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あじさいの季節到来!千葉での同行援護従業者養成研修(一般課程)終了!
fいよいよ関東も梅雨入りしましたが、その直前に千葉市での同行援護従業者養成研修一般課程が終了しました。
12日(土)、13日(日)と連続で行われた一般課程二日目と三日目の様子を紹介します。
【12日(土)二日目の様子】
この日は座学3科目6時間+実技1時間の計7時間。
☝朝は「あじさいカラー」を身にまとった澤瀨代表のご挨拶から開始。
☝まずは前回と違うグループを組んで、コミュニケーションタイム!⏱
☝「情報支援と情報提供」の講義では「言葉」と「身体」の両方で情報提供することが大切と学びます。
まずは「身体による情報提供」を体験。歩く時の「基本姿勢」を作ってみることから始めます。
☝話しかける時は「相手の方を首で見る」意識で話します⇒前を向いて話しかけるのとは、聴こえ方が全く違います!
因みに身体をひねるのはNG。
☝ガイド(同行援護従業者)が横並びになったり、掴まれている腕を曲げたりすると、視覚障がい者は歩き(持ち)難いのです。
こうやって自ら体験することで、身体で覚えていくのがあじさい式の講習の進め方♬
☝掴まれている腕を振ったり、脇を開けたり…
どうされると視覚障がい者が怖い(歩き難い)のか、そして「私達の身体の動きそのものが(良くも悪くも)情報提供になるのだ」と学びました。
☝これは「足元の情報提供」=足元の素材(状況)が変わる時には「事前に」お伝えするという部分で、「どんな素材があるのか」をグループで考えている様子。
アスファルト、タイル、土、草、砂利道等、沢山あります。
☝代筆の演習は実戦的に。まずは宅配便の伝票記入からですが、種類が沢山ある…
そんな時には「種類を説明して、ご利用者様に選んでもらう」➡基本的にはガイド(同行援護従業者)が決めることはありません。
☝あとは間違えないように、聴き取りながら書いていくだけ♬
☝代筆の演習第二弾は「公的機関の書類」を使用。「住民票請求用紙」を実際に使って練習しました。
☝代読の演習では、文章量も漢字も沢山ある記事を読みました。同音異義語や写真も視覚障がい者にわかるように説明しなければなりません。
☝チラシの代読も。イラストの説明も出来るかな⁉
☝チラシの説明後は、「商品を購入したい」という希望(の設定)で、注文用紙の代筆も実施。代読&代筆と、まさに演習の集大成でした。
☝あじさい恒例「自分の名札に点字で名前を書いてもらう」体験。講習後は記念にお持ち帰り頂いています。
視覚障がい者を取り巻く世界に興味を持ってくれたら嬉しい。
☝これは…?
ヤマト運輸の不在票には視覚障がい者でも判るように「猫耳型の切り欠き」が付いているのです。
☝座学の最後はテスト!ではなく、重要な部分をまとめたプリントを解きました。
まさかの展開に頭を抱える受講生が多い⁉(笑)
☝二日目の最後はいよいよ実技開始!
まずは三人組でガイド役、視覚障がい者役、オブザーバー(観察者)役を決め、笑顔(笑声)で声をかける練習から始めます。
☝午前中習った基本姿勢を復習。今度は手を取って、自分の腕や肩に誘導する所から学びました。
☝「手は下からそえる」「足元を見る」を意識しながら、基本姿勢を何度も繰り返して覚えました。
☝あじさいの講習では「お互いに見て学ぶ」「お互いに指摘して学ぶ」ことを大切にしています。
こうやってお互いにレベルアップしていくのです。
☝一日の最後は「進む」「止まる」の練習。「言葉」と「身体」の情報提供を合わせるために、まずは決まった(狙った)位置で止まる練習を行いました。
☝講師の厳しい目と仲間の温かい目に見守られながら、何度も繰り返して「良い位置」にきちんと止まれるようになりました!(^^)
【13日(日)三日目の様子】
この日は終日実技だけ!の7時間です。
☝この日も澤瀨代表のご挨拶から講習開始!
