インフォメーション
少しずつ実践へ!(一般課程二日目の様子)
3月6日(日)に開講した千葉市での同行援護従業者養成研修一般課程。
今回は変則日程で、19日(土)に二日目が行われました。
座学6時間+実技1時間の合計7時間のカリキュラム。
その様子をご紹介します。
☝一日室内にいるのが勿体無いくらいの晴天!☀
能天気晴れやかな澤瀨代表も、会場前のオブジェと同じポーズ!(笑)
☝その澤瀨代表のご挨拶から二日目スタート!
☝この日も他の受講生とコミュニケーションを取りながら講義を聴きます。
「講師から一方的に」知識を伝えるのではなく、「一緒に皆で考えながら」覚えるのがあじさい流です。
☝「情報支援と情報提供」の講義内では、「身体による情報提供」も学びます。
まず最初に、何より大切な「基本姿勢」から学びました。
☝手の誘導方法①「右手(左手)を触る時は右手(左手)」。
そうしないと、身体を捻ることになり、視覚障がい者もつられて動くことになってしまうのです。
☝手の誘導方法②「手は下から添えるようにする=上から掴むのは鷲掴み!なので厳禁」。
慣れないとやってしまうのですが、お互いに体験することで「どちらが心地よいか」を学びました。
☝千葉市生涯学習センターの受付には、講義で学んだ「触知図」もありました。
今までは「見ていても気付かなかった」ものを知り、少しでも興味を持つことで、支援にも繋げていければ良いですね。
☝「代筆と代読」の講義では、サインガイドを使って自分の名前を書く体験を行いました。
☝いよいよ代筆の演習へ。まずは宅配便の伝票を書くワークを行いました。
☝お次は「公的機関の書類(住民票請求用紙)」を代筆するワーク。
☝代筆演習後は代読の演習へ。あじさいの講習では、ペアを組んで行いますが、一人目と二人目は必ず違う内容(課題)で行います。
これは広報誌の記事を代読している様子。
☝代読の最後は、商品チラシ(DOTコーヒー)の説明後、購入手続きで代筆するという、「代筆・代読の基礎知識」の集大成を行いました。
☝自分の名札に点字で名前を書いてみる体験も。講習終了後に名札は記念にお持ち帰り頂いています。
少しでも興味を持ってくれたら嬉しい♩
☝最後の一時間は実技。まずは感じの良い挨拶から始めます。
視覚障がい者にとって、私達の第一印象は声!笑顔&笑声😊でお声がけします。
☝挨拶の後は基本姿勢へ。三人一組で、人の姿を見て指摘しながら、自分も出来るように学んでいきます。
☝繰り返し練習することで、全ての基本である「基本姿勢」のみならず、手の誘導も自然に出来るようになってきました。
お互い指摘すること=受講生同士のコミュニケーションをはかることにもなるので、講習も和気あいあいと進みます。
☝実技の最後は「進む」「止まる」へ。まずは狙った位置で、確実に止まれるよう練習します。
皆講師のお手本を真剣に見ていますね!
☝お手本を見た後は、まずは一人で歩いて「言葉と身体の情報提供」の一致(「止まります」の声かけと同時に止まる)を練習しました。
☝最後は基本姿勢を保ちながら歩く練習をして講習終了。
7時間お疲れ様でした!
朝9時半から座学6時間、実技1時間と長丁場でしたが、皆最後まで真剣に取り組んでいました。
いよいよ次は最終日。実技ばかりの7時間ガンバレ!
