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ようやく更新!1月の鹿行エリア(鹿嶋市)での同行援護従業者養成研修一般課程二日目、三日目の様子
2017年から千葉県で同行援護従業者養成研修を開講しているあじさい。
2018年には埼玉県(越谷市)で一般課程開講。
2019年から茨城県(取手市)で定期的に(年に二、三回のペースで)開講していますが、この度茨城県の鹿行エリア(鹿嶋市)で初開講致しました。
記念すべき第一回目の講習の様子を、大分前回から間が空きましたが💦ご紹介します。
【一般課程二日目】1月21日(土)の様子
☝何だか立派な案内看板。今日は座学6時間+実技1時間の日です(研修時間は9時30分~18時)。
☝前回同様、4人ずつ2グループに分けてコミュニケーションを取ることから開始。
☝「情報支援と情報提供」のカリキュラムでは、実技&現場でとても大切な基本姿勢を学びました。
☝何より大切なのは、ご利用者様が掴んでいる腕の「わき」を締めること。
そのことだけで、同行援護従業者(ガイド)の身体の動きや向きがわかるのです。
☝話しかける時にも、前を向いているか、相手の方を向いているかで伝わり(聞こえ)方がまるで違います。
☝手の誘導方法の基本を学んでいる様子。「右(左)手は右(左)手で誘導する」「鷲掴み(上から掴む)厳禁!」なのです。
両方を体験して、身体で覚えていきます。
☝今日もグループワーク多め。
「同じ学びをする仲間」との意見交換をすることで、必要な知識を深めるとともに、コミュニケーション能力も高めます。
☝「代筆・代読の基礎知識」では、視覚障がい者が使う器具「サインガイド」を使って、目を閉じて名前を書いてみました。
どうしても自筆が求められる時には便利な器具です。
☝「代筆」のワーク開始!
宅配伝票への記入、公的機関の書類記入等、実際にあり得る場面を想定して研修を行います。
☝「代読」のワークでは、機関誌の記事やチラシを用いて実施しました。
☝お弁当🍱の写真を使って、視覚障がい者役の受講生に説明する練習も。
要は「ガイドの言葉で頭に絵を描けるか(イメージ出来るか)」が何より大切なのです。
☝この日の最後は実技(基本技能)一時間。
まずは挨拶から。視覚障がい者は第一印象を声で判断しますので、笑顔の声「笑声」で挨拶します😊
☝基本姿勢の取り方も繰り返し練習。手の誘導方法も含め、全ての基本となるのです。
☝最後は「進む・止まる」の練習。
まずは一人で歩いてみて、狙った(決まった)位置で止まることから始めます。
慣れたところでペアを組んで基本姿勢を保ちながら、同様の練習を行ってこの日のカリキュラムが終了!
お疲れさまでした。
【一般課程三日目】1月22日(日)の様子
☝一般課程もいよいよ最終日。澤瀬代表の激励の挨拶を聴く受講生達。
☝まずは昨日の復習から。基本姿勢の取り方から開始します。
きちんと足元を見て体勢を確認する、これが「ご利用者様の足元への意識」に繋がってきます。
☝「進む・止まる」も再復習。
一人歩きで狙った位置で止まることに加えて、ご利用者様と歩いていることをイメージして、途中や止まった時にも足元を意識します。
☝ガイド役と利用者役で歩く時も、やはり折に触れて足元を意識します。
☝お次は「曲がる」へ。
まずは本部講師がお手本を披露しました。
☝ガイドがご利用者様の外側にいるか、内側にいるかで曲がり方も違いますが、やはりここでも足元を意識します。
車🚙における「内輪差、外輪差」の応用です。
☝これは「狭路通過」の体勢の練習中。
☝目線(意識)は「ご利用者を障害物にぶつけない!」こと。
「体勢をただ作る」というだけではなく、何が一番大事なのかを考えて練習します。
☝難易度が高い「階段」の練習。
まずは上り階段。ガイドはご利用者様の一段先を進む、リズムを(ご利用者様に)合わせる、わきを締める、足元を意識する等、一つも外せないポイントばかりなのです!
