インフォメーション
あじさいの季節到来!千葉での同行援護従業者養成研修(一般課程)開始!
いよいよ6月。そう、6月と言えば…
☝あじさい!
☝あじさい!(写真は全て習志野市の「あじさい」事務所近くで撮影)
☝あじさい!(これは事務所の看板)
☝ということで(何が⁉💦)、あじさいの季節到来とともに、(株)あじさい主催の新たな同行援護従業者養成研修が6日(日)から20名の受講生を迎えて開講致しました。
☝ありがたいことに、キャンセル待ちも多数出た今回の研修。まずは澤瀨代表のご挨拶から。
☝県内から集まった「はじめまして!」の受講生20名。4名ずつ5グループに分けて、お互いの自己紹介等、コミュニケーションを取る所から始めました。
☝これは「視覚障がい者式ジャンケン」を体験している様子。声を出さないと何を出したか判らない!ので、お互いに声をあげてジャンケンするのです。
「視覚障がい者の支援」においては、声を出すことが何よりも大切なのです。
☝これは「声の第一印象」を確認している様子。
ガイド(同行援護従業者)が笑顔で話しかけることで、声のトーンが上がり、「笑声」になります(^^)
☝初日は「視覚障害者(児)の福祉サービス」「同行援護の制度と従業者の業務」「障害・疾病の理解①」「障害者(児)の心理①」の4科目5時間。
あじさいの講習は、講師からの一方的な講義にはしないで、受講生同士で考えて発表するといったスタイルも併せて行います。「全員参加型」研修なのです!
☝一般課程初日のメインイベント!
当事者を招いての講演形式で行う「障害者(児)の心理①」では、あじさいで同行援護を利用している西澤かづ子様を招いて、一時間の対談形式の講演を行いました。
☝色んな調味料チューブの中から、何の種類なのかを判別している様子。
ご自身で点字シールを作って容器に貼って、判別しているとのこと。
☝スマートフォン📱の使い方を説明する西澤様。
視覚障がい者でも音声読み上げ機能を使って、スマートフォンを使う方が増えてきています。
☝視覚障がい者がどうやってお金(お札)を判別しているか。
四分の一に折るとほぼ正三角形になるのが千円札💴
あとは視覚障害者向けお財布型ポータブル紙幣識別機「Wallet(ウォレット)」を実演して下さいました。
☝講演の最後には質疑応答を行い、沢山の質問がありました。
☝講演後は白杖歩行等の体験のため、会場近くの千葉公園へと移動しました。
☝グループに分かれて、単独白杖歩行(見守り有)とガイド歩行(ガイド役と利用者役)を行いました。
こうやって体験することで、視覚障がい者の気持ちを身をもって理解していきます。
☝技術を習う前に、当事者(西澤様)と歩いてみる体験も。実際の視覚障がい者と歩いて、スピードに驚いていました(人によってスピードは違いますが、西澤様は結構早い部類です!)。
あっという間の初日は、座学のみならずグループワークやら当事者による講演やら実体験やら、本当に盛り沢山の内容でした。
来週はいよいよ実務的なことを、より掘り下げて学んでいきます。
~現場で役に立つ+αを身につけよう!~同行援護従業者養成研修(取手)応用課程終了!
5月29日(土)と30日(日)に茨城県取手市で開催された同行援護従業者養成研修応用課程。
二日目…といっても最終日!となる30日は、電車乗降演習も含めて7時間の実技です。
☝最終日に臨む受講生達。まずは「アメとムチ」のアメ担当講師である澤瀨代表のご挨拶から講習開始。
☝お次はムチ担当⁉の本部講師からの諸注意を聴く受講生達。
☝まずはウォーミングアップ!で基本姿勢の取り方から。
「手は下からそえる」等の、基本中の基本がスムーズに出来るようになりました!
☝椅子への誘導も復習。午後には「交通機関乗降演習」もある=電車の椅子にも座る💦ので、繰り返し練習しました。
☝椅子から立ち上がって、歩きながら基本姿勢を作ります。
例えば電車から降りる時、これが出来ると行動が一テンポ早くなるのです。
☝これは講師による「悪い見本」です。
周りの(座っている)方にプレッシャーをかけないためには、どういうやり方をするか学びます。
☝同行援護従業者の身体の向き一つで、周りに与える圧迫感は違うのです。
周りの方にも気を配れる、そういうステキな同行援護従業者を目指します!
