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その汗が肉🥩となる⁉千葉市での同行援護従業者養成研修(応用課程)終了!
連日最高気温30℃超🌞という酷暑の中で始まった千葉市での同行援護従業者養成研修(応用課程)。
買い物(情報提供)演習や交通機関乗降演習🚃も含まれる、かなり現場でも役立つ内容。
その様子をご紹介します。
【7月21日(日):応用課程一日目】
☝一般課程に引き続き、応用課程も20名!が参加。
やはり講習開始はいつも笑顔!😊の澤瀨代表のご挨拶から。
☝メイン講師の本部講師からも開始前のご挨拶。
いよいよ研修がスタートです。
☝応用課程一日目は、講義(座学)2時間、演習(実技)3時間の合計5時間のカリキュラム。
受講生20名は、一般課程から引き続いての受講の方のみならず、弊社や他社で一般課程を以前受けた方もいるため、講義開始前にコミュニケーションタイムから開始。
☝一般課程で学んだ知識を思い出します。グループで考えて、代表者が発表している光景。
こんな感じで、講師からの話だけで進めることなく、双方向で講習を創っていくのがあじさい流です。
☝最初のカリキュラム「視覚障がい者の心理②」では、当事者の気持ちを考える体験を行いました。
まずは単独歩行時における“防御姿勢”を学びます。
☝まずはアイマスクをせず、部屋の状況を覚えます(メンタルマップを作る)。
それから任意の場所へ仲間と一緒に移動して、防御姿勢を取りながら自分の席まで戻る体験を行いました。
☝視覚障がい者にとっては、ちょっとした環境の変化も混乱する要因になります。
いつもある場所に物がない!⇒勝手に物を動かさない!
そして道路だと、工事で道を迂回しなければならない、違法駐車の車がいる、点字ブロックの上に物があるため避けないと進めない等~で、今いる場所や進むべき方向が判らなくなることも。
そんな不安な気持ちを体験によって、少しでも理解することで、今後の支援に繋げていきます。
☝応用課程の内容には「ロービジョン」(弱視)の理解が含まれます。
まずは受講生のスマートフォン📱に、前もってインストールした「見え方紹介アプリ」を用いて、ロービジョンの多種多様な見え方を体験。
☝さらに理解を深めるために、お次は「ロービジョン体験キット」を使用。
イメージ的に視覚障がいは「見えない」と思われがちなのですが、「見え難い」という方が大多数なのです。
ただし、想像する「見え難い」のレベルではない、ということを体験を通して理解します。
☝字が大きければ見えるという訳ではありません。
その方の視野に合った大きさがあるのです。
☝様々な課題を通して、ロービジョンの多種多様な見え方を学びます。
周りで見ている受講生も興味津々です。
☝所謂「漢字の書き取り」の課題。
枠が大きい、小さいに加え、太い、細いの違いでどう見えるのか、どれが見易いのかを体験。
☝あれ⁉何か間違えている⁉😅全体像が捉えられない分、そのことにも気付きません💧
☝「猫探し」🐱の課題でも同様に、視野が狭いことで探すのに一苦労。
☝極めて単純な「迷路」の課題も、視野が狭いとスタートやゴールさえも見付けるまでに時間がかかります。
ましてや途中どうやって進めば良いかなんて!😨
☝何度か行き止まりにハマるなど💦かなり苦労していた受講生😅
それでも何とかゴールまでたどり着きました。
いっぱい頭と目(限られた視力)を使った午前中が終了。
応用課程の座学はこれでお終いです。
☝午後からは実技へ。
まずは全ての基本である「基本姿勢」から復習しました。
☝ペアを何回か変えながら、基本姿勢の練習を繰り返します。
☝椅子への誘導も復習。位置取り(ご利用者様にとって良い場所)や手の誘導の基本等、様々な要素がある実技項目です。
☝二つ並んで空いている椅子への誘導も。
一週間後に実施する交通機関乗降演習🚃にも繋がりますね!