☝上り階段が出来れば、下り階段はその逆。
さほどポイントは変わりません。ガイドが堂々と(怖がらず)進むことも必要不可欠。
☝いよいよお昼ご飯、と思いきや、「食事支援(食事時の情報提供)」の演習へ💦
「ガイドの説明力」が試されるところですが、加えて必要以上に手を出さずに見守ることも大切な要素です。
☝昼食後は「またぐ」の実技へ。
止まる位置、重心移動のタイミング等、難易度は高めの項目です。
ここも意識(目線)👁は「ご利用者様の足元」なのです。
☝いよいよ外歩き演習へ。
まずはその前に、想定される場面を踏まえてシミュレーションします。
これは十字路で車🚙が止まってくれている場面を考えている所ですが、ハンドサインを含めて「先に進むのか、車に先に行ってもらうのか」意思表示することが求められます。
☝会場を出ると、いきなり下り階段三段💦と狭路もどきが!
慌てずに状況説明を行って、「これからどういう行動をするのか」をお伝えしながら進みます。
☝平らな会場とは違って、外には道路の亀裂がある等、その場で対処することが沢山あります。
☝工事の三角コーンやグレーチング(鉄製の網目の排水溝蓋)も。
見えない・見え難い方でも、ガイドの説明と技術で安心して歩けるかどうか。
ガイドの真骨頂です。
☝横断歩道を渡って、会場からほど近い「ショッピングセンターチェリオ」さんへ。
☝「ショッピングセンターチェリオ」さんのご協力で、館内にあるエスカレーターを使わせて頂き、エスカレーター乗降演習を実施。
ご協力に感謝です。
☝「鹿島アントラーズ」⚽の本拠地だけあり、館内にはミニミュージアムが。
休憩中の受講生を激写📸
☝エスカレーター乗降演習後は、再び外歩きへ。
☝市内を歩く受講生達。まずは経験あるのみ!です。
☝近くの公園に到着。
公園入り口には車止めが。狭路通過の体勢をとるのか、基本姿勢のまま行けるのか。
ガイドはそれを瞬時に判断しなければなりません。
☝ペアで反省会(お互いの気付きを共有)後、澤瀬代表と本部講師より見ていて気付いたことのフィードバックを。
☝ここでガイド役と利用者役を交替し、外歩き後半戦へ。
☝談笑しながらも、段差では足元を意識しつつ声掛けをします。
外歩きがお仕事のガイドは、これの繰り返しでご利用者様との信頼関係を築いていきます。
☝今どの辺りを歩いているのか、どんな店があるか、どんな光景が見えるか。
これらは全てガイドのお仕事の一つである「情報提供」です。
☝要所要所で足元を見ながら声掛けが出来るようになってきました。
☝こんな狭い所(縁石と電柱の間)も冷静に対処します。
☝会場へと帰着。
「室内で行った練習で上手に出来たことが、外でも出せるのか」が、研修のポイント。
外を歩いたことで、感じたことも多かったと思います。それが今後の現場に必ず活きてくるはず。
☝コロナ禍では手指消毒する場面も多々あります。
その場所をご利用者様にお伝えし、サポートするのもガイドの役目なのです。
☝休憩を挟んで実技再開。
まずは椅子への誘導方法を学びます。これは本部講師のお手本の様子。
☝基本は正面へ誘導。それが出来ない場合は座面の一辺に誘導し、背もたれと座面を触って頂くことで向きを伝えます。
☝二人並んで座れる場合は、どちらに座って頂くかで、その後立った時のガイドの動きが違ってきます。
☝実技の最後は「ドアの通過」へ。
引き戸(スライドドア)なのか開き戸(前後に開くドア)なのか、並んで通れるのか通れないのか。
それらの複数の要素で違ってきますが、危ない所は触ってもらうと安心。
☝ご利用者様から離れずにドアを閉める技術も学びます。
この後、トイレ🚽の説明方法を学んで実技終了。
☝修了式の様子。受講生代表と澤瀬代表がポーズ!
これで同行援護従業者として、全国どこでも働けます(要同行援護事業所登録)。
初めて鹿行エリアに下見に行ってから半年。
無事に開講出来たのみならず、受講生同士の仲が良くて、和気あいあい進められた研修でした。
今後もあじさいでは、年に一、二回のペースで当地で定期開催していきたいと思います。