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2022.01.01 (Sat)  08:00

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になり、社員一同心より御礼申し上げます。
昨年に引き続き本年も、介護・支援事業部では更なるサービスの向上に努めて参りますので、より一層のご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

視覚障がい者の外出時の支援者養成資格である「同行援護従業者養成研修」に関しましては、一年に三回ずつ千葉県茨城県で実施していく予定です。 
コロナ禍で全国的に研修実施事業者および研修の回数が減っていますが、弊社では感染対策を徹底しながら、今までと変わらず通学・対面式で頑張って参ります。

そして昨年10月には、視覚障がい者のグループホーム「イーハトーブ」をオープン致しました。
共同生活のルール内でそれぞれの理想郷を作って生活して欲しいと思っています。 ご興味のある方はイーハトーブにご連絡下さい。

皆様のご健勝とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

株式会社あじさい代表 澤瀨康子
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研修時間が12時間のうち、交通機関乗降演習を含め10時間が実技というのが応用課程。
一般課程を修了した受講生9名が参加して開講しました。

【応用課程一日目】
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☝澤瀨代表のご挨拶から、10月23日(土)と24日(日)の二日間にわたる応用課程がスタート!

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☝応用課程は12時間中、座学は2時間だけ。
「視覚障害者(児)の心理②」「視覚障害者の疾病②」を各一時間ずつ学びます。
各3名ずつ3グループに分かれ、様々な体験を通して理解を深めました。

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☝これは空間認知の体験の前に「防御姿勢」を学んでいます。

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☝仲間が見守る中、教室内を防御姿勢を取って歩く体験。

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☝これはアイマスク装着後に「わざと」椅子を動かして、自分の席がわからなくなっている姿です。
「視覚障がい者の物を、勝手に動かさない(動かす場合は必ず声をかけて、場所を伝える)」ことを学びます。

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白杖を使いながら歩く体験も。色んな物に触れて確認するのが視覚障がい者。
それを実体験しました。

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☝講義中にスマホ使用!?
いえいえ、これは「見え方紹介アプリ」を使用して、ロービジョンの方の様々な見え方(羞明、夜盲、視野狭窄、中心暗点)を学んでいます。

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☝ロービジョンの方は「ちょっと見える(全盲ではない)」という言い方をしますが、私たち(晴眼者)が考える見え方とは全く違うのだ…ということを実感。

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☝後半には「ロービジョン体験キット」を使用して、
視野狭窄、白濁、中心暗点の体験を行い、理解を深めていきます。

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☝座学の最後には、澤瀬代表が「文集あじさい」の中の「白い杖からのお願い」を朗読。
実体験を通して視覚障がい者の気持ち(心理)や疾病(見え方)等を学んだ午前中なのでした。

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☝午後からは実技開始。
三人組を作って、お互いに基本から再確認します。

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☝他の受講生の「スマートな姿」をお手本にすることも大切。

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☝椅子への誘導も再確認。
手は下から添える。右手(左手)を触る時は右手(左手)等の基本を思い出します。

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☝実技の中では難易度が高めな階段昇降も復習。
脇を締める、ガイドが一段先、しっかりと相手の足元を見る等がポイント。

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☝実技後半は買い物時の情報提供の演習へ。ペアを組んで、近くのスーパーへ移動します。

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☝車止めの間をどのように通過するか。常に「幅の見極め」が常に求められます。

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☝一般課程を経て、堂々と歩けるようになってきた受講生達。

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「アコレ弁天一丁目店」様のご協力で、買い物時の情報提供演習を実施。
どんな物が欲しいのかを聞いて、目的の品を探して、その上で値段や賞味期限等をお伝えします。
勿論、コロナ禍では「手指消毒」を視覚障がい者に促すのも、同行援護従業者の大切な役目です!

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☝買い物演習後は、近くの千葉公園へ。

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☝地図を見て目的地(千葉都市モノレールの千葉公園駅)まで歩くという演習を行いました。
初めての場所に行った時、視覚障がい者は何よりガイド(同行援護従業者)が頼りなのです。
ガイドの不安や戸惑いを気付かせないようにしなければなりません。

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☝道がわからなくなったら、立ち止まって今いる場所を把握することも大切。
むやみやたらに動き回ると、ますますわからなくなります。

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☝千葉公園駅で役割交代して、会場(千葉市生涯学習センター)へと戻ります。

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☝よく周りを見回すことも大切。駅を出たら、こんなにわかりやすい地図が!(笑)

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☝ご利用者様とお話しながらも、常に周りに気を配るのが同行援護従業者。
ちょっと落ち着いて周りを見渡せば、ヒント(矢印看板等)は沢山あるのです。

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☝かなり苦戦したチームもありますが💦何とか無事に皆会場に戻りました。
これにて初日のカリキュラムが終了!