何事もチャレンジあるのみ!料理教室の様子
ここ数年続くコロナ禍で、視覚障がい者の外出にも少なからず影響がありました。
運動系の活動は中止が続いて、音楽(コーラスやカラオケ🎤)等も声を出すので勿論中止。
多方面で影響がありましたが、視覚障がい者を対象に料理教室を開催していた「やさしい手料理キッチン」さんが、久しぶりに対面で授業を行いました!🙌
4月23日(土)に行われた教室に、あじさいのご利用者様、グループホーム「イーハトーブ」の入居者様とガイド(同行援護従業者)計7名が参加しました。
☝調理を待つ食材と道具達。今日は「あさりと菜の花のパスタとミルクプリン」を作ります。
詳しいレシピは「やさしい手料理キッチン」さんのホームページをご覧下さい。
☝講師はお二人の素敵な方💓
「やさしい手料理キッチン」主宰者の武野桂さん(右側)と門馬志帆さん(左側)です。
☝会場はJR蘇我駅近くにある「蘇我コミュニティセンター」料理実習室です。
☝まずは参加者(ガイド除く)全員の自己紹介から開始。
☝では早速調理開始!🔪ではなくて、まずは包丁の部位を触って確認します。
☝視覚障がい者にとって「触れる」ことは何より大切。
講師の先生方のご指導のもと、しっかり確認してから調理にうつります。
☝これは「ひとつまみ」「少々」などを学んでいる様子。
☝「すり切り一杯」を学んでいる様子。これも料理の基本ですね。
☝五徳の位置も触って確認します。
きちんと確認すれば、火の扱いだって問題アリマセン。
☝つまみの位置などをしっかり確認。
このように料理教室ではありますが、きちんと基本を確認してから調理に入るのが印象的でした。
☝いよいよ調理開始。いちごのヘタの部分を手を使って取り除きます。
なぜか横にいる澤瀨代表が楽しそう♬
☝調理をしている本人は真剣!です。
☝いちご🍓の硬い部分を包丁を使って切っていきます。
☝これはいちご🍓にグラニュー糖を入れている場面。
☝ラップをかけて電子レンジへ。
☝ミルク🥛にグラニュー糖を投入。
☝心配そう!?な澤瀬代表…💦
☝女性陣も奮闘中!
☝こうして出来たプリン液をプリンカップに入れます。
☝こんな感じ♪➡冷蔵庫へ入れておきます。
☝手が空いた時には洗い物をします。
☝いちごソースにレモン🍋果汁を足して完成!
☝プリンが出来た後は、二品目の「アサリと菜の花のパスタ」を作ります。調理される前の食材達。
☝まずはアサリを洗います。
☝ニンニクを切って、包丁🔪の腹を使って潰します。
☝菜の花を三等分に切ります。
☝鷹の爪をフライパンに投入。その後、オリーブオイルを加えます。
さっき練習したばかりの計量カップを使っていますね!
☝切った菜の花とパスタ。いよいよ本格的な調理開始です。
☝これから調理するパスタを触って確認します。
☝真剣に講師の説明を聞く女性陣。
☝パスタを沸騰したお湯に投入!
☝パスタを茹でている間にパスタソース作り。アサリをフライパンに入れて炒めます。
☝「シェフ」って感じですね!(笑)
☝白ワイン🍷を入れて加熱します。
☝このまま食べても美味しそう!?
☝フライパン🍳の蓋を閉めて加熱します。
☝パスタも忘れずに混ぜます。
☝茹でている合間には洗い物もします。
☝途中で匂いを嗅ぐと美味しそうな匂いが🤤
☝煮えたお湯の中に菜の花を投入。因みに固い方から茹でると効率が良いそうです。
☝湯をフライパンに入れて混ぜます。
☝茹で上がったパスタと菜の花をフライパンに入れます。
☝しばらくフライパンで混ぜて完成!パスタの硬さも確認。
☝女性陣も完成間近です。
☝視覚障がい者に便利な音声読み上げ式のキッチンタイマーも紹介して頂きました。
☝残念ながら室内は飲食不可のため、用意してきたタッパーに出来た料理を入れて持ち帰ります。
☝早い者勝ちで取り合い!ではなくて💦均等に分けてタッパーに詰めます。
☝アサリと菜の花のパスタが完成!何となく春の🌸千葉県らしい料理🍳ですね!
