選択をご利用者様がするための「情報」を得て、伝えていくのがガイドの役目なのです。

☝買い物演習後は、千葉公園西口から地図を見て千葉都市モノレール千葉公園駅まで歩く演習。
同行援護は初めての場所に行った場合、ガイドの目が頼りなのです。臆せずに歩けるようトレーニングしました。

☝颯爽と出発!花見客が多い公園内を歩き、目的地へ向かいます。
しかし、前を歩いているチームが違う方向に行くと、不安が募ります…

☝紆余曲折あったチームもありましたが💦何とか目的地の千葉公園駅へ到着。
チーム毎の反省会(笑)後は、役割交替して会場へと戻ります。
☝手持ちの地図に頼っていると、こういう案内看板を見逃しがちです。
しかし、現在地も明記されているので、かなり頼りにあるのです。

☝のどかな公園の様子。しかし、この長~い階段を上って荒木山に迷い込んだチームも💦

☝桜を堪能する余裕のあったチームもありました。
ご利用者様にと歩く時には、こうした花の咲いている様子や公園の様子などを状況説明(情報提供)しながら歩くのがガイドの役目。
決して歩くことだけに必死にならず、「お互いに楽しめる」ガイドを目指していきましょう!
いよいよ募集開始!あじさい初の茨城県鹿行エリア(鹿嶋市)での同行援護従業者養成研修
本日より、令和5年(2023年)1月に茨城県鹿行エリア(鹿嶋市)で開講する同行援護従業者養成研修一般・応用両課程の受付を開始致しました。
弊社では初めてとなる鹿行エリアでの研修開講となります。
会場は「鹿嶋勤労文化会館」で、その他にショッピングセンターチェリオ様(エスカレーター演習)、イオン鹿嶋店様(買い物演習)、JR東日本千葉支社様(鹿島神宮~佐原間の電車乗降演習)のご協力を頂いて、より実戦的な研修を行います。
詳しくは☟のページをご覧下さい。
http://narashino-ajisai.com/free/rokko (詳細および予約ページ)
http://narashino-ajisai.com/info/4583550 (下見の様子)
なお、今回は当地初の開講のため、テスト開講です(最低催行人員各課程6名)が、今後定期的に開講することも検討中です。
さらに周辺および千葉県にお住まいか在勤の方には、受講料の割引がございます!⇒鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市および千葉県在住・在勤の方対象
ご予約お待ち申し上げております。
11月千葉市開講の同行援護従業者養成研修受付開始~今後の研修予定~
すっかり夏到来!🍉という感じの暑さが続いておりますが、あじさいでは季節を通り越して11月🍠の千葉市での同行援護従業者養成研修の予約を本日より開始致しました。
詳細につきましては、下記ページをご覧下さい。
http://narashino-ajisai.com/free/chiba
今後(~2023年3月末まで)の研修予定は以下の通りです。
【千葉県(千葉市)開講】
http://narashino-ajisai.com/free/chiba
2022(令和4)年7月(応用課程のみ募集中)
2022(令和4)年11月(本日より募集開始!)
2023(令和5)年3月(今年9月10日前後に日程確定予定)
【茨城県(取手市)開講】
http://narashino-ajisai.com/free/toride
2022(令和4)年9月(募集中!)
【茨城県(鹿嶋市)開講】※現在県に申請中
http://narashino-ajisai.com/free/rokko
2023(令和5)年1月(7月24日日曜日より募集開始予定)
いよいよプロ誕生!(一般課程三日目の様子)
3月6日(日)に開講した千葉市での同行援護従業者養成研修一般課程。
今回は変則日程で、21日(祝)に三日目が行われました。
実技のみ7時間のカリキュラム。
その様子をご紹介します。

☝欠席者もなく迎えた最終日。12人の受講生が澤瀨代表と本部講師の話に耳を傾けて一般課程最終日がスタート!
☝まずは一昨日(19日)の復習から開始。明るい声での挨拶=笑声😊から始めます。
「第一印象」を声で判断される視覚障がい者には、この挨拶がとても大切になるのです!

☝挨拶の後は基本姿勢の取り方へ。
お互い指摘しながら、何度も繰り返し練習しました。

☝これは「進む」「止まる」の練習。まずは一人歩きを行って、「言葉」と「身体」の情報提供を合わせることから始めていきます。

☝一人歩き後で慣れた後は、ガイド役として視覚障がい者(利用者)役と一緒に歩く練習。
「足元に対する意識」「視覚障がい者のペースに合わせる」といった、ガイド時に求められることを身に着けていきます。

☝これは「曲がる」の練習。脇をしめて、曲がる方向を伝え、ガイドが外側(内側)にいる時はやや大きめ(小さめ)に曲がるのがポイント。

☝これはわざとガイドが掴まれている方の腕を振ったり、脇を開けて歩いたり・・・の様子。
ちゃんと理由がありまして・・・
☝研修中に視覚障がい者役としてガイドに「こうされたら怖い」「こうされたら嫌だ」を体験することで、現場に出た時に思い出す=そういうことをしない!に繋げるためなのです。

☝少しづつ実戦的な実技へ。これは「狭路通過」の体勢をとっている場面。
例えば自動改札機の通過や、狭い通路等を進む時、二人幅(基本姿勢)で通れないので、一人幅(上記の姿勢)で進みます。