【応用課程二日目】
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☝晴天☀の中、会場入りする澤瀨代表。受講生を激励して最終日スタートです。

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☝午後には交通機関の乗降演習もあるので、椅子への誘導を再確認。
前からだけではなく、様々なシチュエーション(横や後)もふまえて学びます。

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☝白杖を手すりに見立てて、触ってもらいながら椅子へ誘導。
これは視覚障がい者が着席時に手すりにぶつからないように、触って確認してもらうことで危険性を減らす配慮です。

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☝背の高い視覚障がい者の場合、電車の吊り革も危険因子。
いかに回避してもらうかもガイドの腕の見せ所。

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☝人と人の間しか椅子が空いていない場合の誘導方法も学びました。

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☝さらに「溝をまたぐ」の復習。
ホームと電車の間の隙間をまたぐ時に、忘れてはならない大切な項目です。
足元への意識や重心移動のタイミングが大切。

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☝電車の戸袋(扉の収納部分)に触ってもらう方法や、白杖を使う視覚障がい者への対応方法も学びます。

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☝午前中の実技最後の項目は「狭路通過」。まずは一般課程で学んだことを思い出しながら練習。

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☝狭路通過では、当たり前ですが「絶対にご利用者様をぶつけない!」という意識が大事。
よって本部講師の指導にも熱が入ります。

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☝このように、他の受講生のやっている姿を見て、ポイントを頭に入れていきます。
そして実践すれば、段々上手になるはず。

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☝目線や身体の向き、そして狭路に入る際の「位置取り」等、ポイントが沢山あるのが狭路通過。

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☝最後は自動改札を通過する際、切符を入れる&取るのシミュレーション。
これらの午前中に学んだことをふまえて、午後は実際の駅や電車を使っての「交通機関乗降演習」が待っています。

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☝昼食休憩後は、「交通機関乗降演習」のため、JR千葉駅へ向かいます。

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☝JR千葉駅の「千葉公園口」の階段を上がって、千葉駅に到着。
外を歩くと上り下りを問わず、階段は本当に沢山あります。
ご利用者様のペースに合わせることが大事。

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☝いよいよJR千葉駅~蘇我駅間の電車乗降演習がスタート。
まずは自動券売機へ。目的地を路線図から探し、間違えずに切符を購入します(※実際の現場では「障害者割引」が適用される場合も多いです)。

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☝午前中の反復練習をふまえ、自動改札を通過。

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☝無事に自動改札を通過した後は下り階段!
受講生達にとっては試練続きですが、現場に出れば日常茶飯事です。

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☝いよいよ電車到着。緊張…
しかしながら、いかに緊張(動揺)をご利用者様に見せない(悟られない)かも、同行援護従業者の大切な資質です。

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☝蘇我駅に到着!電車を降りる時も、ご利用者様の足元への意識は必要ですが、乗ってくる人やホームとの高さの違いなど、気にすべき項目は沢山あります。

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☝蘇我駅で降車後は、ホームを通って改札口へ移動。

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☝改札口を出て前半組の演習が終了!午前中学んだことを落ち着いて出来たのか、失敗したのか。
いずれにせよ、これから現場に出た時に、これを生かせれば良いのです。
それが「演習」なのだから。

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☝蘇我駅改札外で、前半組の反省会を実施。本部講師の話を真剣に聴く受講生達。

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☝役割交替して、後半組スタート!切符を券売機にガイド役が買いに行く間、待っている視覚障がい者役の受講生達。
待って頂く場所は壁際等の、比較的安全な場所を選びます。

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☝自動改札通過の極意!
①ご利用者様(視覚障がい者)を自動改札通路中央に「位置取り」する
②切符を「一枚ずつ」(二枚重ねない!)自動改札に入れる
ご利用者様を絶対ぶつけないように注意しつつ、出てきた切符を取る
④最後まで「ぶつけない」意識を保つ

