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2017年度から同行援護従業者養成研修を開始したあじさい。
千葉県のみならず、埼玉県(現在は実施せず)、茨城県で研修実績があり、気が付けば修了者も一般課程467名、応用課程320名(いずれも2021年度末現在)になりました。

【5月7日(土)一般課程一日目の様子】

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取手市立福祉会館を会場に5名の受講生を集めて開講。
まずは澤瀬代表からご挨拶。

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☝三日間一緒に学ぶ仲間とのコミュニケーションタイム。
実は同行援護って、ご利用者様とのコミュニケーションが一番大切とも言えます。聴き上手且つコミュニケーション力も必要。


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☝座学では様々な体験を通して視覚障がい者を取り巻く世界を知っていきます。
これは紙幣判別(識別マークを触って確認しています)。

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☝最後にはミニテスト!ここまで学んだことをどれだけ覚えているか復習しました。

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☝初日の最後は、あじさいで同行援護を利用されている西澤かづ子様の講演。
約一時間普段の生活の話や、同行援護従業者に望むこと等をわかりやすくお話し頂きました。

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☝これは西澤様の趣味である「サウンドテーブルテニス」(通称STT)の話をしている様子。ラケット🏓はラバーが貼られておらず、音を頼りに打ち返す競技です。

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☝生活の中で使っている便利な用具もお持ちいただき実演。上はお札の種類やICカードの残額がわかる視覚障害者向けお財布型ポータブル紙幣識別機「Wallet(ウォレット)」。下は液体の注量と色が判る「みずいろクリップ」

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☝これは全て同じ形をした調味料の箱。
受講生がアイマスクを着けて触っても、どの種類だかわかりませんが、西澤様は箱に点字シールを貼り付けることで区別されているそうです。納得!

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☝これは「視覚障がい者にやってはいけないこと」の実演。
いきなり手首や白杖を持って前から引っ張ったり、前から両手を取って誘導したりはNG。

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☝最後は会場からすぐの利根川河川敷で西澤様と歩いてみる体験。
受講生が想像した以上に(笑)西澤様の歩行スピードが速くて驚いていました!


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☝白杖を使って歩いてみる体験も。会場に戻って初日の研修が終了!

【5月14日(土)一般課程二日目の様子】
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☝今日は座学3科目×2時間+実技1時間です。澤瀨代表の朝の挨拶からスタート!

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☝これは「情報支援と情報提供」の講義で、「身体による情報提供」の説明を受けている~基本姿勢を学んでいる~場面。

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☝手の誘導も掴むのではなく、下から添えることが大事。勿論、上から鷲掴みは厳禁!

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☝「代筆・代読の基礎知識」の講義では、まず視覚障がい者は必ず読み書きには誰かの支援が必要なのか、という点から考えていきます。
まずは目を瞑って字(名前)を書く体験を行いました。

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☝色々体験して知識を深めるのが、あじさいの講習の特長です。
これは「サインガイド」を使って、それぞれの名前を書く体験。まずは触って枠の大きさを確かめます。

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☝やってみると意外に難しい💦

それでも自筆しなければならない時、視覚障がい者はこういう物を使うことがあるのだと、理解することに意義があるのです。

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☝葉書に住所や宛名を書くための器具もあります。

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☝ポイントの説明後はいよいよ代筆の演習へ。
まずはご利用者様(役)に依頼され、宅配便の伝票を書くワークから。どの伝票を選ぶ?➡ご利用者様に聴く!のが正解。

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☝お次は公的機関の書類(住民票請求用紙)を書くワーク。実際の用紙を使って、リアルに行います。

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☝代読の演習では、ある記事を読むワークとチラシの説明をするワーク。
チラシの方は最後に申し込みの代筆もあるという💦学びの集大成でした。

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☝点字器を使って名札に名前を書く(打つ)体験も。まずは点字器を触ってみます。

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☝マニュアルを見ながら行います。何事も体験あるのみ!

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☝最後の一時間は実技。まずは午前中に少し触れた基本姿勢から。

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☝お互いに指摘しながら覚えていきます。

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☝少し上半身を前に曲げると、相手の足元が見易くなります。
自分でチェックして基本姿勢を完成させていきます。

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☝これは椅子から立ち上がって基本姿勢を取る練習。
繰り返しながら、どんな位置(場面)でも、素早く基本姿勢を取れるようにしていきます。

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☝腕を持つ方ばかりではなく、肩に手を置く方もいます。
どんな方にも対応できるよう、様々なパターンを和気あいあいと学んでいきます。

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☝最後は「進む・止まる」の練習へ。まずは一人で歩いて言葉と身体のタイミング=情報提供を合わせていきます。

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☝最後はガイド役と利用者役でペアを組んで歩いて二日目の演習が終了。

【5月21日(土)一般課程三日目の様子】
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☝一般課程最終日に臨む澤瀨代表。

