インフォメーション

一般課程と同じく当地(鹿嶋市)で通算三回目となる応用課程は、鹿嶋勤労文化会館を会場に13名の受講生を集めて開講。
その様子をご紹介します。

【6月29日(土):応用課程一日目】
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☝応用課程は12時間のカリキュラムを29日(5時間)、30日(7時間)の二日連続で実施。
まずは澤瀬代表よりご挨拶を行って、研修スタート!

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☝本部講師が見つめる中、恒例のコミュニケーションタイム。
皆一般課程を一緒に受けた仲間なので、もう仲良し😊ですが、こんな時間が研修では大切♬(楽しく学ぶためには必須!)

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☝視覚障がい者の心理②のカリキュラムでは、様々な体験から当事者の気持ちを考えます。
まずは単独歩行時における防御姿勢から学びました。

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☝空間認知の体験では、教室の任意の場所から自席まで戻る体験を実施。

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☝かなり腰が引けていますね💦

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☝人を替えて再度実施。あれ!?本部講師が何か悪戯(椅子の位置を移動)しているぞ!?😨

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☝あるべき場所に物(椅子)がない!😲
視覚障がい者にとっては、ちょっとした環境の変化も「見えない・見え難い」ために、混乱する要因となるのです。

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メンタルマップ(頭の中、心の中の地図)が崩れると、やはり不安になります。
それを知ることも支援には大切。

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☝なかなかカオスな状態です💦まさに手探り状態。

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☝見守る方はハラハラドキドキ!?

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☝温かく見守る受講生と、自席を探す受講生の図。

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☝それでも何とか自席を探し当て、体験終了。
「勝手に物を動かさない(動かした場合には必ずお伝えする)こと」「情報提供の大切さ」が、身に染みて解った体験だったと思います。

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☝講義中にスマホ📱!?😨これは「見え方紹介アプリ」を用いて、ロービジョンの様々な見え方を理解している様子です。
デジタルな教材ですね。

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☝今度は謎のゴーグル💦
これは「ロービジョン体験キット」を使って、ロービジョンの様々な見え方を理解している様子です。
アナログですが、なかなか侮れない教材です。

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☝本部講師の説明を聞きながら、体験を進める受講生達。

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☝視野狭窄ゴーグルを装着して、様々な体験を行います。
まずは四つの円の中にバラバラになった言葉(フォントサイズも様々)を、つなぎ合わせて「ことわざ」を完成させる体験。
何よりも、まず四つの円があることすら判らない!

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☝紙を裏返しに渡されても、すぐには気付きません。それが「見えない・見え難い」と言うこと。
逆に言えば、晴眼者(視覚に問題がない人)は一瞬のうちに多くの情報が目から入ってきている、と言うことでもあるのです。

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☝所謂「迷路」を解く体験。視野が狭いと先が見えないため、なかなか進めません。
「見え難い」ことでの生活における困難さを感じます。

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☝かなり紆余曲折しましたが、この後何とかゴールまでたどり着いたようです(笑)

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☝お昼休憩の一コマ。目👁が疲れたのか、満腹なのか!?💦キャスター付き椅子で器用に寝る最年少受講生(高校生!)。

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☝午後からは実技。応用課程は12時間中、実に10時間が実技!という充実したカリキュラムなのです。
※一般課程は実技が20時間中8時間(ただし、2025年4月からカリキュラムが変わります)。
pdf 同行援護従業者養成研修カリキュラムの改正について.pdf (2.65MB)
まずはウォーミングアップで「挨拶から基本姿勢」という流れ。

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☝講師が見守る中、手の取り方や目線、基本姿勢のポイント等を思い出します。

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☝「様になる」とは、まさにこういうこと!👍

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☝椅子への誘導も「位置取り」や「手の取り方」等、ポイントが沢山。

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☝翌日の「交通機関乗降演習」(あじさいの場合は電車の乗降演習)をひかえ、様々な場面想定を行います。
これは白杖を「手摺り」に見立てて、触れてもらうことでぶつけずに座って頂く場面。

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☝これはエスカレーター演習を想定して、手摺りへの手の誘導シミュレーション。
近くのショッピングセンター様で、この後実際のエスカレーターを使って演習を行うため、まずは基本の動きを学びます。

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☝先週とは打って変わっての晴天の中、演習に出発!
目指すは会場にほど近い「ショッピングセンターチェリオ」です。

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☝今回は受講生が奇数なので、講師陣も視覚障がい者役で随時参加。

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☝出発前に練習したエスカレーター演習も実施。
※講師2名とも指導していたため、写真がほとんど撮れなかったのが残念💦

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☝その後は1階にある「イオン鹿嶋店」に移動し、買い物時の情報提供の演習。
ご利用者様の欲しい物を探すのみならず、数ある中から種類や値段、時にはお買い得品や季節限定商品等も説明して、「選択肢を与える(増やす)」ことで「良い買い物が出来た!」に繋げるのがガイドのお仕事なのです。

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☝無事に演習を終えて、「イオン鹿嶋店」を後にして会場へ戻ります。
当たり前ですが、往復は必ずガイド役の練習。
ご利用者様も経験することで、こうされると安心(怖い)も知ることが出来ます。

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☝狭い所も「狭路通過」の技術等を駆使してクリア!
これまでに学んだことを、焦ることなく臨機応変に使えるかどうか。それもガイドの腕の見せ所💪です。
これにて一日目のカリキュラム終了。
お疲れ様でした!