☝きちんとした体制や、通過時の「ぶつけない」という意識&目線を学んだ後、練習に進みます。
☝ポイントは「絶対に利用者をぶつけない」こと。
それが意識出来れば、狭所に入る時の位置取りやきちんとした体勢、目線に意識が行くはずなのです。

☝いよいよ午前中のメインイベントである階段昇降の実技へ。
まずは一人(ガイド)歩きを行って、ポイントを確かめていきます。



☝ポイント確認後は練習あるのみ!
何度も繰り返し練習することで身につけていきます。

☝上り階段だけではなく、下り階段の練習も。
ガイドは「見た目の自然さ」も大切。変に緊張しないで、利用者の足元を意識してペースを合わせて進みます。

☝いよいよ食事休憩!と思いきや、「食事時における支援(情報提供)」の演習でした💦
まずは必要以上に手を出さず、ご自身で出来ることを見守ります。



☝「どこに何が入っているのか」「食べられないもの(バラン、串、骨等)はないか」をガイドが説明し、利用者の脳内に図が描ければ良いわけです。
☝ま、まさか!利用者(役)のお弁当をつまみ食い⁉😨
いえいえ、これは「バラン」(緑色の仕切り)を取り除くサポートをしている様子です💦

☝昼食休憩後は「溝をまたぐ」の実技へ。



☝重心移動や足元に対する意識、利用者がまたいだ後でガイドが二歩目をまたぐ等、ポイントがいっぱい!
「電車乗降」の際には必ず使うので、しっかり身に着けていきます。
☝いよいよ会場外~外を歩く~演習へ。
出発の前に本部講師から外を歩く上での注意事項を聴く受講生達。
☝晴天☀の空の下、会場を後にしてJR千葉駅方面へ向かいます。

☝会場の近くは歩車道が分かれている(グリーンベルトのある)比較的歩きやすい道。

☝JR千葉駅に真っ直ぐ行かず、途中で左折。
弁天公園の入り口には、こんな車止めが!

☝こういう時も慌てず、しっかり足元を見て回避します。
☝お互いに気付きをフィードバックした後は、役割交代してJR千葉駅へ。

☝電柱、車止めのポール、前後から来る歩行者等を避けながらも、会話しながら歩くのがガイドの役目。
ガイドが緊張して黙って歩いていたら、利用者の外出は楽しいものにはなりません。



☝午前中、いっぱい練習した階段も何のその!
中(室内)で習ったことが、外(現場)でも変わらず出来て、初めて「出来た」になるのです。
☝JR千葉駅前のタクシー乗り場につながるエスカレーターを使って、エスカレーター乗降演習も実施。

☝利用者によって乗り方は様々ですが、まずはスタンダードな基本姿勢(並んだ状態)で乗る練習を行いました。
☝エスカレーター乗降演習後は、JR千葉駅の千葉公園口から会場へ。
まずは弁天公園へ向かいました。

☝下り階段もバッチリ!👍

☝足元の環境が変わる時の目線もバッチリ!👍
皆落ち着いて歩けるようになってきました。

☝弁天公園で最後の役割交代して、いよいよ会場へ。
外歩き終盤戦です。

☝やや狭い道や横断歩道もありましたが、最初に比べたら落ち着いて歩けるようになりました。

☝会場に帰着。ホッとする受講生達。お疲れさまでした!

☝まだまだ研修は終わりません。休憩後は椅子への誘導方法へ。
「背もたれ」と「座面」に触れていただくことで、椅子の向きがわかるのです。



☝固定椅子でない場合、利用者が座る時にガイドはしっかり椅子を支えます。
触れてもらう時の手の誘導も、下から出来ているのが素晴らしい!

☝テーブルがある場合、手すり(※白杖を手すりに見立てています)がある場合等、様々なパターンを練習しました。

☝ドア通過の練習風景。
危ない所には触れてもらうことも、ガイド時には大切です。

☝待望の修了式。受講生代表に修了証を渡して、無事に一般課程が終了!🙌
コロナ禍にも関わらず、多くの受講生が集まった今回の講習。
体調不良等による脱落者もおらず、無事終わったことが何よりです。
ここで学んだ方がどんどん現場に出て、同行援護のお仕事に携わることを心より願っております。
習志野市視覚障害者福祉協会 卓球部の活動の様子
習志野市視覚障害者福祉協会では、会員の健康増進と晴眼者との相互理解を深めるため、
会員、ガイドヘルパー(同行援護従業者)、ボランティアで月に数回サウンドテーブルテニスを行っています。
今年度から新たなメンバーも二名加わって、和気あいあいと行っています。
そして最近、審判資格を持つガイドが来る時には試合形式で行っているのですが、
これが皆に大好評!?で、その人の地=つまり「真の姿」が見える!こともあって(笑)白熱しています。
因みにガイドヘルパー、ボランティアは「利き腕ではない方の手」でラケット🏓を持つか、目を閉じてやるか(ルール的にはアイマスク装着)選んで、会員(視覚障がい者)と対戦しているのですが、これがなかなか難しいのです。
ボールがラケット🏓に当たらない!
今日は70代のガイドさん達も目を閉じて挑戦しましたが、皆苦戦していました。
☝会場に集金に来て、飛び入り参加させられた一番若いTガイドの豪快な空振りの姿💦
当事者(視覚障がい者)は音をよく聞いて、タイミングを合わせてラケットを振ってラリーをする競技。
その奥深さをガイドもボランティアも体験することで、お互い理解を深めていければ良いですね!