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☝すぐに千葉駅には戻らず、蘇我駅の京葉線ホームで蘇我駅始発の電車を使用して、乗り降りの反復練習を実施。

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☝吊り革を意識して、ぶつけないように誘導する練習も、本物の電車でやると臨場感があります。

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☝長時間停まっている電車だからこそ何度も出来る練習。
JR東日本千葉支社様と蘇我駅様に感謝です。

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☝反復練習終了後は、内房線&外房線ホームへ移動。階段の上り下りも練習が続きます。

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☝千葉駅に戻っての反省会(体験した感想)。
やはり応用課程は「交通機関乗降演習」を実際に経験することで、一回り大きくなるのだ…と思います。
シミュレーション“だけ”で終わらせては、絶対にダメ!🙅なカリキュラム。

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☝反省会後は、JR千葉駅前のタクシー乗り場に通じる地下通路へ。
手すりを使ってエスカレーター乗降をする視覚障がい者の対応方法を学びます。
まずは手すりへの手の誘導からシミュレーション。

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☝講師の厳しい目👁が光る中、繰り返し練習します。
ポイントを押さえてから、本物のエスカレーターを使ってチャレンジ!

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☝やや苦戦していた受講生もいましたが、繰り返し体験することで慣れてきました。

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☝エスカレーターを視覚障がい者が降りたら、さっと手を取って基本姿勢に戻ります。
これにてエスカレーター乗降演習終了。さあ!あとは会場に戻るだけ。

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☝帰路には幅の広い階段も!
こんな時にどう対処するか~どのように情報提供して、どう(一段ずつor大股で交互に)上るか~を、ご利用者様に聞き、落ち着いて判断しなければなりません。

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☝全く疲れを感じさせない澤瀨代表の爽やかな!?笑顔💦

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☝紆余曲折あった外歩きを終えて、無事会場に戻ってきました。
これで全てのカリキュラムが終了!

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☝待ちに待った修了式。
これから現場に出る受講生達に、澤瀨代表から期待を込めた最後の挨拶。

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☝受講生代表に修了証を授与。二日間、実に濃厚な時間を過ごしたと思います。
でも、忘れられない経験になったことでしょう。

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☝最後は澤瀨代表とポーズ!お疲れ様でした。
二日間で得た失敗も含めた経験を、これから現場で生かしながら、視覚障がい者の外出時支援である「同行援護」に役立てて下さい!

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いつもご支援(無償で配布物を提供して)頂いている「点字ブロックステッカー配り隊!貼り隊!」様のポストカードと、「ホーム転落をなくす会」のシールを持ってポーズ!
視覚障がい者の安全・安心を守る活動をあじさいではこれからも応援していきます。
今日で修了した受講生達にも興味関心を常日頃から持って欲しい!と願って、最後に配らせて頂いています。

コロナ禍で研修もオンラインで実施する場合が多い昨今。
しかしながら、「同行援護」という研修に関してはオンラインは絶対ムリ!(視覚障がい者の「外出時の」支援者養成ですから…)
通学・対面形式にこだわって、感染防止対策を徹底してあじさいでは講習を開催しております。

10月9日(土)より千葉市(千葉市生涯学習センター)で始まった研修。
今回は16日(土)と17日(日)の様子をご紹介。

【一般課程二日目】
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☝一日目からちょうど一週間空いての二日目。澤瀨代表のご挨拶から開始。

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☝グループワークを通して、受講生が一緒に考え、連帯感(絆)を深めていくのが講習の特長。
コミュニケーション力もガイドの条件なのです♩

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☝「情報支援と情報提供」の講義では、「身体による情報提供」にも触れます。
視覚障がい者と歩く時の基本姿勢から学びました。

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☝握られている腕が曲がると、視覚障がい者は持ち難いし、見た目も不自然…

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☝ガイドの立つ位置が前過ぎても、視覚障がい者は持ち難い…

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☝横並びはもっと厳しい!