【6月30日(日):応用課程二日目】
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☝二日連続の研修は、朝から外歩き演習へ。
とても真剣に取り組んでいる受講生に、スペシャルコース(笑)をご用意しているのです😀

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☝何も知らない受講生達は、薄曇りの中⛅会場を出発。
格好良く(自然な感じで)歩けるようになってきましたね!👍

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☝まだまだ余裕⁉

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☝役割交替ポイントに到着。足元が舗装路から砂利道に変わっています。
こんな時は情報提供が必須。そして歩くスピードもちょっと緩めることで、「言葉」と「身体」の両方の情報提供を行います。

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☝役割交替してさらに先へと進みます。国道124号線から側道へ。

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☝一本脇道へ入るだけで、こんな自然豊かな風景に。坂道を下っていきます。

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☝まだまだ下る!

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☝下りで車🚙もほとんど通らない道なので余裕ですね!
しかし、下るということは・・・(意味深)

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☝役割交替ポイントに到着。遊歩道の入り口です。
(実はこれからがスペシャルコース)

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☝水路の横の遊歩道は、舗装もされているし、車🚙も入れないので、ガイドとしてもご利用者様も安心安全な道🎵

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☝会話もしながら、どんどん進みます。
ガイドとご利用者様の「会話が弾む」ということは、お互い安心して歩けているということ。
ガイド時のとても大切な要素なのです。

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☝あれ?何だか道の様子が💦

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☝砂利道かつ一人幅⁉😨

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☝そして、その先には長~い土留めの階段が!
そんな時も慌てず焦らず、まずは状況説明しなければなりません。

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☝「まむし注意」ですと⁉😨💦そう、実は二年前の下見の時から決めていたこのコースなのです(笑)
覚悟を決めて、一歩一歩、一段一段慎重に進む受講生達。

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ご利用者様の足元をしっかり意識しながら、ガイドのペースにならず進むことが大切。

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☝何とか階段を登り切って、会場へ無事帰還(生還⁉)。
研修最終日は朝からハードな時間でした。

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☝会場に戻って、休憩を挟んでから室内での実技演習。
まずは午後に実施する「交通機関の乗降演習」に向けて、「またぐ」の実技から復習。
またぐタイミング(ガイドの二歩目はご利用者様の両足がきちんとまたいでから)や、重心移動などを思い出しました。

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☝「またぐ」にプラスαで「電車(の戸袋)を触ってもらう」乗り方を学びます。
受講生を電車🚃の戸袋に見立てて😅実施しました。

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☝基本的には「またぐ」に一動作付け加えただけなので、ポイントは同じ。
ご利用者様の動きをしっかり見ること、そして何よりも「足元を見ることによる安全確保」が求められます。

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☝お次は狭い所の通過「狭路通過」の実技へ。
ただ通るだけではなく、ご利用者様を絶対にぶつけない!という意識がとくに大事です。

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☝真剣に取り組む受講生の後ろで、何やら座り込んで楽しそうな受講生が⁉😀
さらに長机を自動改札に見立てて、切符を入れる(取る)を付け加えながら実施しました。

【自動改札機通過の流れ】
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①ご利用者様を誘導する場所(位置取り)を通路の中央にする。

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☝②切符🎫を入れる(一枚ずつ!)。

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☝③ご利用者様を「絶対にぶつけない!」という意識をもって進む。


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☝④(乗車駅では)切符🎫を二枚取る!(一枚ずつ出てきます)
※下車駅では切符🎫は回収されますので出てきません💧

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☝⑤最後まで「ぶつけない!」を徹底する!そのための目線👁を維持する。

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☝⑥ご利用者様が完全に自動改札機を抜けた所で止まり、基本姿勢に戻る。
以上が自動改札機通過の流れです🎵

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☝身長の高い方は「電車の吊り革」にも頭が振れる可能性があります。

それを避ける練習も行いました。因みに白杖を吊り革に見立てております💦

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☝因みに情報提供しないとこうなります!😅(二年前の下見の時に撮影)

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☝どちらの手で吊り革を避けるのか、若干混乱気味だった受講生達でしたが、繰り返すことで慣れてきました。
(因みに「右手(左手)✋を触る時は右手(左手)」&「手は下からそえる=逮捕・連行・鷲掴み厳禁!」が手の誘導の際のルールです)

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☝いよいよ「交通機関の乗降演習」へ出発!応用課程の集大成です。

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☝受講生が奇数のため、澤瀨代表と本部講師も当事者(視覚障がい者)役で都度参加。

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☝歩車道の境では足元を確認!そして笑顔で歩く😊
これまで学んだことを生かしながら歩けていますね!👍

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☝会場から10分弱で「ショッピングセンターチェリオ」脇にあるバス停へ到着。
「神宮あやめ白帆ライン」🚌に乗って、JR鹿島神宮駅方面へ向かいます。

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☝鹿島神宮駅近くの「大町」バス停で下車。ここから駅までは外歩き演習。
あまり知らない場所・状況でも、落ち着いて歩けるかどうか。
「緊張感を持ちながらも、ご利用者様にそれを悟られない」ことも、実はとても大事です。

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☝ご当地サッカーチーム⚽「鹿嶋アントラーズ」のロゴが彫られたサッカーボール像。
視覚障がい者は説明されないと、それがあることもわかりません。
触ってもらったり、説明書きがあれば、それを読んだり。
それこそガイドのとても大事なお仕事「情報提供」なのです。

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☝グレーチング通過時もしっかり足元を見ていますね!👏

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☝バス停から駅までは長~い下り坂。

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☝厄介な段差。一段ずつ下りていきます。
しかし、よく周りを見てみると・・・

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☝右側には段差のない道が💦道路の反対側も歩き易い歩道がありました。
必ずしも真っ直ぐ進むだけが良いというのではありません。
歩き易い、安全な道を探して進む。それもガイドのテクニック。