☝白杖を手すりに見立てて、触っていただくことで「ぶつけない」ようサポートします。
☝これは白杖を吊り革に見立てた練習。身長の高い視覚障がい者だと、頭や額が吊り革にぶつかってしまうため、注意が必要です。
☝ムチ担当講師の厳しい目👁が光る中、「溝をまたぐ」の実技へ。
何よりまずご利用者様の足元をしっかりと見ることが大切。
☝しっかりと足元を見て、声をかけて溝をまたぎます。
「ご利用者様が溝をまたいだこと」を必ず確認してから、ガイド(同行援護従業者)は二歩目の足(内側の足)をまたぎます。
☝これは…?
左側の受講生を電車の戸袋(電車のドアが開いた時、ドアが収納される部分)に見立て、触っていただいて乗る練習。
戸袋を触ることで、「車体の位置・距離」が把握出来る=またぐ距離が判る!のです。
☝午前中の最後は狭路通過の練習。午後の電車乗降演習時の「自動改札の通過」には、この方法を使います。
お互いにチェックしながら、まずは体勢をきちんと作る練習をします。
☝机を自動改札に見立てて、ぶつけない様に通る練習。
「ぶつけない」「つまずかせない」のはガイド(同行援護従業者)の必須条件!ですが、そのためには危なそうな場所をしっかり見ることが求められます。
☝切符を入れる&取るシミュレーションも行い、午前中の実技が終了。
あっという間の三時間でした。
☝いよいよ応用課程のメインイベント!である「交通機関乗降演習」へ。
「JR東日本東京支社」様のご協力で、取手駅~我孫子駅間での往復乗降訓練を行います。
☝しっかりと基本姿勢を取りながら歩けるようになった受講生達(^^)
☝ご利用者様役との会話や状況説明も出来る様になってきました。
☝約15分歩いて会場から取手駅へ。ガード下をくぐり、東口から西口へ向かいます。
☝講師から券売機の使い方をレクチャーされた後、いよいよ切符の購入へ。
間違えないように慎重にタッチパネルを見て購入します。
☝今日は演習なので「おとな切符2枚」を購入ですが、現場では障がい者割引適用の場合、「子ども切符2枚」を購入します。
☝ガイド役が切符を購入している間、壁際の安全な場所で待つ視覚障がい者役の受講生達。
さながら反省している人みたいなうなだれた⁉ポーズを取ってくれる、実にお茶目な方々でした♬
☝午前中練習した「切符を2枚続けて入れる」「2枚取る」がバッチリ成功!
☝改札通過後は、3番線4番線ホームに通じるエスカレーターを使わせていただき、エスカレーター乗降演習を実施。
並んで乗って降りる(基本姿勢のまま乗り降りする)という、一般課程で学んだやり方から復習します。
☝取手駅では始発電車を使って、何度も乗り降りの練習等を実施。
その後、電車に乗って我孫子駅へ移動しました。
☝無事に我孫子駅に到着。改札を出てガイド役とご利用者様役を交替します。
☝いよいよ交替して我孫子駅から取手駅へ戻ります。まずは改札の通過から。
☝帰りの電車が到着!ラッキーなことに取手行きです。即ち降りる時は焦らずにすむと💦
☝しっかりと足元を見て電車に乗り込みます。
因みにガイドが「ホームから爪先がちょっとはみ出るくらい」まで進むと、ご利用者様のまたぐ距離は短くなります。
☝取手駅へ帰着。降りる時も「ご利用者様の足元への意識」です!
☝取手駅へ戻ってからは、エスカレーター乗降演習を再び実施。今度は「一人乗り」=手すりを使って乗る方バージョンを練習しました。
☝階段を利用して東口から帰ります。矢印を見て、どちら側が優先なのか見るのもガイドの仕事!
☝改札を出て、「交通機関乗降演習」が無事終了!
☝あとは会場へ帰るだけ。受講生の顔も晴れやか☀
しかし!真っすぐ会場に帰るかと思いきや…
☝大通りから脇道に入り、利根川の土手を歩きました。
吹く風が気持ち良い土手を歩いて、会場へと帰ります。
☝車止めも何のその!会場が見えてきました。
☝無事に会場へ到着。
コロナ禍では、消毒液の場所をガイドが探し、ご利用者様にお伝えする&サポートすることも多々あります。
☝受講生代表に修了証を授与して講習終了!
