インフォメーション
いよいよプロ誕生!(一般課程三日目の様子)
3月6日(日)に開講した千葉市での同行援護従業者養成研修一般課程。
今回は変則日程で、21日(祝)に三日目が行われました。
実技のみ7時間のカリキュラム。
その様子をご紹介します。
☝欠席者もなく迎えた最終日。12人の受講生が澤瀨代表と本部講師の話に耳を傾けて一般課程最終日がスタート!
☝まずは一昨日(19日)の復習から開始。明るい声での挨拶=笑声😊から始めます。
「第一印象」を声で判断される視覚障がい者には、この挨拶がとても大切になるのです!
☝挨拶の後は基本姿勢の取り方へ。
お互い指摘しながら、何度も繰り返し練習しました。
☝これは「進む」「止まる」の練習。まずは一人歩きを行って、「言葉」と「身体」の情報提供を合わせることから始めていきます。
☝一人歩き後で慣れた後は、ガイド役として視覚障がい者(利用者)役と一緒に歩く練習。
「足元に対する意識」「視覚障がい者のペースに合わせる」といった、ガイド時に求められることを身に着けていきます。
☝これは「曲がる」の練習。脇をしめて、曲がる方向を伝え、ガイドが外側(内側)にいる時はやや大きめ(小さめ)に曲がるのがポイント。
☝これはわざとガイドが掴まれている方の腕を振ったり、脇を開けて歩いたり・・・の様子。
ちゃんと理由がありまして・・・
☝研修中に視覚障がい者役としてガイドに「こうされたら怖い」「こうされたら嫌だ」を体験することで、現場に出た時に思い出す=そういうことをしない!に繋げるためなのです。
☝少しづつ実戦的な実技へ。これは「狭路通過」の体勢をとっている場面。
例えば自動改札機の通過や、狭い通路等を進む時、二人幅(基本姿勢)で通れないので、一人幅(上記の姿勢)で進みます。
☝きちんとした体制や、通過時の「ぶつけない」という意識&目線を学んだ後、練習に進みます。
☝ポイントは「絶対に利用者をぶつけない」こと。
それが意識出来れば、狭所に入る時の位置取りやきちんとした体勢、目線に意識が行くはずなのです。
☝いよいよ午前中のメインイベントである階段昇降の実技へ。
まずは一人(ガイド)歩きを行って、ポイントを確かめていきます。
☝ポイント確認後は練習あるのみ!
何度も繰り返し練習することで身につけていきます。
☝上り階段だけではなく、下り階段の練習も。
ガイドは「見た目の自然さ」も大切。変に緊張しないで、利用者の足元を意識してペースを合わせて進みます。
☝いよいよ食事休憩!と思いきや、「食事時における支援(情報提供)」の演習でした💦
まずは必要以上に手を出さず、ご自身で出来ることを見守ります。
☝「どこに何が入っているのか」「食べられないもの(バラン、串、骨等)はないか」をガイドが説明し、利用者の脳内に図が描ければ良いわけです。
☝ま、まさか!利用者(役)のお弁当をつまみ食い⁉😨
いえいえ、これは「バラン」(緑色の仕切り)を取り除くサポートをしている様子です💦
☝昼食休憩後は「溝をまたぐ」の実技へ。
☝重心移動や足元に対する意識、利用者がまたいだ後でガイドが二歩目をまたぐ等、ポイントがいっぱい!
「電車乗降」の際には必ず使うので、しっかり身に着けていきます。
☝いよいよ会場外~外を歩く~演習へ。
出発の前に本部講師から外を歩く上での注意事項を聴く受講生達。
☝晴天☀の空の下、会場を後にしてJR千葉駅方面へ向かいます。
☝会場の近くは歩車道が分かれている(グリーンベルトのある)比較的歩きやすい道。
☝JR千葉駅に真っ直ぐ行かず、途中で左折。
弁天公園の入り口には、こんな車止めが!
☝こういう時も慌てず、しっかり足元を見て回避します。
☝お互いに気付きをフィードバックした後は、役割交代してJR千葉駅へ。
☝電柱、車止めのポール、前後から来る歩行者等を避けながらも、会話しながら歩くのがガイドの役目。
ガイドが緊張して黙って歩いていたら、利用者の外出は楽しいものにはなりません。
☝午前中、いっぱい練習した階段も何のその!
中(室内)で習ったことが、外(現場)でも変わらず出来て、初めて「出来た」になるのです。
☝JR千葉駅前のタクシー乗り場につながるエスカレーターを使って、エスカレーター乗降演習も実施。
☝利用者によって乗り方は様々ですが、まずはスタンダードな基本姿勢(並んだ状態)で乗る練習を行いました。
☝エスカレーター乗降演習後は、JR千葉駅の千葉公園口から会場へ。
まずは弁天公園へ向かいました。
☝下り階段もバッチリ!👍
☝足元の環境が変わる時の目線もバッチリ!👍
皆落ち着いて歩けるようになってきました。
☝弁天公園で最後の役割交代して、いよいよ会場へ。
外歩き終盤戦です。
☝やや狭い道や横断歩道もありましたが、最初に比べたら落ち着いて歩けるようになりました。
☝会場に帰着。ホッとする受講生達。お疲れさまでした!
☝まだまだ研修は終わりません。休憩後は椅子への誘導方法へ。
「背もたれ」と「座面」に触れていただくことで、椅子の向きがわかるのです。
☝固定椅子でない場合、利用者が座る時にガイドはしっかり椅子を支えます。
触れてもらう時の手の誘導も、下から出来ているのが素晴らしい!
☝テーブルがある場合、手すり(※白杖を手すりに見立てています)がある場合等、様々なパターンを練習しました。
☝ドア通過の練習風景。
危ない所には触れてもらうことも、ガイド時には大切です。
☝待望の修了式。受講生代表に修了証を渡して、無事に一般課程が終了!🙌
コロナ禍にも関わらず、多くの受講生が集まった今回の講習。
体調不良等による脱落者もおらず、無事終わったことが何よりです。
ここで学んだ方がどんどん現場に出て、同行援護のお仕事に携わることを心より願っております。