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☝鹿島神宮駅では券売機での切符の買い方を学んだ後、改札からホームへ移動。往路の演習が開始。
(残念ながら自動改札がないため、窓口で切符🎫にスタンプを押してもらいました😅)

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☝緊張の電車乗車!💦ホームと電車間の隙間もありますが、電車の方がホームより10㎝くらい高い!😨
それも「情報提供」することで、ご利用者様が安心安全に乗れます。

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☝電車🚃の中ではほっと一息。それでも車窓の風景や、車内の広告等、必要に応じて情報提供は行います。
※ただし、ご利用者様が話しているのを遮ってまでするお話ではアリマセン。


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☝一部トラブルもありましたが💦何とか自動改札機を通過。
上手くいっても、失敗しても、現場に出た時に「この経験」を糧にすれば良いのです。

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☝佐原駅前で反省会。一息ついてから役割交替して復路の演習へ。

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☝階段を上って佐原駅構内へ。この程度の階段なら「5段上ります」と言い切ることも大切。
(ただし、言い切った場合には段数間違い絶対不可)

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☝まずは自動券売機で切符🎫を二枚購入します。
障がい者用Suica障がい者用PASMO)を使われる方も増えてはきましたが、まだまだ切符を買われる方も多いので、券売機操作はガイドの必須項目です。

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☝午前中の練習を思い出して、自動改札機を通過。鹿島線のホームに移動します。

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先程乗って来た電車🚃が降り返しで止まっているため、それを使わせて頂いて乗り降りの練習を何度も繰り返します(JR東日本千葉支社様に許可を頂いて実施)。
乗る時も降りる時も、ガイドの足が少しホーム(電車)からはみ出るくらい前に行くと、ご利用者様のまたぐ距離はその分だけ短くなります。

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☝発車時間間際まで何度も繰り返し練習しました。

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☝緊張の中、終点の鹿島神宮駅で電車を降りて「交通機関の乗降演習」が無事終了!

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☝鹿島神宮駅に戻ってからは、電車乗降演習の反省会。
上手く出来た人もいれば、自分なりの「課題」が見つかった人も。
それに気付くのが演習なのだから、現場に出てから生かせばよいのです!

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☝反省会後は帰りのバス🚌まで時間があったので、鹿島神宮駅横で階段演習を実施。

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一段先をガイドが進む、わきをしめる、しっかりご利用者様の足元を見る、ご利用者様のリズムに合わせる等、階段の大事なポイントを思い出しました。

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☝あとはバス🚌に乗って、会場に戻るだけ🎵
ちょっとリラックスの図。

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「ショッピングセンターチェリオ」脇にあるバス停へ到着。
ここから会場までは最後の外歩き演習です。

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☝基本姿勢もバッチリ!

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☝何度も外歩き演習を経験したことで、堂々と歩けるようになってきました。

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☝信号機🚥のない横断歩道だって大丈夫!

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☝この信号🚥を渡れば、すぐに会場の敷地内。
皆本当に頑張りました!

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☝本部講師から最後(死にませんが💦)の言葉?エール!を受講生へ。

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☝そして嬉しい修了式へ。自然と顔がほころびます😊

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☝澤瀨代表から修了証を授与。今回参加した13名は、全員が一般課程から引き続き受講した方なので、実に5日間32時間(一般20時間、応用12時間)の研修時間でしたので、喜びもひとしおですね🎵

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☝澤瀨代表とポーズ!これで同行援護マスター(因みに一般課程を終わると「プロ」と呼んでいます!😀)です。

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☝修了式を終えて会場を後にする澤瀨代表。ちょっとお疲れ気味⁉
しかし、すぐには習志野には帰りません!

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☝受講生のお誘いでばんどう太郎神栖店で「お疲れ様会」を実施!
嬉しい&楽しい時間は、気付いたら三時間続いたのでした。
皆疲れているのに関わらず、お誘い頂いて本当にありがとう!😊

一般課程から一緒に学んだ仲間ということで、チームワークがとても良く、これまでの弊社の研修の中でも一、二を争うくらいに雰囲気の良い研修でした!👍
アンケートの評価も高く、そしてこれからも当地での研修を続けなければ!と、あらためて感じました。

現在、2025年2月開講に向けて準備中です💪
既に関係先(演習協力先)には協力の快諾を頂いて、あとは県への申請をするだけ。
詳細発表まで今しばらくお待ち下さい。

2017年度から同行援護従業者養成研修を開講しているあじさい。
最近は研修を受講された方が所属する事業所や、さらには口コミで「事業所内研修」(フォローアップ研修)を担当することも増えてきました。
※過去の実績はコチラ
今回は千葉県佐倉市の「佐倉市社会福祉協議会」様のご依頼で、8名の受講生を対象に行ってきました。
約一か月前に下見と打ち合わせを行いましたが、とても良い天気と暑さ💦の中での実施。その様子をご紹介します。

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朝、会場(佐倉市西部地域福祉センター)入りする澤瀬代表。
本日は最高気温35℃!の暑さです。

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☝開始前にサービス提供責任者の荒井様よりご挨拶。

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☝その後、澤瀬代表と本部講師よりご挨拶。いよいよ研修スタートです!