☝いちご🍓のプリンソースも容器に入れます。
☝冷蔵庫で固めておいたプリン🍮も、良い塩梅で固まりました。
しっかり蓋をして持ち帰ります。
☝美味しそうですね!
☝武野先生と門馬先生から次回の予定等の連絡。月に一回土曜日に実施予定です。
(澤瀨代表はちょっとお疲れ気味かな⁉)
☝最後は参加者全員で記念撮影📸あっという間の三時間でした!
しっかり料理を学べる機会が少ない中、視覚障がい者にも解り易く説明して頂けたので、参加者も満足出来たようです。
5月6月にも引き続き参加を決めた方もいます。楽しみですね!🤤
楽しく運動♩サウンドテーブルテニス(STT)サークル活動の様子
視覚障がい者のスポーツと言えば、ブラインドサッカー⚽やゴールボール🥅等が有名ですが、
習志野市視覚障害者福祉協会では「サウンドテーブルテニス🏓」(通称STT・・・動画リンク)のサークル活動が月に数回行われています。
視覚障がい当事者、同行援護従業者(視覚障がい者ガイドヘルパー)にボランティアも参加して、和気あいあいと行われている様子をご紹介します。
☝開始前にはサーブorレシーブorエンド(場所)を決めるジャンケン✊✋を「声を出して」行います。
なぜなら声を出さないと視覚障がい者にはグー、チョキ、パーのどれを出したかわからないからなのです。
☝サーバーは「行きます!」と声をかけ、レシーバーは5秒以内に「はい!」と返事をします。
それから5秒以内にサーバーはサーブを打たないといけません。
☝サーブやレシーブ時のラケットの角度(60度未満だと✖)や二度打ち(ダブルヒット)禁止等、正確には細かいルールが沢山あります。が、ここでは楽しく打ち合うことを重視して、ラリーを続けています。
☝ボランティアさん達も楽しく、時には真剣にプレイします。
☝参加者最年長のAさんとラリーをするあじさいTガイド。
☝あじさいOガイドも参加。こうやってご利用者様と一緒に楽しむのも同行援護のお仕事の魅力です😊
☝グループホームの入居者Sさんとプレイするあじさい澤瀨代表。
中央右側の参加者Aさんも、何だか楽しそう♬
☝先日地震もありましたので、不測の事態(天変地異)に備えてミニ避難訓練も実施。
「備えあれば患いなし」です!
☝最後は整理体操をして本日の活動終了。お疲れ様でした!
☝習志野市視覚障害者福祉協会では、一緒に活動を楽しんでくれる方を募集中です。
STT参加者募集.pdf (0.2MB)
どんな競技なのか体験してみたい方もOK。
お問い合わせは📞090-3434-1161 ジビキまで。
視覚障がい者対象の料理教室「やさしい手料理キッチン」のご紹介
巷には料理教室は多数ありますが、これが「視覚障がい者対象」となると…
しかし、「新しいレシピを習いたい!」🍳🥄🥢と思っている方は少なからずいます。
そんな視覚障がい者達の思いを受け止めて、活動しているのが「やさしい手料理キッチン」さん。
代表の武野さんも同行援護従業者の資格を持っているので安心です。
https://8341teryouri.com/
許可を頂いて、ホームページにリンクを貼らせて頂きました。
あじさいのご利用者様とスタッフも、来月参加する予定ですので、次回はお料理中の様子等をアップしたいと思います。
当事者とも触れ合える!千葉市での同行援護従業者養成研修スタート!(一般課程初日の様子)
先が見えないコロナ禍ではありますが、それに負けず!あじさいでは今後も「対面・通学形式」を死守し、新型コロナウイルス感染対策をも徹底しながら、同行援護従業者養成研修を定期的に開催していきます。
というわけで、3月6日(日)から千葉市で新たな研修が始まりましたので、初日の様子をご紹介します♪
☝会場の千葉市生涯学習センター入りする澤瀬代表。
☝澤瀬代表のご挨拶から一般課程がスタート!コロナ禍にも関わらず、県内各地から12名もの受講生が集まってくれました!