☝午後の後半は外演習。
まずは買い物時の情報提供演習を行うべく、スタート地点へ向かいます。
☝左右確認をしながら交差点を渡ります。
ガイド時はこれの繰り返し!安全&安心を提供でき、且つ会話が弾んでこそプロフェッショナルです。
☝スタート地点の千葉公園西門で諸注意を受けた後、いよいよ買い物時の情報提供提供演習場所へ出発!
☝演習に快くご協力頂いた「アコレ弁天一丁目店」様へ到着。
ご利用者様(役)が買いたい商品を探して、値段やサイズ等の情報提供を行う演習です。
☝いよいよ入店。10ペア20人もいると壮観ですね😅
☝値段や賞味期限や産地を伝えることは勿論、お渡しして大きさ(サイズ)を確認してもらうことも。
視覚障がい者にとっては、「百聞は一見に如かず」ではなくて、「百聞は一触に如かず」なのです!
☝買い物演習終了後は、澤瀨代表からのアイス🍦の差し入れを食べた後🤤、応用課程初日恒例(千葉会場限定!)の「(千葉公園内を)地図を見て目的地まで歩く」を実施。
これまで何人もの受講生が遭難💧(※地図範囲外にコースアウト、迷子でお手上げ等💦)したという、極めて過酷⁉な演習。
目指すは千葉都市モノレールの「千葉公園駅」です。
☝千葉公園の公式マップを手に園内を進みます。
☝木漏れ日(というには暑かったですが💧)が差す公園内を歩きます。
車🚙が通らない分だけ安心ではありますが、初めて歩く場所で何となく不安げな受講生達。
☝この辺りから進む方向が怪しくなってきた受講生が続出。
分からない時には、一度止まって場所を確認することだって必要です。
「取り敢えずこっちに行ってみよう!」的な“猪突猛進”🐗は大ケガ(間違い)の元凶!
☝TIPSTAR DOME CHIBA横の坂を上る受講生。
ご利用者様もガイドも初めて訪れる場所では、ご利用者様はガイドの目👁が命綱(頼り)なのです。
だからこそ、今どこを歩いているのか、周りには目印になる建物や交差点はないか等、落ち着いて進むことが求められます。
ご利用者様が不安に感じるような言動(例:「この道で合っているのかな・・・」等)はNG🙅です。
時として「堂々と歩く」ことだって必要。
不安を感じさせることなく、焦らずにルートを探して目的地までたどり着くことの大切さを学びます。
☝モノレールの高架橋を発見!🙌
☝千葉公園駅の改札口がゴール!この階段を上がって終了です。
☝最後のチームもどうにか到着。お疲れ様でした!
☝改札前で反省会(振り返り)をペアで行った後、役割交替して会場へ戻ります。
まずはわきを締めて、ご利用者様役の足元を意識しながら、ペースを合わせ階段を下りていきます。
☝階段を下りました。ここからどう進むかのがガイドの腕の見せ所!💪
☝いきなり分岐点が😅
「早く着くコース」を選ぶか、「安全そうなルートを選ぶか」も求められます。
勿論、ご利用者様の意向の確認も忘れてはいけません。
☝階段ルートの方が早く着くはず。まあまあ長めの下り階段です💦
☝良く周りを見渡すと、こんな矢印看板が多数ありました!