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☝今回の大きなテーマは「基本の振り返り」です。
今まで何度もご利用者様と現場に出ているガイド(同行援護従業者)である受講者の皆様。
その中で「自己流になっていないか」を振り返る場でもあります。
まずは第一印象の大切さ=明るい挨拶から行いました。

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☝ポイントを話しながら研修を進める本部講師。
決して知識や技術が0(ゼロ)というわけではなく、既に現場経験者なので、出来ていない&自己流になっている部分を見極めながら説明していきます。

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☝お次は歩く時の「基本姿勢」へ。
時には手取り足取りしながら、講師二名(澤瀬、本部)も大忙し!💦

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☝繰り返すことで、見た目も自然な感じの基本姿勢がとれるようになってきました👍
①相手(ご利用者様)の半歩から一歩前に立つ②前から見た時に、ガイドの掴まれている腕の肩とご利用者様がガイドを掴む腕の方が重なる③身体の向きを一致させる④わきを締めるようにする
これら「基本姿勢の4つのポイント」を再確認しました。

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☝お次は「進む・止まる」の練習へ。
決まった(狙った)位置で「言葉と身体の情報提供」を一致させて止まるのは、ガイドの基本中の基本ですが、これがなかなかムズカシイ。

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☝基本姿勢時にガイドが腕を曲げると、ご利用者様は持ち難いです。体験することによって理解します。
見た目も変💦なので、「掴まれている腕は真っ直ぐ(体側につけて)伸ばす」のが基本。

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☝「曲がる」の練習も。ガイドが内側にいる時はやや小さく曲がる。外側にいる時はやや大きく曲がる。
ご利用者様の掴んでいる腕が伸びたり縮んだりしないことが求められます。

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☝階段の上り下りも実施。ご利用者様の足元を見る、一段先を行く、わきを締める!が重大ポイント。
あとはご利用者様のリズム(スピード)にガイドが合わせて上る(下る)のみ。

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☝ともすると、ご利用者様の方に身体が向きがちですが、そうなると歩き難いです。
これもからだの向きを一致させることが大切。

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☝階段の演習が終わったら、いよいよ外歩き演習へ。
まずは「アイマスクの外し方」(晴天時には外した時に太陽の光が入らないよう、目を閉じて下を向いて外す)を学びます。

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☝会場前の上り階段を上って道路へ。早速演習したことを活かす「実践の場」です。

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☝別アングルから。ご利用者様の足元を見る、一段先を行く、わきを締める!のポイントが凝縮された一枚ですね!😊

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☝快晴の会場外を歩いて住宅街へ。後ろから見ても基本姿勢のポイントが出来ていますね!👍

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さすがは現任者の皆様。ポイントを振り返ったら、すぐに実践出来ています👏

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☝程なく下り坂に。この先を曲がると・・・

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☝グレーチング(排水溝の網目状の蓋)の先は、下が草地の公園。
とくにグレーチングは足を滑らせたり、白杖の先が引っかかったり、隙間に入ったりするので、情報提供は必須!
足元の状況が変わる時は「言葉の情報提供」と「身体の情報提供~ゆっくり進む等~」の両方の情報提供を駆使します。

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☝さらにその先には、幅の狭い不規則な階段が!💦

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☝事前に「言葉での情報提供」をして、あとは演習で行ったポイントをしっかり押さえて進めば大丈夫!

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☝階段を上って、頂上まで来て役割交替。あらためて上った階段を振り返って、お互い反省点を話し合います。
ご利用者様役になった時にガイドに感じたことをフィードバックするのは、今後の自分のガイド時にも間違いなく活かせます。

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☝役割交替して会場に戻ります。
こんな場面では、「階段を二段上って公園を出ます。出たらすぐにグレーチングを越えます」といった情報提供を前もってしておくと良いですね。

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☝しっかり足元を見ながら上って、道路に出ます。

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☝階段はガイドが「外側の足」を一段目にかけておくことが、準備として大切。
これによって一段先を進みやすくなります。

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☝暑い中、短い時間ではありましたが、外歩き演習が終了。今度は下り階段を降りて会場内へ。

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止まる位置(ガイドの靴先が階段に触れる)や一段先を進むがきちんと出来ている一枚👍

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☝研修の最後は空間認知の体験。まずは単独歩行時における防御姿勢から学びました。

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☝まずはアイマスクをせず、教室の構造を覚えます。
その後に室内の任意の場所へパートナーが誘導して、防御姿勢をとって自席まで戻ってもらう体験。

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☝色々なものに触れながら、自席へと戻ります。
しかし、物を動かされると大混乱!視覚障がい者の置いた物を勝手に動かさない、状況が少しでも変わるとメンタルマップ(頭の中の地図)が崩れるということを、あらためて学びました。

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☝アンケートを記入して研修終了。ちょっと皆様お疲れ気味!?💦

あっという間の三時間。やはり「基本の大切さ」を再認識できたかと思います。
「慣れが強くなり、基本動作など忘れていました」「すっかり基本を忘れてしまっていることに気付かされました」「同行援護講習できちんと身につけていたはずの基本技術をかなり忘れており、勘違いしていた」「援助中に不安になっていた点を再度学べて良かった」等の感想を頂けたので、伝えたいことは伝わったかなと😊

兎にも角にも、暑い中🌞皆様熱心に学んで頂きました。感謝です。
今日の学びを現場に出て活かしてくれたら嬉しいな🎵


今年度から足利会長、石谷副会長になって役員が若返った!?習志野市視覚障害者福祉協会。
両名を中心に、様々なアイディアを皆で出し合い、今までになかった企画を行っています。

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YouTubeで「声のお料理日記」というチャンネルを作っている石谷副会長。
アップした動画は既に47件!🍳
そんな石谷先生(元教師)をお迎えしての新企画「触れ合い料理教室(仮称)」を実施しました。
今回チャレンジするのは、「電子レンジで作るふわふわパンケーキ」です。

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☝準備された材料等のアップ。

【レシピ:
「電子レンジで作るふわふわパンケーキ」
★材料(16㎝円形耐熱容器1枚分)
・卵🥚:二個
ホットケーキミックス:30g
砂糖:大匙🥄2杯
・牛乳🥛:大匙🥄1と2分の1:22g

