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大分更新が遅れましたが(;'∀')取手市で行われた同行援護従業者養成研修応用課程の様子をご紹介。
一般課程同様、少人数の5名で開講致しました。

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☝澤瀨代表のご挨拶で応用課程がスタート!

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☝午前中は「視覚障がい者の心理②」と「視覚障がい者の疾病②」の二科目。
まずは白杖を使って室内を歩いてみることで、空間認知を体験しました。

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☝壁伝いに歩いていますが、障害物も。
外に出たら、放置自転車🚲にながら歩き📱に車🚙に…と、単独歩行の視覚障がい者は気を付けなければならないことが沢山あります。

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☝スマホ📱で遊んでいる⁉
いえいえ、これは「見え方紹介アプリ」を使って、ロービジョンの様々な見え方を体験している様子です。

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☝デジタル教材(見え方紹介アプリ)の次は、アナログ教材。
「ロービジョン体験キット」を使って、視野狭窄や中心暗転等の見え方も体験。
まずは教室内を歩いてみました。

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☝ペットボトルも情報を読み取れない…
大きさや形は、触って判ります。しかし、文字情報はほとんど入ってきません。

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☝かなり見える範囲が制限される…
とはいえ、当事者はこれでも「私は全盲ではない」と言うのです。
全盲じゃない=結構見えるだろうと思いがちですが、決してそうではないことを理解しました。

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☝見えるということは、一瞬にして全体像を捉えられるということ、でもあります。
視野が狭いと、それが難しい。

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☝漢字の書き取り中。枠が大きい=見え易いではありません。
「その方の視野にあった」大きさがあるのです。

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☝その後も交代しながら、様々な体験にチャレンジしました。

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☝簡単な迷路も、視野が狭いと入口から出口までをすぐに捉えられないので、普段よりもかなり時間がかかりました。
午前中の二時間の座学は、こうした体験等を行って終了。

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☝午後からは実技。応用課程は12時間中、10時間が実技というのが特徴です。

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☝椅子への誘導方法も復習。「手は下から添える」「右(左)手を触る時は右(左)手」をちゃんと覚えていました。

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☝応用課程らしく、少しずつ基本+@へ。

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☝背もたれのない椅子も、きちんとお伝えした上で触ってお座り頂きます。
「背もたれがない」という情報提供が何より大切。

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☝苦手な人が多い階段の上り下りも、再度練習しました。

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☝午後の後半は外歩きと買い物時の情報提供の演習へ。

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☝一般課程と同様、取手駅方面へ向かいますが、そこは応用課程。
大通りを行かずに、あえて別のルートで向かうのです。そこには様々な試練が!(笑)

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☝忘れがちなのが横断歩道の押しボタン。
これを押さないと信号🚥がいつまで経っても青になりません!

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☝車🚙一台がやっと通れるような狭い道を進みます。

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☝まあまあな上り坂を上っていきます。視覚障がい者は初めて通る道だと、後どれくらい続くのかもわかりません。

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☝坂を上りきった所で役割交替。
ガイド役の良かった点や、気になった点を利用者役が指摘して、技術を高めていきます。

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☝交代したらいきなりの急な下り坂!&車止め🚙です💦

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☝こういう時でも焦らずに、習ったことをどう組み合わせていくか。
戸惑いや焦りを口や態度に出さない。
それもガイドに求められる資質です。

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☝住宅街を抜けて取手駅前に向かいます。

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☝取手駅東口ロータリーに到着。これから買い物時の情報提供の演習を行うため、駅西口にある西友取手駅前店様へ。

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☝地下道には絵や書道が飾られていました。
そういう状況をお伝えするのが、ガイドによる情報提供。
言わなければ視覚障がい者にその状況は入ってこないのです。

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☝今回も西友取手駅前店様のご協力で、「買い物時の情報提供」の演習を実施しました。

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☝沢山の商品の中から、ご利用者様が欲しい物を探すのは大変!
しかし、この「情報提供」こそ同行援護従業者の大切なお仕事。
「ガイドさん(同行援護従業者)がいるから、買い物の時に選ぶことが出来る」と言われることより嬉しいことはありません。

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☝コロナ禍ならではの手指消毒も、視覚障がい者お一人だと消毒液の場所が判り難いです。

その場所を見つけて、消毒を促すのもお仕事の一つ。

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☝買い物時の情報提供の演習を終えて、会場へ戻ります。
何だか楽しそうな表情をしていますね♩


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☝歩車道の境の小さな段差も、ちゃんと足元を見ていますね!

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☝皆「足元に対する意識」が出来てきました(^^)

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☝門扉のレールも段差&溝なのです!
きちんとお声がけして、足元を見て通れば大丈夫。

いよいよ明日は、JR常磐線を使っての取手駅~我孫子駅の電車乗降演習。
普段歩き慣れていない受講生にとって、アイマスクの装着&装着した方をガイドして取手駅まで歩くのは大変。
残り一日頑張りましょう!