12名の受講生が「応用課程」を修了したのでした。
茨城県内のみならず、県を越えて千葉県や埼玉県から参加した受講生もいた今回の応用課程。
和気藹々と、お互いにコミュニケーション力をも磨きながら、だいぶ落ち着いて歩けるようになってきたと思います。
あとは「経験を積むのみ」。
どんどん現場に出て、講習で沢山学んだことを活かして、視覚障がい者とお互い楽しく歩いて欲しいものです。
~現場で役に立つ+αを身につけよう!~同行援護従業者養成研修(取手)応用課程開始!
5月22日(土)に一般課程が終わったのも束の間、一週間後の29日と30日の2日間にわたって、茨城県取手市での同行援護従業者養成研修応用課程が開催されました。
まずは初日の様子をご紹介します。
☝会場入りする澤瀨代表。気合いが入って…はおらず(笑)、いつも通りの緩~い雰囲気です。
☝今回も「いばらきアマビエちゃん」を活用しつつ、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底して行いました。
☝澤瀨代表のご挨拶から研修開始!今回は12名の受講生が参加しました。
☝まずはグループに分かれてコミュニケーションタイム⏱
たとえ初対面の方でも、「お互いに楽しく過ごす」場を創るのも同行援護従業者の腕の見せ所。
そのためにはコミュニケーション力がとても大事なのです。
☝グループワークで皆で考え、発表する時には「発表者は名前を名乗る」「聞いている人は発表者の方を見る」を徹底します。
こうやってお互いの名前を覚えながら、講習中の連帯感を深めていきます。
因みに「名前を名乗る」は視覚障がい者支援においては当たり前!のこと。
名前を名乗らないと、視覚障がい者は誰なのかがわかりません…
☝これは視覚障がい者が歩く時の「防御姿勢」を習っている図です。
そして…
☝アイマスクを装着した仲間を教室のどこかに連行⁉💦
☝防御姿勢を取りながら、自分の席まで空間認知をしながら戻ります。
(仲間は見守りに徹して、極力手は出しません)
☝あれ、あるはずの場所に自分の椅子がない⁉
これはわざと講師が椅子の場所をずらしたのですが、視覚障がい者の物を勝手に(無言で)動かすと、その在処がわからなくなる(探せなくなる)という体験です。
☝白杖を使って教室内を歩く体験も。こうやって単独歩行する視覚障がい者の気持ちを少しでも理解します。
☝スマートフォン📱を使って自撮り⁉談笑中⁉ではなくて…
☝「見え方紹介アプリ」を使っての体験の図でした。
空調調節の液晶画面表示やチラシがどう見えるのか等を体験。
こうやってデジタル教材を駆使しながら理解を深めます。
☝お次はアナログ教材。「ロービジョン体験キット」を使って様々な見え方を体験しました。
☝視野狭窄ゴーグルを装着した受講生の図。
☝午前中の最後には澤瀨代表が「文集あじさい」の中の「白杖からのお願い」を朗読。
視覚障がい者の気持ちを少しでも理解する体験をした午前中でした。
☝いよいよ午後からは実技へ。
「応用課程」の特徴は12時間の研修時間中、実技が10時間!と充実している点です。
まずは声の第一印象(挨拶)を3人組になって復習しました。
☝お次の復習は「歩く時の基本姿勢」です。これも講師だけではなく、お互いにチェックして思い出していきます。
☝上手に出来てカメラ目線📷の受講生も(笑)
☝実技では最高難易度⁉の階段昇降も復習しました。
☝午後の後半は外演習へ。颯爽と出発!
☝押しボタン式の信号機🚥を渡り、路地へ入っていきます。
☝応用課程なので、多種多様なルートを歩きます。なかなか狭い道&上り坂でした。
☝ガイド(同行援護従業者)役と視覚障がい者役を交替して、外歩きの実技を続行します。
☝…と、いきなりの試練が!車止めのある急な下り坂に入ります。
今まで習ったことを駆使してクリアできるか!?