作り方
1.卵🥚を卵黄と卵白にわけ、卵白は冷蔵庫で冷やしておく。
2.
卵黄を泡立て器で滑らかになるまで混ぜ、牛乳🥛を加えさらによく混ぜる。ホットケーキミックスを加え、さらに滑らかになるまでよく混ぜる。
3.メレンゲを作る。卵白を最初はゆっくりとハンドミキサーで混ぜ、砂糖をいれて徐々に高速で泡立て、角がしっかりと立つまで固く泡立てる。
4.メレンゲの3分の1くらいを卵黄ミックスにいれ、泡立て器でしっかり混ぜる。
5.ゴムベラに持ち替え、残りのメレンゲを全部卵黄ミックスに入れ、そこから持ち上げてゴムベラで真ん中に切るように持っていく。決してふるふる混ぜない。白い泡が消えるくらいに切り混ぜたら終了。
6.
耐熱容器に入れて平らにする。
7.
ふわっとラップをして、電子レンジへ。600wで1分40秒加熱する(目安:固め柔らかめお好みで、10秒単位で調節)。
8.
加熱後はすぐに取り出し、別のお皿に盛り付ける。放置すると底の方で加熱が進むため。お好みの果物、生クリーム、シロップなどをかけてお召し上がり下さい。

そんな調理の工程をご紹介します🎵
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☝成毛ガイドが見守る中、慎重に計量スプーンやボイスクッキングスケールを使って計量する石谷副会長。

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☝参加者の渡井さんに卵🥚を渡す本部ガイド。
ガイドはあまり手を出さず、サポートに徹するのが基本です!

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☝参加者の丸茂さん(左)が心配そうに!?見守る中、渡井さんが卵🥚を割ります。
上手く割れるかな!?

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☝どうやら成功!👍その後はエッグセパレーターを使って、黄身と白身を分離します。

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☝卵🥚の殻は本部ガイドが素早く回収!(笑)
まさに痒い所に手が届く!?😀

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☝メレンゲ用の白身をボウルに入れます。この後は冷蔵庫でしばらく冷やします。

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☝お次は卵🥚を混ぜます♬うん、料理している感じですね♪

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☝足利会長と椎名ガイドは白い粉を手に怪しい相談!?😨

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☝それを尻目に計量に勤しむ字引さんと井上ガイド。

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☝卵🥚を混ぜる二人。楽しくなってきて笑顔!😊

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☝真剣に計量している井上ガイド。

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☝全参加者が揃ったところで、再度手順の説明をする石谷副会長。
解り易い&テキパキとした説明で、流石は元教師!👏

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☝自分に出来ることを分担して行います。それが皆で一緒に作るということ。
きっと達成感も共有できますね。

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☝女性陣奮闘の図。あれ?誰か覗いているだけで、手が空いている人がいる気が!?

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☝ハンドミキサーを持って奮闘する足利会長。

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☝牛乳🥛を計量する最年長参加者の相川さん。それを(生)温かく見守る徳永ガイド(笑)

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☝足利会長が混ぜる工程もラストスパート!

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☝いよいよ皆で協力して作った生地を耐熱皿へ。あとは電子レンジで焼くだけ!

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☝わずか2分弱で出来上がり!ですが、ワクワクドキドキ💓して待ちます。

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☝焼き上がりました!最初の1枚目はちょっと柔らかかったので再加熱。

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☝切り分ける成毛ガイドと見守る石谷副会長。
この工程を数回繰り返して、人数分のケーキを焼き上げました。

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☝時には工程を間違えて失敗もありました💦それも含めて経験あるのみ!

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☝カメラ目線📸の椎名ガイド(リクエストしたらやってくれました😀)。

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☝完成!あとは食べるだけ🤤

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☝発案者である石谷副会長のご挨拶後、お待ちかねの試食タイムへ。

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☝さて、お味の方は!?

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☝この石谷副会長の表情を見ると、バッチリ美味しかったみたいですね!👍🙌😊

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☝女性陣もパンケーキ堪能中🎵

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☝口の周りを白くしながら試食する足利会長と相川さん(笑)
それだけ美味しかった!ということなのでしょう。

お味もベリーグッド!👍で、美味しかった!楽しかった!の感想ばかりだった今回の料理教室。
企画は大成功!🙌と言えるでしょう。
果たして次回は何を作るのか!?🤤乞うご期待!

【オマケ】
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☝働かず反省する徳永ガイドの図。
※一応、写真にはあまり写っていませんが、ちゃんと働いていたはずです😀

茨城県では取手市で2019年度から同行援護従業者養成研修を開始したあじさい。※今年もあります!⇒10月開講
さらに2022年度からは鹿嶋市でも研修を行っています。

今回は6月9日、16日、23日の三日間20時間、茨城県(鹿嶋市、神栖市、鉾田市、稲敷市)と千葉県(銚子市、神栖市)の受講生を14名(当地での過去最高!🙌)を集めて実施しました。
とても雰囲気の良い😊研修の様子をご紹介します。

【6月9日(日):一般課程一日目】
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☝研修の最初は澤瀨代表からのご挨拶。まだまだ皆緊張しています。

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☝身振り手振りで講義する本部講師。しかし、あじさいの講習は、講師からの一方的な講義にはしないのが大きな特徴。

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☝講義に疲れて身体を伸ばしている様子、ではなくて💦晴眼者(せいがんしゃ:視覚に障がいのない人)の視野がどれくらいあるかを確かめている様子です。

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☝これは視野5度くらいの見え方を確かめている様子です。様々な体験を通して、視覚障がいとは何かを理解します。

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☝視覚障がい者式ジャンケン!✋✊の様子。声を出してジャンケンすることで勝ち負けが判りますが、これはあいこですね😀