☝本部講師によるオリエンテーション。今回は男性6名、女性6名と受講生のバランスが取れています。
☝初日は3名ずつ4グループに分かれて、コミュニケーションをはかりました。
「初めまして!」の方とも、楽しく会話出来ることも同行援護従業者の必須要素なのです。
☝初日の大きなテーマは「視覚障がい者を取り巻く世界の現状を知る」こと。
視覚障がい者数、白杖、盲導犬、点字ブロック等、今までは気にしなかったことを掘り下げていきます。
良く「三人寄れば文殊の知恵」と言いますが、皆で考えることで理解を深めます。
☝休み時間に関係資料(視覚障がい者用製品カタログ)等を熱心に見る受講生も。
☝講義で学んだことは、覚えているうちに復習!
ということで、復習プリントにテキストを見ないで取り組みました。
☝復習プリントを解いた後は、講師の解説とともに皆で答え合わせ。
☝午後の講義後半から、視覚障がい当事者の西澤かづ子様にお越し頂き、会場近くの千葉公園で色々な体験を行いました。
☝①白杖を使って一人で歩く(見守りあり)、②人につかまって(ガイド役と)歩く、③当事者(西澤様)と歩くという三種類の体験を行います。
開始前に本部講師からの諸注意を聴く受講生達。
☝①の白杖歩行では、見守りがいても歩くのは大変!単独歩行する視覚障がい者の苦労を感じました。
☝②の体験では、人につかまって歩くことの安心感を感じました。今後の講習で技術と知識を身につけていきます!
☝③の当事者と歩く体験では、西澤様が緊張する受講生達に沢山話しかけてくれたので、多少リラックスして歩くことが出来たかな⁉(実際は受講生は必死でしたが💦)
☝颯爽と歩く西澤様のペースに合わせて歩く受講生。
ご利用者様のペースに合わせられることも、「プロ」の同行援護従業者の必須条件です。
因みに西澤様ですが、受講生12名全員と歩いて下さいました。感謝!
☝千葉公園での体験後は、カリキュラム「視覚障害者(児)の心理①」で西澤様と本部講師の対談形式での講演を行いました。
☝お金(お札)💴の識別は大きさや識別マークで区別する視覚障害者もいますが、西澤様は三角に折って確認するそうです。
それでも時には間違えることだってあるのです!(西澤様の間違いに苦笑する本部講師)
☝シーズニング(乾燥した粉末タイプの調味料)のパッケージは同じ形状。
これらの区別を視覚障がい者はどうしているのか?
☝触っただけですぐに種類を答える西澤様。見えないのになぜ判るのでしょう?
☝西澤様の解答を聴く前に受講生もアイマスクを着けて触って体験してみます。
そしてパッケージに何かの突起物を確認。
買ってきた時に、ご自身でパッケージの固い部分に点字を書く(打つ)ことで区別しているそうです。納得!
なお、直接書けないものには、「点字シール」を貼り付けることもあるとか。
因みに点字器の使い方はコチラ(動画リンクです)。
☝最後は受講生からの質疑応答。あっという間に時間も過ぎて、講演が終了。
そして、今日(3月6日)は偶然にも「記念日」だったのです!
☝講演して下さった西澤様の●×回目の誕生日だったのです!🎂
受講生&講師陣で「ハッピーバースデー!ソング♩」を歌う🎤サプライズに照れる西澤様なのでした😀
そしてプレゼント🎁で西澤様の大好きなお酒🍶を澤瀨代表からお渡しして、初日の研修が終了。
受講生同士のコミュニケーションも良く、体験を通して多くのことを感じることが出来た初日。
大きなテーマは「視覚障がい者を取り巻く世界の現状を知る」でしたが、何よりも視覚障がい当事者と実際に触れ合って、話を聴いた経験を、今後の支援に何か活かして欲しいなと思います。