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2017年度から同行援護従業者養成研修を開講しているあじさい。
最近は研修を受講された方が所属する事業所や、さらには口コミで「事業所内研修」(フォローアップ研修)を担当することも増えてきました。
※過去の実績はコチラ
今回は千葉県佐倉市の「佐倉市社会福祉協議会」様のご依頼で、8名の受講生を対象に行ってきました。
約一か月前に下見と打ち合わせを行いましたが、とても良い天気と暑さ💦の中での実施。その様子をご紹介します。

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朝、会場(佐倉市西部地域福祉センター)入りする澤瀬代表。
本日は最高気温35℃!の暑さです。

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☝開始前にサービス提供責任者の荒井様よりご挨拶。

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☝その後、澤瀬代表と本部講師よりご挨拶。いよいよ研修スタートです!

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☝今回の大きなテーマは「基本の振り返り」です。
今まで何度もご利用者様と現場に出ているガイド(同行援護従業者)である受講者の皆様。
その中で「自己流になっていないか」を振り返る場でもあります。
まずは第一印象の大切さ=明るい挨拶から行いました。

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☝ポイントを話しながら研修を進める本部講師。
決して知識や技術が0(ゼロ)というわけではなく、既に現場経験者なので、出来ていない&自己流になっている部分を見極めながら説明していきます。

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☝お次は歩く時の「基本姿勢」へ。
時には手取り足取りしながら、講師二名(澤瀬、本部)も大忙し!💦

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☝繰り返すことで、見た目も自然な感じの基本姿勢がとれるようになってきました👍
①相手(ご利用者様)の半歩から一歩前に立つ②前から見た時に、ガイドの掴まれている腕の肩とご利用者様がガイドを掴む腕の方が重なる③身体の向きを一致させる④わきを締めるようにする
これら「基本姿勢の4つのポイント」を再確認しました。

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☝お次は「進む・止まる」の練習へ。
決まった(狙った)位置で「言葉と身体の情報提供」を一致させて止まるのは、ガイドの基本中の基本ですが、これがなかなかムズカシイ。

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☝基本姿勢時にガイドが腕を曲げると、ご利用者様は持ち難いです。体験することによって理解します。
見た目も変💦なので、「掴まれている腕は真っ直ぐ(体側につけて)伸ばす」のが基本。

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☝「曲がる」の練習も。ガイドが内側にいる時はやや小さく曲がる。外側にいる時はやや大きく曲がる。
ご利用者様の掴んでいる腕が伸びたり縮んだりしないことが求められます。

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☝階段の上り下りも実施。ご利用者様の足元を見る、一段先を行く、わきを締める!が重大ポイント。
あとはご利用者様のリズム(スピード)にガイドが合わせて上る(下る)のみ。

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☝ともすると、ご利用者様の方に身体が向きがちですが、そうなると歩き難いです。
これもからだの向きを一致させることが大切。

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☝階段の演習が終わったら、いよいよ外歩き演習へ。
まずは「アイマスクの外し方」(晴天時には外した時に太陽の光が入らないよう、目を閉じて下を向いて外す)を学びます。

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☝会場前の上り階段を上って道路へ。早速演習したことを活かす「実践の場」です。

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☝別アングルから。ご利用者様の足元を見る、一段先を行く、わきを締める!のポイントが凝縮された一枚ですね!😊

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☝快晴の会場外を歩いて住宅街へ。後ろから見ても基本姿勢のポイントが出来ていますね!👍

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さすがは現任者の皆様。ポイントを振り返ったら、すぐに実践出来ています👏

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☝程なく下り坂に。この先を曲がると・・・

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☝グレーチング(排水溝の網目状の蓋)の先は、下が草地の公園。
とくにグレーチングは足を滑らせたり、白杖の先が引っかかったり、隙間に入ったりするので、情報提供は必須!
足元の状況が変わる時は「言葉の情報提供」と「身体の情報提供~ゆっくり進む等~」の両方の情報提供を駆使します。

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☝さらにその先には、幅の狭い不規則な階段が!💦

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☝事前に「言葉での情報提供」をして、あとは演習で行ったポイントをしっかり押さえて進めば大丈夫!

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☝階段を上って、頂上まで来て役割交替。あらためて上った階段を振り返って、お互い反省点を話し合います。
ご利用者様役になった時にガイドに感じたことをフィードバックするのは、今後の自分のガイド時にも間違いなく活かせます。

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☝役割交替して会場に戻ります。
こんな場面では、「階段を二段上って公園を出ます。出たらすぐにグレーチングを越えます」といった情報提供を前もってしておくと良いですね。

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☝しっかり足元を見ながら上って、道路に出ます。

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☝階段はガイドが「外側の足」を一段目にかけておくことが、準備として大切。
これによって一段先を進みやすくなります。

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☝暑い中、短い時間ではありましたが、外歩き演習が終了。今度は下り階段を降りて会場内へ。

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止まる位置(ガイドの靴先が階段に触れる)や一段先を進むがきちんと出来ている一枚👍

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☝研修の最後は空間認知の体験。まずは単独歩行時における防御姿勢から学びました。

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☝まずはアイマスクをせず、教室の構造を覚えます。
その後に室内の任意の場所へパートナーが誘導して、防御姿勢をとって自席まで戻ってもらう体験。

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☝色々なものに触れながら、自席へと戻ります。
しかし、物を動かされると大混乱!視覚障がい者の置いた物を勝手に動かさない、状況が少しでも変わるとメンタルマップ(頭の中の地図)が崩れるということを、あらためて学びました。

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☝アンケートを記入して研修終了。ちょっと皆様お疲れ気味!?💦

あっという間の三時間。やはり「基本の大切さ」を再認識できたかと思います。
「慣れが強くなり、基本動作など忘れていました」「すっかり基本を忘れてしまっていることに気付かされました」「同行援護講習できちんと身につけていたはずの基本技術をかなり忘れており、勘違いしていた」「援助中に不安になっていた点を再度学べて良かった」等の感想を頂けたので、伝えたいことは伝わったかなと😊

兎にも角にも、暑い中🌞皆様熱心に学んで頂きました。感謝です。
今日の学びを現場に出て活かしてくれたら嬉しいな🎵


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2024.09.08 Sunday