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☝グループワークを行いながらコミュニケーションをはかり、緊張がほぐれてきた受講生達の顔に笑顔が!😊
視覚障がい者は私達の第一印象を声で判断するため、一人がガイド(同行援護従業者)役で挨拶する声を他のメンバーが目を閉じて聞いている様子。
感じが良かったら拍手👏⇒何より大切なのは「笑顔・笑声」でのご挨拶なのです🎵
こんな感じで午前中の講義が終了。

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☝午後には千葉市から弊社で同行援護サービスを利用する西澤かづ子様が、「視覚障がい者の心理①」の特別講義として、生活の様子などを約一時間お話して下さいました。
お手元に置いたアウトライン(ご自身が点字で書かれた)を読みながら進めていきます。

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☝ラケットとボールを持ちながら、趣味のサウンドテーブルテニス(STT🏓)のお話をする様子。

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☝西澤様が毛糸で編んだ洋服を見て驚く受講生。
視覚に障がいがあると「出来ないことが多い」と思いがちですが、実はそうではないのです。晴眼者同様で人によりけり。
因みに西澤様は料理🍳も大好き!(※お酒🍺のおつまみ系が得意らしいです)

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☝講演の中では紙幣の識別も体験。識別マークを触って確かめています。
今までの生活の中で「見ているようで見ていなかった」ことが、実は沢山あるのだということを学びます。

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☝大きさ(横幅)も紙幣💴は微妙に違います。千円と一万円は何とジャスト1㎝違うのです。

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☝西澤様がご自宅で使っている複数の調味料は、箱のサイズが全く同じ。
じゃあ使う時にはどうしてわかるのでしょうか⁉
受講生代表に三種類の中から、当ててもらう体験を行いました。
あれ?何かあるぞ?でもワカラナイ😞

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☝実は箱の上に点字シールを貼ることで区別していたのでした。本部講師から種明かし。

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☝最後は会場エントランスでの歩行体験を実施。まずは西澤様から白杖の使い方を学びます。

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☝仲間に見守られながら白杖歩行体験。一人で歩く方もいる視覚障がい者の気持ちを理解します。

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☝仲間(見守る人)がいれば安心。きっと今後の生活で、単独歩行している視覚障がい者に気付くことが多くなるはずです。
もし困っていたら迷わず声をかけて欲しい。
そう願っています。

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☝西澤様と一緒に歩く体験も実施。何と14名全員と歩いて下さいました。感謝!

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☝受講生同士もガイド役と利用者役の体験を実施。実技を習う前ですが、だからこそ感じることが沢山あるはず。

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☝最後は皆で記念撮影!📸(上は本部講師、下は西澤様のガイド丸山さんが入ったバージョンです)
これで初日の4科目6時間の講義が終了。お疲れ様でした!

【6月16
日(日):一般課程二日目】
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☝会場入りする澤瀨代表。
気付いたらネーミングライツで看板が変わっていました💦

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☝いつもにこやかな😊澤瀨代表のご挨拶から二日目(4科目7時間)がスタート!

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☝先週とは違った座席でグループを作りました。
お互いの自己紹介等、まずはコミュニケーションタイムから。
こんな時間を通して仲良くなっていくと、研修も楽しく進むのです🎵

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☝「情報支援と情報提供」の講義では、「身体による情報提供」を体験。
手の誘導方法を考えます。
こうして講師がすぐ答えを教えるのではなく、受講生自らが考えることで知識を定着させていくのです。

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相手の手をガイドの空いた方(つかまれていない方)の手で誘導しようとすると、身体が曲がるので、利用者も意図せず動いてしまいがちです。

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☝正解は「同じ側の手=右手は右手、左手は左手で誘導する」なのですが、上から鷲掴みはNG🙅
しかし、ダメなことを「あえてやる」ことも理解を深めるには必要。


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☝その後はグループワークをしながら講義が進みます。

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「ポスターをポスターにするのはガイドの仕事」と言われますが、実際に講師が体験したことのあるポスターを使って演習を行いました。
見えない・見え難い人に「言葉で説明する=頭に絵を描いてもらう」ことの大切さと難しさを感じます。

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☝役割交代して、違うポスターの説明演習。
言うなればガイド(同行援護従業者)のお仕事とは、言葉の情報提供を的確に、タイミングよく行うことでもあるのです。

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☝次の時間は「代筆・代読の基礎知識」。
まずは視覚障がい者の自筆が必要な時に使う「サインガイド」で、名前を書いてみる体験を行いました。

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☝代筆の演習風景。宅配便の伝票を書くというシチュエーションですが、伝票が数種類ある⁉さて、どれを選ぶ?
※ガイドが決めるのではなく、情報提供してご利用者様に決めてもらいます。

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☝あとは間違えないように的確に、そしてある程度スピーディーに書いていくだけ。
慌てないことも大切です。
この後、役割を交替して別課題に取り組みました。

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☝代読の演習も広報誌と商品チラシという、全くタイプの違った課題を二つ行いました。

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☝掲載されている写真やイラストを説明するのも忘れてはなりません。
できる限り具体的に、そして分かり易く説明出来るようトレーニングします。

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☝頭から読んでいくのではなく、まず大枠(概要)を説明し、そこから細かい部分に入っていきます。
情報提供が上手くいって、ご利用者様が「それは良いわね!」になって、次の行動を選べた時(例:買う!/行く!等)こそ、ガイドの遣り甲斐を感じます。
参考:「視覚障害者ガイドヘルパーの日設立記念式典」(1時間6分20秒くらいに本部講師が登場して、その辺りの話をしています)