☝一難去ってまた一難…
ご覧のような急坂ですが、ご利用者様役のペースに合わせて下りていきます。
☝しかし、足元ばかり見ていると足元をすくわれる…ではなくて、頭上の葉っぱ🍃や枝が当たるという(;'∀')
☝難所を越えて余裕が出てきました♬
☝紆余曲折を経て⁉取手駅前に到着。
買い物演習の場の「西友取手駅前店」も見えてきました。
☝取手駅前ロータリーにある「青延長ボタン」の発信音(視覚障がい者にボタンの位置を知らせる「ププッ、ププッ」という音)を確かめる受講生。
☝押しボタンの上には点字で「オシボタン」と書いてあるので、視覚障がい者にも判りやすいのです。
☝連絡通路を抜けて駅の反対側へ。
☝階段昇降時も「利用者の足元に対する意識」が出来ていますね!(^-^)
☝「西友取手駅前店」様のご協力で、店内での「買い物時における情報提供」の演習を実施。
まずはご利用者の希望される商品を探して、値段やサイズや特徴や賞味期限等の情報をお伝えしていきます。
そうした選択肢を与えることで、選んでいただく。これもガイド(同行援護従業者)の重要なお仕事の一つです。
☝買い物を終えて会場へ戻ります。行きも帰りもガイド役、ご利用者様役を交替しながら経験し、少しずつ「ガイドとして」歩くことに慣れていきます。
☝お互いに会話が弾みながら歩けるようになってきました。
「会話ができる」=「お互いに変な緊張感がなくなる」とも言えます。お互いに笑いながら歩ければイイね!(^^)
☝当然のように「足元を見る」「左右確認」が出来てきました。
これから現場に出たら、会話をしながらもこれらの動作の繰り返しです。
☝無事会場に帰還!お疲れ様でした。
☝お互いに評価点・反省点をフィードバックして、初日の研修が終了。
初日の研修時間は午前中2時間、午後3時間の計5時間ですが、受講生達にはとても濃厚な(充実した)時間だったのではと思います。
明日はいよいよ「電車乗降演習」を含めて、7時間実技だけの最終日。
今までに学んで身につけた知識と技術をフルに活用して乗り切れるか!?
秋(10月)開講:同行援護従業者養成研修(千葉会場)受付開始!
いよいよ本日より、10月に千葉市(会場:千葉市生涯学習センター)で開講する同行援護従業者養成研修の一般課程・応用課程の受付を開始致します。
コロナ禍にも関わらず、今月開講の講習はありがたいことに「満員御礼!」で、多数のキャンセル待ちもありました。お申し込みはお早めにお願い致します(予約はインターネットかファックスお申込みのみ)。
【受講条件に関して~各タイトル横の※の番号をご確認下さい~】
★共通事項「膝や腰を含め体力に問題がなく、一日5~6㎞の歩行に耐えられる者」「日本語の読み書きに問題がない者」「他の受講生とコミュニケーションが取れる者」
※1…受講制限なし(どなたでも受講可能)
※2…福祉有資格者(初任者研修修了者等)のみ受講可能
※3…一般課程修了者に限り受講可能(弊社講習セット申込で受講可能)
★一般課程※1…3日間20時間:どなたでも申し込み可
令和3年10月 9日(土)9時30分~17時00分
令和3年10月16日(土)9時30分~18時00分
令和3年10月17日(日)9時30分~18時00分
★応用課程※3…2日間12時間
令和3年10月23日(土)9時30分~16時00分
令和3年10月24日(日)9時30分~18時00分
【金額】※税金とテキスト1冊の代金を含む(一般・応用セット申し込みの場合は、テキスト1冊のみのお渡しです)
一般課程 27,000円
応用課程 18,000円
※両課程セット申込 42,000円
【割引】
いずれかに該当する場合、受講料1,000円引き(セット申込2,000円引き)※①~③の重複割引はありません
①あじさい周辺地域割引⇒習志野市、船橋市、八千代市、千葉市花見川区に事業所、自宅あり
②複数人数申込割引⇒同一事業所で、複数人数申込された場合
③遠方申込割引⇒会場より50km以上もしくは千葉県以外からの申込の場合
【会場】
「千葉市生涯学習センター」(千葉市中央区弁天3丁目7番7号)
【予約方法】
インターネット予約およびファックス申し込み(ご予約の方はこちらのページからお願い致します)
【お問い合わせ】
電話047-409-6617 担当:澤瀨(さわせ)または本部(ほんぶ)まで
メールの場合はこちらからどうぞ。
~アマビエちゃんに守られて~同行援護従業者養成研修(取手)一般課程が終了!