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☝相手にとって、一番良い場所に立ち、それを保って歩くことがガイドに求められます。

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☝手の誘導方法も「身体による情報提供」に繋がります。
空いている方の手で誘導を試みると…言わずもがな身体をひねることになりますので✖

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☝握られている方の手で誘導を試みても、上からだと「鷲掴み」になるので、これも×

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☝ということで、握られている方の手で「下からそえる(誘導する)」のが正解!👍

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☝「足元の状況が変わる時」には、事前に情報提供するのがガイドの役目。
グループでどんな状況(足元の素材)が考えられるかをピックアップしました。

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☝代筆・代読の講義では、視覚障がい者は字を書けるのか?という問いから開始。
まずは目を閉じて、自分の名前を書いてみることから体験。

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サインガイドを使って字を書いてみる体験も実施。
視覚障がい者が自筆しなければならない時等に使う器具です。

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☝代筆の演習は二種類実施。
宅配便の伝票の代筆を頼まれたというシチュエーションでは、伝票を選ぶ所から始まります。
これも「ガイドが決めずに、ご利用者様に聴く」という原則が試されています。

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☝伝票の種類(発払いor着払い)が決まったら、あとは的確に書くだけです。

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☝公的機関の書類の代筆では、本物の書類のコピーを使って実施。
いかに落ち着いて、その書類を分析しつつ、適切な記入が出来るかが鍵なのです。

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☝代読の演習では、ある記事を読むことから開始。
「どのように読めば良いか=どこを読むか」を確かめるのも大切です。

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☝代読の演習第二弾は、商品チラシを読むこと。
見えない・見え難い方にも、解かる(イメージ出来る)よう、写真やイラストの説明もします。

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☝座学の最後には、自分の名札に点字で名前を書いてみる体験も行いました。
(研修後には記念にお持ち帰り頂いています)

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☝二日目の最後は実技。
まずは「明るい声での挨拶」から開始➡視覚障がい者は第一印象を声で判断します。

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☝午前中に習った基本姿勢を復習。
あじさいの講習で良く見られる三人組を作って、一人が見ることでお互いに指摘し合いながらレベルアップしていきます。

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☝「人の振り見て我が振り直せ」ではありませんが、他人のやり方を見ることで気が付くことも多いのです。

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☝繰り返し練習することで、良い姿勢が取れる様になってきました。

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☝最後は「進む・止まる」の練習。
まずは一人歩きを行って、狙った(決まった)位置で止まる練習を繰り返します。

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☝慣れてきた所で基本姿勢を保って歩く練習をして、二日目(7時間)が終了!

【一般課程三日目】
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☝翌日は一般課程最終日。
修了証をもらったら、もう「プロ」である同行援護従業者になります。
この日も澤瀨代表のご挨拶(激励⁉)から開始。

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☝昨日の復習開始。基本姿勢をしっかり作る所から思い出しました。

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☝仲間が見守る中、「進む・止まる」も復習。

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☝「進む・止まる」の後は「曲がる」練習へ。
同行援護従業者が曲がる時に内側にいるのか、外側にいるのかで曲がり方も違ってきますが、「相手の足元を意識する」ことに何ら変わりはありません。

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☝わざと「脇を開けて歩く」等の体験も実施。
自分がされたら怖い、嫌なことを身をもって体験することで、支援の時に思い出してもらい、「絶対にしない!」に繋げていきます。

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☝これは「狭路通過」の体勢を作る練習。
「他人のやっているのを見て、ポイントを覚える(違っていれば指摘する)」のは、上達の近道なのです。

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☝狭路通過時の体勢が理解出来たら、あとは実践あるのみ!
「位置取り」「目線」等、「絶対にご利用者様をぶつけない」ためには、意識すべきことが沢山あるのです。

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☝難易度の高い階段の実技開始。
まずは一人でシミュレーションして、ポイントを理解します。

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☝上りも下りも何度も繰り返して、身体でポイントを覚えていきます。
脇をしめる、ご利用者様の足元への意識(ただし、身体の向きは真っ直ぐ)、一段先をガイドが進む、最後しっかり止まる&声掛けのタイミング等、覚えることも盛り沢山!

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☝食事支援の様子。パッケージを開けるのも、割り箸を割るのも、視覚障がい者ご自身で出来ることは多いです。
「余計な手を出さずに見守る」ことも、ガイドの必須条件!
どんな物が、どこにあるのか。食事の情報提供を行います。

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☝食後は「溝をまたぐ」の練習から。
まずは大切な重心移動から皆でシミュレーションしました。

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☝電車の乗降時等に応用できるのがこの実技。
「しっかりと相手の足元を見る」「重心移動(相手のタイミングに合わせる)」といったポイントがあります。

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☝椅子への誘導も、手は下から添えるを実践します。
「余計なボディタッチ」は厳禁!介護のように腰や背中を触ると、嫌がる方も多いのです!