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☝笑顔(悪い顔⁉💦)で演習の解説をする本部講師。

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☝自分の名札に点字で名前を書いてみる体験も。点字器の説明を受ける受講生達。

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☝最後の一時間は実技。まずは基本姿勢の取り方から。上手く出来てドヤ顔⁉

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☝後ろから見ても様になるのは、上手にできている証拠です!👍

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☝教室のあちこちで指導を受けながら練習を続けます。
前からばかりではなく、横からや椅子から立ち上がって基本姿勢を取る方法も学びます。

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☝腕を持つ方ばかりではなく、肩に手を置く利用者もいるので、併せて学んでいきます。
足元を見て確認するのが良いですね!👍


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☝最後は「進む、止まる」の練習へ。まずは一人で練習した後、ペアを組んで基本姿勢を保ちながら歩きます。

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☝何度も繰り返し練習して、最後は狙った位置でピッタリ止まることが出来ました!🙌
これにて二日目の講義が終了。お疲れ様でした!

【6月23日(日):一般課程三日目】
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☝この日は朝からかなりの雨模様☔
しかし、外に出て演習もあります。天候に関わらず安全・安心にご利用者様と歩くのがガイド(同行援護従業者)の真骨頂。
受講生に檄を飛ばす⁉(応援する)澤瀨代表の挨拶から、最終日がスタート!

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☝まずは先週の復習から開始。挨拶から基本姿勢の流れを思い出します。

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☝肩や腕の基本姿勢もスマートに出来るようになってきました!👍

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☝「進む・止まる」も復習。これがきちんと出来ることで、現場でも的確な場所で止まることが出来ます。

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☝つかまれている腕はぶらぶらさせず、わきを締めるように歩くのが大切。

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☝お次は「曲がる」へ。本部講師の合図でスタート!

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☝ガイドが外側に位置する場合、曲がる時にやや大きく曲がります。
この時もご利用者様の足元を見るのが基本。

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☝これは「やってはいけないこと=わざとわきを緩めたり、ぶらぶらさせたりして曲がるor歩く」様子です。
あえて怖い思いを植え付けることにより、現場で絶対ご利用者様に対してやらないぞ!という意識付けをします。

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☝ガイドが内側に位置する場合、小さく曲がるのがコツ。
受講生を見守る鬼教官👹本部講師の図。

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☝お次は「狭路通過」です。まずは基本姿勢(二人幅)から狭路通過の体勢(一人幅)になる練習から開始。

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☝その後は机を狭路に見立てて、その間を通る練習を実施しました。
ぶつけずに通るためには、位置取り、目線👁等重要なポイントがいっぱい!

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☝いよいよ午前中の実技メインイベント「階段の上り下り」へ。
まずは本部講師がお手本を見せます。

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☝蒸し暑い中、何度も頑張って練習する受講生達。
何よりご利用者様の足元を意識して行います。

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☝常にご利用者様の一段先を進むのが階段の基本。
指導したり、時にはご利用者様役になったりと、本部講師も大忙し💦

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☝いよいよお昼ごはん🥢の時間🎵ではなく、食事支援(食事時の情報提供)の演習へ。
持ってきた自分のお弁当🍱を、アイマスクをしてガイド役&利用者役を交替しながら説明します。
パッケージを開けたり、箸を割るのもまずは見守ることから!

余計な手を出し過ぎず「手を貸すのではなく、目を貸すお仕事」という認識を常に持っていることもガイドの必須条件です。

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☝時計の文字盤⏲にたとえた「クロックポジション」もありますが、今まさに箸で触っている所を説明したり、容器の中の場所(右上の角に~等)で説明したりと、方法は一つではありません。

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向かい合わせに座っていると、ガイドと利用者の左右、上下(手前と奥)が逆になるのも、説明が難しい要因です💦
※この後はアイマスクを外して、いつも通り食べました!

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☝午後は「溝をまたぐ」から。重心移動、ガイドのまたぐタイミングがポイント。
これは電車の乗降時等には必ず使う大切な技術。

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☝とくにガイドの二歩目=内側(利用者側)の足は、利用者が両足ともまたいだのを確認してからまたぎます。
テキストにも書かれていますが、ガイドが意識するとても重要な点「利用者の足元を見ることによる安全確保」が求められる部分です。

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☝いよいよ外歩き演習へ。その前に歩く際の注意事項を学びます。

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☝いざ出陣!小雨が降る☔初心者にとってはハードルが高いシチュエーション😞

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☝かなり広い幅の歩道を進みますが、片手に傘🌂を持つとなかなか大変!

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☝横断歩道では車🚙が来ないかどうかのみならず、歩車道の段差も意識するポイントです。
タイミングよく声をかけると、段差で止まらず通過できます。

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☝こんな車止めのポールも!声をかけ、ぶつけないように避けて歩きます。

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ショッピングセンターチェリオ様のご協力で、エスカレーター演習を実施。
これも「言葉と身体の情報提供の一致」=つまり声掛けと動きのタイミングがポイントです。

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☝何度か繰り返すうちに上手になってきました!😊
営業中の店舗内で演習出来たことは、受講生にとっても有意義だったことでしょう。

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ショッピングセンターチェリオ様でのエスカレーター演習を終えて、再び外歩きへ。
近くの公園へと向かいます。

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☝横断歩道や路側帯の白い部分は、濡れていると滑りやすいため、慎重に歩きます。

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足元の状況が変わる(例:舗装⇒草)時には、声掛け(情報提供)があった方が望ましいです。
気を抜くと声掛けを忘れがちですが、意外に危険⚠な場面です。

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☝反省会(振り返り)を行った後、新たなペアを組んで次の目的地へ。

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☝まだ雨☔は降り続いています。目指すは鹿嶋市役所。

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☝住宅街から横断歩道を渡り、比較的交通量の多い道路を歩いて市役所へ。
だんだん道のレベルが上がってきました。経験あるのみ!