5月15日(土)に開講した同行援護従業者養成研修(取手)一般課程には、県内外から18名の受講生が参加中。
一時雨も降った☂最終日の22日(土)。外演習も含めて受講生の奮闘ぶり⁉をご紹介。
5月22日(土):一般課程3日目
☝一般課程最終日に臨む澤瀨代表。ちょっと緊張気味⁉
☝そうでもないようでした💦
こんな和やかな?緩~い雰囲気で場を癒すのが代表なのです。
(もう一人の講師は厳しいので、アメとムチを分担しております)
☝澤瀨代表の挨拶から一般課程最終日7時間(全て実技!)がスタート。
☝まずは前回の復習。笑顔&笑声で挨拶から基本姿勢までを思い出します。
☝基本姿勢でも、きちんと出来ているのか足元を見てチェック!
何と言っても「同行援護は視覚障がい者の足元に対する意識」が大切なのです。
☝お次は「進む」と「止まる」。
モ、モデル歩き⁉💦…ではなくて、まずは一人で歩いて「決まった位置で止まる」というシミュレーションなのです。
足元を見てから出発!
☝緑色の線できちんと止まれているかチェック!
その時に大切なのは「止まります」という声かけと、身体の動き(しっかり止まる)が一致できているかどうか。
「言葉と身体の一致」が求められるのが、同行援護従業者なのです。
☝一人歩きで練習した後は、ペアになって基本姿勢を取ってから「進む」「止まる」を実践。
基礎を固めていきます。
☝最初はなかなかムズカシイ…
しかし、練習を続けることで「良い位置」で止まれるようになってきました。
☝「進む」「止まる」の次は「曲がる」へ。
ガイド(同行援護従業者)がご利用者様の内側にいるか、外側にいるかで曲がり方は違ってきます。
相手を振り回さずに、ソフトに曲がる。前もって声掛けも忘れずに!
☝これは「視覚障がい者にやってはいけないこと」の体験。
前から手を引いて歩く=「屈辱感を与える」や、後ろから背中を押す=「恐怖感を与える」等、全員が身をもって体験しました。
☝実技で難易度が一番高い「階段」。
「上り」か「下り」をしっかりと伝えるのみならず、「ご利用者様の足元への意識を持つこと」&「つかまれている腕の脇をしっかり絞めること」&「ご利用者様のペースに合わせること」&「タイミングの良い声かけ」等、ポイントがいっぱい!
☝「足元への意識」がきちんと出来ていますね!😊
☝階段の演習が終わって、やっとランチタイム!🍱
…その前に、「食事の情報支援」の演習がありました💦
「どんな情報があれば食べやすいのか」をまずはペアで考えます。
☝袋から出すのも、パッケージを開けるのも、視覚障がい者は出来ます。
割り箸を割って渡したり、余計な手を出したりすると、嫌がる方は沢山います(当たり前ですね!)。
☝頼まれた時には勿論お手伝い!
☝あとは説明あるのみ。視覚障がい者が頭の中で食べ物の場所(配置)が解るように説明します。
…実は「向かい合わせ」で座ると、お互い左右が逆になるので、簡単なようで意外とムズカシイ。
☝食材で説明が難しい物が会った時には、帯封を見ると書いてあることも!
セ●ン●レ●ンのお弁当🍱は親切(笑)
☝終わったらお互いにフィードバック。この後はアイマスクを着けて…いや、着けないで💦食事休憩なのでした。
☝お昼休憩後は「狭路通過」の実技から。
まずは基本姿勢(二人幅)から狭路通過の体勢(一人幅)になる練習。
これも三人組で人のやっているのを見て、時にはお互い指摘して学んでいきます。
☝狭路通過のポイントは、何と言っても「ぶつけない」こと!
「位置取り」(ご利用者様を適切な位置に誘導)や、きちんと一人幅になること、通過時の目線(絶対にぶつけない!という意識)が求められます。
☝これは「溝をまたぐ」の実技。
ガイドは先に「外側の足」をまたいでおく(重心は内側の足)、そしてご利用者様がまたぐ時に重心を前に出す(内側の足は残したまま)等のポイントがいっぱい!
いずれにせよ問われるのは「足元への意識」です!