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☝雨が上がったところで、いよいよ研修の集大成でもある外歩きへ!
これまで室内で学んだことを、屋外でも落ち着いて出来るのかが試されます。

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☝まずはペースを合わせて歩くことから慣れていきます。
…まだまだ緊張の面持ち⁉💦

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☝歩車道の微妙な段差では、声掛け(上がるor下がる)とスピードを落とすことが大切。
当たり前ですが、足元もしっかり見ています👍

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☝役割交代して、千葉駅方面へ。

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☝歩道に駐車した車🚙、車止めのポール等、障害物が外には沢山あります。
それらを回避しつつ、でも会話もしつつ歩くことが求められます。

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☝交替地点の公園の入り口には小さな段差が。
これも伝えないと、躓く原因となります。

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☝交替地点の弁天公園入り口にも、大きな車止めが。

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☝JR千葉駅の千葉公園口の階段を上がって、前半の外歩きが終了。

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☝JR千葉駅前のタクシー乗り場付近では、エスカレーターの乗降演習も実施。

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☝エスカレーター
乗降演習後は会場まで外歩き演習。
階段でもしっかりとご利用者様役の足元を見られるようになってきました!

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☝皆帰り道は大分慣れてきて、颯爽と歩けるようになってきました。

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☝無事に会場に戻ってきました。これにて外歩き終了!&実技演習も終了!

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☝修了式の様子。
これから現場に出る受講生達に、澤瀬代表から期待を込めて温かい言葉をプレゼント。

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☝受講生代表に修了証を授与。無事に17人全員が修了しました。

コロナ渦にも関わらず、多くの受講生が集まった今回。
あじさいでは、今後も「対面通学形式」での講習を続けていきたいと思います。
なぜなら、外歩きという体験をさせずに、受講生を現場に送り出すことなど「あってはならない」と思うから。

本日11月20日より、来年(令和4年/2022年)3月と4月に千葉市で開講する同行援護従業者養成研修の予約受付を開始致しました。
日程等の詳細は以下のページをご覧下さい。
http://narashino-ajisai.com/free/chiba

千葉市では2017年から開講しており、同行援護の現場で受講生が活躍しております。

定員は15名ですので、ご検討されている方はお早めにお申し込み下さい。

またもや更新が遅れましたが💦10月2日と3日に取手市で行われた同行援護従業者養成研修応用課程(二日目)の様子をご紹介。

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☝コロナ対策を徹底して行われた今回の研修。
これまで同様「いばらきアマビエちゃん」も活用しながら実施しました。

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☝最終日も澤瀨代表のご挨拶から開始。

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☝受講生5名も真剣。午後からは本物の電車を使っての「交通機関乗降演習」もある最終日です。

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☝まずはウォーミングアップで基本姿勢の取り方から。

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☝次に椅子への誘導へ。手は下から添えるという大原則が身についてきました。

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危ない所には触れてもらうことも大切。
左は壁際、右は白杖を電車の手すりに見立てて行いました。

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☝白杖を吊り革に見立てて、頭をぶつけないように誘導する練習も実施。
背の高いご利用者様の場合、吊り革に頭をぶつける可能性もあるのです。

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☝「溝をまたぐ」の実技も復習。午後には電車乗降~ホームと電車の間の隙間=溝をまたぐ~があるので、ポイントをおさらいしました。

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☝これは背を向けて立っている人を「電車の戸袋(ドアが収納される部分)」に見立てて、電車に触って乗る練習。
触ったことで、電車までの距離感がわかるのです。

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☝とはいえ、実際は電車に触らなくても、白杖で距離感等を確かめて乗る当事者が多いのも事実。
ご利用者様の動きに合わせて乗る練習も行いました。

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☝お次は自動改札機の通過をふまえて、まずは「狭路通過」の復習から。

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☝自動改札機を通過する場合、切符は2枚重ねて入れてはダメ🙅➡1枚ずつ入れないと、改札ゲートがブザー音とともに閉まります…