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☝外歩き演習も含めて、実技のみ7時間!のちょっとハードな日。
諸注意&激励をしてから開始しました。


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☝まずは前回の復習から。基本姿勢の取り方を思い出します。

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☝お次は進む・止まるの復習へ。

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☝ちょうど一週間空いたので、勘を取り戻していきます。


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☝進む・止まるの次は「曲がる」へ。曲がる時も「ご利用者様の足元への意識」を忘れません。

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☝これは「狭路通過」の姿勢を練習する様子。しっかり相手と重なるように立つことが大切なのです。

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☝型を学んだ後は実践へ。まずはご利用者様を狭路の中央に誘導する~位置取りを考える~ことが必須です。

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☝通過する時は一列の体勢を崩さず、且つ「危ない所を目視確認」して通ります。

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☝狭路を通過したら、元の姿勢(基本姿勢)に戻ります。

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☝いよいよ午前中のメインイベントである「階段」の実技へ。
まずは上り階段から練習します。
ガイドの爪先が階段に触れる所まで進んで、一段目を確認してもらいます。

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相手(ご利用者様)の足元に意識を置きながら、リズムを合わせて(相手のリズムで)一段先を進むのがポイント。

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☝上りも下りも繰り返し練習して身につけていきます。
午後には実地で「スゴイ階段」💦が登場するのを知らない受講生達・・・

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☝いよいよ待ちに待ったお食事タイム!と思いきや、食事支援(食事における情報提供)の演習が待っていました。
余計な手を出し過ぎないことも大切。まずは見守れば良いのであって、あとは必要に応じてサポートします。

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☝説明力+向かい合わせの場合は、ガイドから見ている向きと左右&前後が逆になるのがポイント。
いずれにせよ、「ガイドの説明で頭の中に絵が描ける(場所がわかる)」ように説明します。

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☝昼食休憩を挟んで午後は「溝をまたぐ」の実技から。

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☝本部講師の厳しい目👁が光ります!(笑)

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☝重心移動、足元への意識、ガイドの二歩目のまたぐタイミング等、ポイントがいっぱいある実技。
これが電車の乗降(ホームと電車の間をまたぐ)時に役立つのです。

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☝いよいよ外歩き演習へ出発!JR取手駅へと向かいました。

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☝途中で役割交替しながら進みます。横断歩道、工事現場等、外にはガイドが気を付ける場面が沢山!

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☝それでもコミュニケーションを取りながら、足元への意識も身についてきました。
「ただ歩ける」だけではダメ!なのが同行援護のお仕事なのです。

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☝取手駅西口コンコースに通じる長い階段を上って往路終了。

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☝JR取手駅到着後は、JR東日本東京支社様のご協力で駅構内のエスカレーターを使わせて頂いての演習へ。

本部講師の説明を聴く受講生達。

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☝取手駅のホームに繋がるエスカレーターを使って、何度も練習しました。
JR東日本東京支社様と取手駅様には感謝です!

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☝エスカレーター演習終了後は、会場まで外歩き演習をしながら戻ります
しかし、視覚障がい者役を務めた澤瀬代表の「怪しさ満点」👻なアイマスクといったら!(笑)

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☝階段も脇を締めて、しっかりとご利用者様(役)の足元を見て、一段先を進めるようになりました!👍

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☝取手の街を颯爽と歩く受講生達。

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☝もう余裕ですね!現場でも変に緊張しないで歩くことが大切。

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☝あれ?大通りを歩いて帰るのかと思いきや、住宅街の路地へ。その先にあるのは!?

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☝土手を上がると、気持ちの良い利根川河川敷へ。遊歩道を歩いて会場へ戻ります。

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☝会場が見えてきました。土手を下りて外歩き演習が終了!お疲れ様でした♪

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☝もうひと頑張りで実技終了。まずは椅子への誘導から。
背もたれと座面を触ってもらうことによって、椅子の向きが分かります。

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☝手の誘導(下から添える)や位置取りなど、これまでの実技で学んだことが、ここでも活かされます。

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☝電車内等、椅子が人と人の間しか空いていない場合の誘導方法も学びました。

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☝最後はドアの通過方法。視覚障がい者に触れてもらうことで、ぶつけない配慮をします。
閉める時には「視覚障がい者と離れずに」閉める方法をマスターしました。

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☝20時間の研修を終え、一般課程が終了。受講生代表に修了証を授与します。

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☝最後は澤瀬代表とポーズ!😊これにて5名の同行援護従業者が新たに誕生です!

少人数だったので、教える側にもかなり余裕がありましたが、それだけ内容も濃かったのではないかと思います。
コロナ禍でも外出が必要な(希望する)視覚障がい者は少なくありません。
受講された方々が、一日でも早く同行援護の現場に出て、資格を生かしてくれることを願っています!

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2024.11.22 Friday