☝いよいよ小雨🌂の降る中、外歩き演習へ。まだ緊張の面持ち…
☝最初は歩くことに精一杯!ですが、「ご利用者様との会話」も行いつつ、安全確認(車、段差、足元への目配り)をしなければならないのがガイドのお仕事。
☝意外に多いのが「押しボタン式の信号機🚥を見逃す=信号がいつまで経っても青にならない💦」こと。
☝押しボタンに気付いた人も、講師に指摘されるまで気付かなかった人も…😣
周りをよく見回すこと=観察力に加えて、分析力も「必須条件」です。
☝役割交替して取手駅へ向かいます。ガイド役、利用者役の両方を体験することで、「こうされると安心(不安)」ということを、身体でも覚えていきます。
☝進め、受講生達!
☝信号機の無い横断歩道では、手を挙げて渡ることも大切。
時にはハンドサイン✋を駆使して、安全を守ります。
☝取手駅西口に上がる階段はかなり長い!
午前中に屋内で学んだことが落ち着いて出来るかが問われます。
☝JR東日本東京支社様のご協力もあり、取手駅構内でエスカレーター乗降演習を実施。
一般の方も使われるので、開始前に講師からの諸注意を皆真剣に聴いています。
☝エスカレーター乗降演習開始。何度も繰り返すことで、声かけのタイミングを覚えます。
「視覚障がい者にとって、エスカレーターは怖いものなの?」➡怖いと思う人は、エスカレーターを選ばず階段やエレベーターを使います。
つまり、エスカレーターを選ぶ方は、乗ることが出来る方なのです。
☝ペアを交替しながら、上りも下りも何度も繰り返し練習。
☝コロナの影響か、かなり空いていた取手駅。何度も練習出来ました。
☝手すりを使って端に寄って乗る方もいます。一般課程では講師がお手本を見せて、応用課程で練習します。
☝エスカレーター乗降演習を終えて、会場の取手市立福祉会館へ戻ります。
階段ではガイドが必ず一段先、脇を絞める、ご利用者様の足元をしっかり見る!です。
☝高架下の東西連絡通路を通り、西口から東口へ。
地下道(ガード下)では、急に明るさが変わるので、必ず状況説明を前もって行う必要があります。
「声の反響」「空気感」も違うので、情報提供は忘れずに。
☝取手駅から会場までの帰り道。
皆大分余裕をもって、そして綺麗な姿勢(基本姿勢)を保って歩けるようになりました!
☝雨も☂上がって、皆無事に会場へ帰還しました😌
☝会場に戻っても、まだまだ実技は続きます。
これは椅子への誘導ですが、背もたれと座面の位置関係が判れば、視覚障がい者は座れます。
さらに固定椅子ではない場合には、しっかりと椅子を支えることも大切。
☝二人で並んで座れる椅子への誘導。
座らせたい椅子の座面正面へ「位置取り」します。
☝テーブルと椅子がある場合には、両方を触らせることで視覚障がい者は位置関係を判断して座れます。
これは講師によるお手本。
☝最後の実技は「ドアの通過方法」。
色んなパターンがあり、狭路通過の姿勢をとったり、ドア枠に手を触れてもらったり…
「絶対にぶつけない」を意識しなければなりません。
☝最近はコロナ禍で換気のため、ドアを開けっ放しにしている所も多いですが、基本は「開けたら閉める」です。
ご利用者様から離れずに、ドアを閉める方法を学びました。
☝3日間20時間の講習を終えての修了式。
受講生代表に修了証を手渡して、ニッコリ😊ポーズする受講生と澤瀨代表なのでした。
オマケ
☝いつも無償でポストカードを提供して下さる「ホーム転落をなくす会」様、シールを提供して下さる「点字ブロックステッカー配り隊! 貼り隊!」様。
残って撮影に協力してくれた受講生と頂いたポストカード、シールを持ってポーズ!
茨城県では弊社(あじさい)を含めて指定研修事業所が4つ。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年度講習を開催したのが、唯一の県外事業所である弊社のみといった状況でした…
研修を行わなければ、当たり前ですがガイド(同行援護従業者)は増えない。
それは視覚障がい者の外出機会が減ってしまう、ということにも繋がります。
今後もあじさいでは、新型コロナウイルス感染防止対策を、参加される受講生の方とも協力しながら、茨城県&千葉県(呼んで下されば他の都道府県でも!)での同行援護従業者養成研修を続けていきます。