しかし、それに気付いた受講生は少なかったのが、ちょっと残念。
街中を歩いている時も、こうした“ヒント”💡は沢山あるのです!ちょっと周りを見る👁だけ。
☝看板に気付けば「間違えていなかった!」と自信になります。
いかに確信をもって歩けているか。
それが今回の演習の目的。
☝会場裏の道に到達!もうすぐゴール地点に設定した研修会場(千葉市生涯学習センター)裏口です。
☝車止め🚙のポールの間を抜けてゴール!🙌
大汗(冷や汗やあぶら汗含😅)をかいた受講生達。反省点も多々あったかと思いますが、それも研修。
この経験を糧にして、後日現場に活かせれば良いのです🎵
【7月28日(日):応用課程二日目】
☝応用課程二日目(最終日)は、全て実技!という7時間。
午前中4時間は室内での実技なので、ウォーミングアップとして「挨拶から基本姿勢」の流れから開始。
☝あれ⁉一チームだけ後ろ向き💦目立ってしまいました😅
☝椅子への誘導では、後方からや二人掛け(並んで座れる)へのアプローチも。
☝白杖を電車🚃やバス🚌内にある手すりに見立てて、それに触れてもらいながら座席に誘導する方法も。
触れてもらうことで安全に(ぶつからずに)座ることが出来ます。
☝これは人と人の間しか座席が空いていない場合の誘導方法の前段。
「人はどれくらい近づかれると圧迫感を感じるのか?」の図。
手✋でガードされるくらい、思いっきり受講生に引かれてしまった本部講師なのでした😅
☝人と人の間の座席に座っていただく場合、周りの方(乗客)に圧迫感を与えないこともガイドの責務。
ここでもまた「位置取り」~ご利用者様を座っていただく座席の正面に誘導する!~が、重要になってきます。
☝午後に控える交通機関乗降演習(電車🚃)に備えて、「またぐ」の実技を復習。
ホームと電車の間の隙間を越える時には、まさにこの技術を使います。
ここでも「ご利用者様の足元👣への意識」が求められます。
☝受講生を電車🚃のドア(戸袋)に見立てて、触っていただきながら溝をまたぐする練習も。
触ることで「またぐ距離」が判り易くなるのですね!
(ただし、白杖とか足を使って距離を把握される方も多いので、どうされるか事前に確認を!)
☝午前中の実技の最後は「狭い道の通過(狭路通過)」を実施。
これは駅の自動改札機を通る時にも使える技術です。
☝午後には実際の自動改札機を通るため、切符🎫の扱い方についてもシミュレーション。
「二枚を重ねて入れる」とゲートが閉まる😅ため、必ず一枚ずつ入れなければならないのです!
☝切符🎫を入れる、取るのシミュレーションを繰り返します。
しかし、そこでも大事なのは、「ご利用者を絶対にぶつけない!」という意識。
よって「目線」(ぶつけないように見る!👁)も意識付けしました。
これにて午前中の実技が終了。
☝昼食休憩🍱🍴後は、応用課程のメインイベントともいえる「交通機関乗降演習」へ出発。
駅までの外歩きも含め、これまで学んできた技術のみならず、落ち着きを保てるかが求められます。
そして、ご利用者(役)とのコミュニケーションも。
☝この日も30℃超☀の晴天(猛暑💦)です。
どんなに暑くても、集中力を切らさないことが大切。
それが「安全&安心+楽しい!」を提供するガイドの真骨頂。
☝これまでの学びを活かして「安全&安心+楽しい!」を提供出来るようになってきた受講生達👍
☝研修を通して、堂々と、自信をもって歩けるようになってきました。
☝散々研修では苦労した階段も、颯爽と上ります!👏
☝JR千葉駅到着後は、自動券売機🎫の操作方法と自動改札機の見分け方(色でICカード専用か切符🎫も利用可能かわかる)を学びました。
その後はいよいよ本番へ!
これはガイド役が切符🎫を買いに行っている間、ご利用者様役が安全な場所で待っている様子。
☝練習の成果を試す時がやってきました!
①ご利用者様を自動改札機の通路正面へと誘導(位置取り!)する。
②一枚ずつ切符🎫を入れる。
③ご利用者様を自動改札機にぶつけないように、注意しながら進む。
④忘れずに切符🎫を二枚取る!(乗車駅のみ)
⑤通路を抜けたら、基本姿勢に戻り進む。
※一部ハプニングもありました💦これも今後の糧にしてくれれば良いかと💧
☝午前中の練習通り、戸袋に触っていただきながら快速電車に乗車!