みんなで船橋を盛り上げる船橋情報サイト「My funa.net(まいふなねっと)」さん。
先日15日に取材にお越し頂いたのですが、早速弊社初のグループホーム「イーハトーブ」の記事が掲載されました。

https://myfuna.net/archives/townnews/211018-1(記事リンク)
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引き続きご入居者様、そして一緒に働くスタッフ(世話人)も募集中です。
入居前には体験宿泊等も可能です。
詳しくは
メール:ihatov-gh@narashino-ajisai.com (コピーしてメールアドレス欄に貼り付けて下さい)またはお問い合わせフォームよりお問い合わせ頂くか、電話:047-409-6617までお願い致します。

コロナ禍で研修もオンラインで実施する場合が多い昨今。
しかしながら、「同行援護」という研修に関してはオンラインは絶対ムリ!(視覚障がい者の「外出時の」支援者養成ですから…)
通学・対面形式にこだわって、感染防止対策を徹底してあじさいでは講習を開催しております。

10月9日(土)より千葉市(千葉市生涯学習センター)で始まった研修の様子をご紹介。

【一般課程一日目】
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☝にこやかな澤瀨代表のご挨拶から研修開始。
コロナ禍にも関わらず、受講生17名+聴講生1名の計18名で開講しました。

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☝3~4人の小グループを作って、お互いに自己紹介。
実は同行援護従業者って、ご利用者様とのコミュニケーションが大切。
研修でもただ講義を聴くにとどまらず、「グループで一緒に考える」場面を多く取り入れることで、コミュニケーション力も磨いていきます。

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☝講師からの投げかけ(質問)も、グループで考えて発表する形式が多いです。
因みに研修内では必ず発表時には立ちあがって「名前を名乗って」発表します。
これはお互いの顔を覚えるだけにとどまらず、視覚障がい者の支援では当たり前の「名前を名乗る」(名乗らないと誰だか視覚障がい者はわからない)を身につけるためでもあります。

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☝一日目は座学中心の4科目6時間のカリキュラムでしたが、こんな感じで皆熱心!(^^)

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☝これは「声の第一印象」を体験しているシーン。
なぜなら視覚障がい者は私達の「見た目」がわからないため、第一印象を「声」で判断するからなのです。
グループ内で一人が同行援護従業者(ガイド)役で挨拶の声かけ、残りの人は視覚障がい者役で目を瞑ってお互いの声の印象を確かめ合いました。

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☝感じの良い声に拍手!👏

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☝講師と受講生もコミュニケーションをはかりながら講義が進めます。

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☝お金💴を触って、金種毎の識別方法を確認。
お札に関しては大きさや識別マークで確認される視覚障がい者も多いです。

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☝研修の後半には当事者(視覚障がい者)である西澤かづ子様をお招きして、約一時間にわたり生活のことなどをお話頂きました。

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☝本部講師と対談形式で行った講演ですが、アウトラインは点字を読みながら進める西澤様。

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☝お札の識別方法を西澤様がご紹介。
四分の一に折った時に、ほぼ綺麗な三角形になるのが千円札だそうです!

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☝講演内ではアイマスクをした受講生に紙コップにお茶を注いでもらう体験や、調味料の容器を見分ける体験をしてもらいました。
しかし、さすがに見分ける(区別する)ことは難しい…

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☝澤瀨代表が渡した数種類の調味料を即座に言い当てる西澤様。
これは容器に点字シールを貼って区別しているからなのでした。

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☝お一人暮らしですが、ご自宅では料理もされる西澤様。
包丁🔪だって何の問題もなく使えます。

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☝最後は受講生からの質疑応答で講演終了。

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☝一般課程一日目の最後は、会場近くの千葉公園に移動し、様々な体験を行いました。
各グループ代表者が西澤様と歩く体験を行いましたが、その歩くスピードの速さ👟には皆驚愕していました。

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☝白杖を使って一人で歩いてみる(ただし見守り役アリ)体験も。
ちょうどテレビドラマ「恋です!ヤンキー君と白杖ガール」が放映開始された週ですが、この体験をした後に見ると単独で歩く視覚障がい者の大変さがわかるかもしれませんね。

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☝白杖を頼りに歩きますが、慣れないと真っ直ぐ歩くのも大変!

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☝周りに仲間がいるという安心感こそありますが、なかなか足が前に出ません。
縁石を頼りにしながら歩く視覚障がい者も実際多いです。

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☝まだ実技を習う前ですが、同行援護従業者(ガイド)役の肘につかまって歩く体験も。
「脇が空いている」or「脇が締まっている」のはどちらが安心なのか等、身をもって体験することで実技に繋げていきます。

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☝会場に戻って、感想を共有して研修一日目が終了。

皆集中していたので、あっという間の初日。
素晴らしかったのは、皆開始10分前には集合していたこと!
受講生同士もコミュニケーションも取れていたようで、和気あいあいと進みました。
楽しく学べるのが一番ですよね♩
16日、17日と残り14時間ある一般課程。こんな感じで研修を楽しく進めていきたいものです。

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2024.03.19 Tuesday