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☝午後の本番に備えて、自動改札機に切符を入れる、切符を取る、何よりご利用者様をぶつけない!のシミュレーションを何度も行いました。

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☝いよいよ講習のメインイベントである「交通機関乗降演習」へ。

取手駅へと向かいます。

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☝皆緊張の面持ち…と思ったら、余裕のVサインの人が一名⁉
澤瀨代表でした😀

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☝この研修では会場~取手駅方面の往復が今日を入れて3回目。
皆大分慣れてきました。

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☝最後の試練が長~い上り階段。
「会場内で学んだ実技を、外でも落ち着いて出来るか」、それが問われる場所でもあります。

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☝切符を購入して、いよいよ改札口へ。ここから「交通機関乗降演習」の始まりです。

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☝電車乗降演習前に、エスカレーターの手すりへの誘導方法を講師(本部)が実演。

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☝シミュレーションして自信を付けた後、本番(実際にやってみる)に進むのがあじさい流。

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☝取手駅ホームではJR東日本東京支社様のご協力で、長時間止まっている折り返し電車を使っての乗降演習を何度も行いました。

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☝電車内では椅子への誘導も実施。習ったことを空いている電車で練習します。

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☝乗る時も降りる時も、一番意識しなければならないのは、ご利用者様の足元なのです!

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☝練習後は我孫子駅へと移動。
「唐揚そば」と山下清が働いていたことで有名な弥生軒さんの脇を通り改札口へと向かいます。

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☝役割交替して我孫子駅から取手駅へと戻ります。
まずは我孫子駅で、午前中に練習した自動改札機に切符を入れて通過することから。

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☝本番(一般客の乗っている電車)でも、落ち着いて足元を見ながら乗ることができました。
座ったらホッとした表情に。でも、ご利用者様とのコミュニケーションも大切なのです。

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☝土日祝日は使用していないコンコースで、エスカレーターへの誘導方法をシミュレーション。
慣れてきたら本物のエスカレーターを使って反復練習します。

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☝手すりにつかまってエスカレーターの乗り降りをするご利用者様も多いです。
手の誘導方法と、降りたらすぐに基本姿勢に戻って歩き出す動きを、実際のエスカレーターを使って練習しました。


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☝最後に改札を出て、「交通機関乗降演習」が無事終了。
皆「ぶつけないための目線」が出来ていました。

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☝あとは会場へと戻るのみ。相変わらず怪しいアイマスクの澤瀨代表…

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階段は一段(一歩)先をガイドが歩くのが原則。
何よりご利用者様の足元を意識しながら、リズムを合わせて(ガイドのペースにはせず)進みます。

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☝取手駅を後にして会場へ。押しボタン式信号🚥も忘れずに押します!

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☝講習の終わりが見えて、受講生にも大分余裕が出てきました。
しかし、そう簡単には終わらないのがあじさいの講習なのです(笑)

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☝大通りを真っすぐ行けば会場なのに、路地に入ります。その先には階段が。
そこは…?

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☝利根川の土手でした。夕焼けの気持ち良い道を歩いて会場へ。

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☝一般課程20時間、応用課程12時間の長かった講習も、ここを歩いて終わりです。
きっとこの光景は受講生の心に残ることでしょう。

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☝左前方に見えるのが会場です。帰ってきました!

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☝無事、会場の取手市立福祉会館に帰着。これにて全カリキュラム終了です!

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☝コロナ禍ではいたる所に消毒液が置いてありますが、それを見つけて消毒のサポートをするのも、ガイドの役目です。

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☝いよいよ2日間12時間の応用課程の修了式。
初めに澤瀨代表による頑張った受講生達への温かい言葉がけから


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☝修了証授与を受講生代表に行いました。

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☝最後はニッコリと澤瀨代表とポーズ!

コロナ禍で、茨城県にも緊急事態宣言が発令され、さらに県独自の非常事態宣言まで発令されたことで、一時は会場が使用不可となり、開催が危ぶまれた今回の講習。
日程変更等もありましたが、コロナにかかる人もおらず、どうにか応用課程まで終了しました。
まさに「受講生と一緒に創り上げた」と言えるでしょう。

次回の取手市での講習は年明けの1月に実施。
定員も15名なので、ご予約はお早めに。
詳細は☟のリンクをご覧下さい。
http://narashino-ajisai.com/free/toride

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2024.04.23 Tuesday