☝蘇我駅まではわずか二駅ですが、椅子への誘導も何とか出来て、ホッとしている様子ですね😀
☝こちらは余裕⁉
そして、あっという間に蘇我駅に到着。
☝蘇我駅の改札は二階にあるため、長い階段を上ります。
こういう時にも、上り(優先)側はどちらなのかを見なければなりません。逆走は基本的に不可!🙅
☝改札を一旦出た後、反省会をして役割交替。
ガイドは券売機が混雑している場合に、ご利用者様と一緒に切符🎫を買いに行くのか、安全な場所で待っていてもらうのか、そうした状況判断も求められます。
☝蘇我駅のホームでは、事前にJR東日本様に申請を出し、京葉線のホームで折り返し発車待ちの電車🚃を使って、何度も乗り降りの練習を実施。
出かける前に室内で何度も練習したことを、現場で本物を使って繰り返し練習することにより、自分の物にしていきます。
☝時間をかけて練習した後は、蘇我から千葉まで戻ります。
京葉線のホームから千葉方面のホームへ移動します。
☝千葉行きの普通電車に乗車。
そして千葉駅では終点だったため、焦らず降りることが出来ました。
☝階段を上って中央改札口へ。
☝自動改札機を通って、交通機関乗降演習が無事終了。
日曜日且つ一般の乗客が多数いる中で経験出来たことは、きっと現場に出た時にも役立つ&思い出すことでしょう😊
☝千葉駅に戻ってからは、地下のタクシー乗り場🚕に通じるエスカレーターへ。
まずは並んでエスカレーターに乗る方法を復習しました。
☝これは一体何⁉😨実は「手すりを使って一人でエスカレーターに乗る方」に対する方法のシミュレーション中。
(腕を横に伸ばしている受講生は手すり役😅)
☝シミュレーションを繰り返した後は、実際のエスカレーターを使って練習あるのみ!
手すりへの誘導と、降りてきたご利用者の手を取って、基本姿勢に戻り歩き出すまでを練習しました。
☝上手に出来たようで、ニッコリ笑顔😊
☝エスカレーター演習が終わって、本部講師からフィードバックの図。
☝あとは会場に戻って修了式が待つのみ!
エスカレーターで地上に出ます。
そうそう、エスカレーターの乗り方だって、当事者それぞれで違います(並んで乗る、手すりを使って一人で乗る等)。
ガイドは何よりまず「ご利用者様の意向」を確認して、出来る限りそれに沿った支援を心掛ける。
そのことがご利用者との信頼関係を築くための第一歩なのです。
☝駅の反対側にある会場に戻るために、地下道を通ったら厄介な幅広階段出現⇒狙ってルートを決めているため確信犯です(笑)
こんな時にも、まずどんな状況かを説明して、一段ずつor大股で交互に上るを確認して進みます。
☝もう堂々と、自信をもって歩けるようになってきた受講生達。
まさに「ラストラン」(ウォーク⁉)👟です。これからは現場に出て経験を積むだけ。
☝横断歩道🚥を渡り、栄光の⁉ゴールへ🙌
あとは修了式を残すのみ🎵
☝待ちに待った修了式へ。
一般課程から学んだ方は、実に32時間のカリキュラムでした。
澤瀨代表から受講生代表に修了証を授与👏
☝最高(最幸)の笑顔😊でポーズ!
ハードなカリキュラム&尋常ではない暑さ☀に耐え、修了証を手にして喜びもひとしおですね!
しかし、ここからが真のスタートとも言えます。
人混み(テーマパーク、新宿とか渋谷)に行く場合もあり、その時には電車🚃にも必然的に乗ることになります。
初めての場所も含めて、ご利用者様はガイドの目👁と判断、そして落ち着きが頼り。
「貴方となら、どこへ行っても安心できる(大丈夫!)」と思われるようなガイドになって欲しいと、心から願っております。
あじさいでは、既にお知らせしておりますように、来年度(2025年4月~)から新カリキュラムでの講習を行います。
よって、現在の応用課程に含まれる「交通機関乗降演習」は、新カリキュラムにおいては一般課程に移ります。
現カリキュラムにおいて一般課程を受けられた方に関しては、応用課程を新カリキュラムで受けた場合、その部分が抜け落ちてしまいます。
一般課程をお持ちの方で応用課程を受講希望の方は、今年度中(2025年3月まで)を強くお勧め致します。
(取手市:10月、千葉市:12月、鹿嶋市:来年2月に実施予定)