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☝役割交代して会場へ戻ります。あと一息です!

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☝足元の悪い中、傘🌂をさしながらの外歩き演習が無事終了。
とても疲れて緊張したと思います。皆頑張った!👍

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☝机と椅子がある場合のアプローチ方法のお手本を見せる本部講師。

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☝二つ(以上)並んだ椅子の場合も、お座りいただく椅子の正面に誘導=位置取りすることが基本。

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☝もうひと頑張り!ドアの通過方法の演習の様子です。

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☝まずはドアの開く側(手前or奥orスライド)を見極めてアプローチします。
時にはご利用者様にドア枠等を触ってもらうと、ぶつかることなく、より安全に通過出来ます。

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☝開けたら閉める!ということで、ドアを閉める練習も。
ご利用者様から離れずに閉める方法を学びました。
この後、トイレの説明方法を学んで実技&研修全カリキュラムが終了!

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☝待望の修了式。これで全員が同行援護の現場に出られる資格を得ました。即ち「プロ誕生」です🙌

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☝最後は澤瀨代表とのツーショット👍
しかし、早速来週には応用課程が始まります。もっとレベルが高くなる⁉講師陣も厳しくなる⁉👹

とにもかくにも、無事に終わって一安心です。まずはお疲れ様でした!

2017年から始まったあじさいの同行援護従業者養成研修も、気付けば8年目に突入。
千葉市では年に3回のペースで(次回は11~12月)行っていますが、今回も20名
(千葉県のみならず、東京都や長野県や兵庫県の方も!)もの受講生が集まってくれました。

【7月7日(日):一般課程一日目】

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☝何と5分前には全員集合だった今回の研修(ガイド=同行援護従業者は5分前行動が当たり前なので、この時点で素晴らしい!👍)。
まずは澤瀨代表と本部講師からご挨拶。

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☝4人ずつ5グループに分けて研修開始。
まずは同じ研修で学ぶメンバー同士のコミュニケーションタイム。自己紹介を含めて歓談。

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☝謎の宗教儀式⁉😨みたいな写真ですが💦これは晴眼者(せいがんしゃ:視覚に障がいのない人)の視野がどれくらいあるかを確かめている様子です。

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☝今度は逆に視野が狭い場合を体験。
視覚障がい=視力の問題と捉えがちですが、実際には視野の問題も絡んでくる場合があります。

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☝視覚障がい者式ジャンケン=声だしジャンケン✊✋を体験。
見えない・見え難い方であっても、声を出すことで勝敗が判ります。

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視覚障がい者は私たちの第一印象を声で判断します。
そのため、笑顔&笑声😊ご挨拶できるかがカギ。
グループの一人がガイド役になり、残りの三人が目を閉じてガイド役の挨拶を聞きます。
良かったら拍手👏悪かったらブーイング👎💦
皆大丈夫みたいですね⁉

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☝次第に打ち解けて和やかな雰囲気に。こういう環境を受講生皆で創ると、研修は楽しくなり、結果として学びも深まります。

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☝お弁当🍱の写真を見て、ガイド役&利用者役を交替しながら説明する練習。
「見たものを言語化する」ことこそ、ガイド(同行援護従業者)の大切なお仕事である情報提供なのです。

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☝午後は市内にお住いで、弊社で同行援護サービスを利用されている西澤様かづ子様がご登壇。
「視覚障がい者の心理①」特別講義として約一時間、生活の様子等をお話いただきました。

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☝熱心に話を聴く受講生達。西澤様は手元にご自身で点字で書いたアウトラインを用意し、読みながら話しています。

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☝西澤様のお話の中のクイズ(成人式に行けず、代わりに行った場所は?)の答えをグループで考え、発表する受講生の様子。
クイズの答えは研修に来たらわかります🎵

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☝趣味の話へ。音楽🎤、料理🍳、編み物、お酒を飲む🍺等💦多趣味な西澤様。
中でも力を入れて取り組んでいるスポーツが「サウンドテーブルテニス(STT🏓)」です(第18回全国障害者スポーツ大会メダリスト🥇)
ラケットとボールを持ちながら、お話してくれました。
※因みに今年5月の千葉市大会女子の部で優勝されています!🏆

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☝これはスマートフォン📱の使用方法を説明されている様子。
読み上げのあまりの速さに、受講生達は驚いていました!😲

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☝お札を用意する本部講師。これは視覚障がい者の紙幣の識別方法を学ぶ場面です。
ちょうど今月3日から新札が登場💴したので、今回から新紙幣も含めて説明を行いました。
加えてお札の識別アプリ「言う吉くん」(iPhoneのみ)も実演。既に新紙幣に対応済みなのはスゴイ!

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☝目を閉じて硬貨の識別をする受講生達。大きさ、ギザギザ、穴のあるなしで金種を判別できます。

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☝初日の最後は会場近くの千葉公園に移動。白杖歩行体験、ガイド(利用者)役体験を行いました。

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どうされると安心(怖い)を体感することで、これからの学び(実技)や現場に出た時にも繋がっていきます。
相手に合わせた歩行も、ガイド(同行援護従業者)の大切な要素。わきを空けたり、ガイドのペースで歩かれたりすると怖いのです。

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☝代表者5名限定で西澤様との歩行体験も。思っていたより歩くのが早くて、これまたビックリ⁉😲

あっという間の初日(カリキュラム上4科目6時間)が終了。
終了時には思いもよらず、受講生達から拍手👏があったのが印象的。
良い学びの空間が出来たので、来週からも楽しみです🎵

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