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~体験することの大切さ~「習志野市愛朗会」様の研修を担当しました
ゴールデンウイーク明けの5月7日(水)、弊社と同じ習志野市内で活動されている「習志野市愛朗会」様の研修を、澤瀨代表と本部講師が担当致しました。
「習志野市愛朗会」様は、視覚に障がいのある方など(文字による情報を利用することが困難な人)のために、活字で書かれている書籍や雑誌、広報誌などの内容を“音声にして伝える”音訳ボランティアを行っている団体です。
さらには習志野市の広報紙「広報習志野」や習志野市企業局広報「あじさい」などを録音し、CD化したものを「声の広報」として、リスナーの方々に届ける活動をされています。
https://narashino.keizai.biz/headline/215/(2023.2.28「習志野経済新聞」さんの紹介記事)
☝会場は習志野市総合福祉センター。
社会福祉協議会、ボランティア・市民活動センター、老人福祉センター、地域福祉センターが入る大きな施設です。「習志野市愛朗会」様の活動拠点でもあります。
☝13時~15時半までの研修時間の前半は講義。
視覚障がい者に関する基礎知識や市内・国内の現状を本部講師がパワーポイントを使いながら説明しました。
☝講義を聴く参加者は総勢26名!とても熱心でした😊
☝ただ聴くだけではなく、参加者同士で考える機会も。
☝中盤は視覚障がい者への説明演習。食事の場面における説明を学びます。
これは比較的有名?な「クロックポジション」⏲を使った方法。
☝しかし、必ずしもそれにこだわる必要はなく、ゾーン(エリア)毎に区切って説明する方法もあります。
臨機応変!且つ相手に合わせることが、何よりも大切。
☝ペアになって自分の言葉で説明を行っている様子。この「伝えよう!」という意識が大切なのです。
☝これは「影絵の狐」🦊の手の形をどのように視覚障がい者に伝えるかの演習。
「言葉」を使う団体様だからこそ、「言葉の説明」の重要性を実感したかと思います。
☝後半は実技へ。まずは「やってはいけないこと」を学びました。
「両手を引いての誘導」は、視覚障がい者が屈辱感を感じるダメなやり方の一つ。
☝「鷲掴み誘導」も宜しくありません。これを視覚障がい者役で体験することで、「なぜダメ(嫌)なのか」を体感します。
☝歩く時の「基本姿勢」の「4つのポイント」も学びました。
①身体の向きが視覚障がい者と一致
②相手の半歩~一歩前に位置
③誘導(支援)者のつかまれている腕の肩と、視覚障がい者のつかんでいる腕の肩が前から見て重なっている
④誘導(支援)者のつかまれている腕の「わき」は、(状況に応じて)しめるようにする(ぶらつかせない)
☝ポイントを学んだ後は、実際に歩いてみます。
その時にも“わざと”誘導者のペースで歩いたり、掴まれている腕を前後に振ったり、わきをあけたりすることによる怖さも体験しました。
☝その後は曲がり方も体験。
曲がる時には「右(左)に曲がる」を事前に伝えるとともに、「自分がどちら側にいるか」を意識して曲がります。
※相手の内側にいるならやや歩幅を小さく、相手の外側にいるならやや歩幅を大きく
☝ちょっとしたポイントを押さえるだけで、皆以前よりもスマート&スムーズに歩けるようになりました!🙌
☝最後は「椅子への誘導」も(写真少な目💦😢)。
あっという間の二時間半でした。
立場は違いながらも、「視覚障がい者支援」という点では同じ方向の弊社と「習志野市愛朗会」様。
これからも何らかの形で連携しながら、お互い高め合っていきたいですね!
弊社にとっても有意義な研修でした😊
※澤瀨代表の写真が一枚も撮れてない(指導に忙しくて忘れた😅)のはナイショです🤫