☝まずは全日の復習から。三人組で基本姿勢の練習から開始しました。
☝昨日やったばかりの「進む」「止まる」も、きちんと「言葉」と「身体」を合わせていきます。
☝慣れた所でいよいよガイド役、ご利用者様(視覚障がい者)役で基本姿勢を保ちながら「進む」「止まる」の練習を繰り返します。
☝腕を組んで歩くような視覚障がい者の場合、ガイドと横並びに近くなります。
そのため、止まる位置は普段よりもやや前にを基本にします。
☝「進む」「止まる」の後は「曲がる」練習へ。
いずれにせよ、脇をしめながらご利用者様の足元を意識して曲がります。
☝わざと脇をあけて歩いて、視覚障がい者役がどう感じるか体験。
あえて「怖い思い」を自らが経験することで、それを現場でご利用者にさせない!ことを意識させます。
☝実技の中で難易度が一番高い⁉階段の上り下り演習。
しっかり脇をしめて、ペースをご利用者に合わせつつ、足元をしっかり見ながら一段先をガイドが進みます。
☝会場の「千葉市生涯学習センター」様には、いつもご協力いただき、階段演習時に来館者に周知する張り紙を貼っていただいております。感謝!
☝階段演習後は、椅子への誘導演習を行って、あっという間に午前中が終了!
☝さあ食事…と思いきや、食事の情報提供の演習。視覚障がい者が食事の内容をイメージ出来るように説明します。
兎に角、頼まれてもいないのに「余計な手」を出し過ぎないこと。
まずは見守って、お伝えすることでお一人で出来ることが沢山あります。それは何ら晴眼者と変わりません。
☝午後は狭路通過の実技から開始。まずは視覚障がい者を良い場所に「位置取り」することが肝心。
☝狭路通過のポイントは「ご利用者様を絶対にぶつけない!」こと。
どんな場面においても、その意識さえあれば、自然とそういう目線になります。
☝これは「溝をまたぐ」の実技の様子。ご利用者様の足元をしっかり見ること&重心移動のタイミングが重要です。
☝外演習前に講師から諸注意(様々な場面における留意点)を聴いて、いよいよ外演習へ!
☝演習の集大成とも言える外歩き演習(往路)へ。会場の千葉市生涯学習センターからJR千葉駅へと向かいます。
☝初めての公道歩行はさすがに緊張!なかなか会話が出来ませんが、まずは歩くことから慣れていきます。
☝歩道が確立された道、路側帯しかない道など、様々なシチュエーションで外歩きを体験。
☝途中の弁天公園で役割交替&反省会(フィードバック)を実施。
☝基本姿勢をしっかり保ったまま進みます。同行援護とは歩きながら安全&安心を守り、ガイドが見たものを情報提供し、さらに会話をしながら楽しく歩くお仕事なのです。
☝横断歩道を渡れば、いよいよ千葉駅前ロータリーへ向かう地下道!なのですが…
☝まさかの幅広階段!💦こういう時も焦らずに、状況説明しながら、一段ずつ降りていく等の提案&工夫をします。
☝JR千葉駅前のタクシー乗り場付近で、エスカレーター乗降演習も実施。
☝外歩きの復路。いっぱい練習したエスカレーターや階段、横断歩道も落ち着いて歩けるようになってきました。
☝役割交替地点の弁天公園に戻ってきました。
☝弁天公園から会場まで戻って外歩き演習終了。
皆しっかり段差では足元を見ていますね!
☝無事会場に到着!お疲れ様でした。
☝会場に戻ってからは、ドア通過の演習とトイレの説明の仕方を習いました。
これで一般課程8時間(昨日1時間+今日7時間)の実技が終了。
☝待ちに待った一般課程の修了式。18名に修了証を授与=18名の同行援護従業者が誕生です!\(^o^)/
☝プロの証!である修了証を手に、澤瀨代表とポーズをとる修了生代表なのでした(^-^)
世の中はコロナ禍で研修を実施しない所も少なくない中で、ありがたいことにキャンセル待ちも出るくらい多くの方が集まった今回の研修。
途中で体調不良等による脱落者もなく、無事終えられたことに、心から感謝したいと思います。
多くの修了生(18名中16名!)が月末の応用課程へと進みますが、最後まで皆元気に終えたいものですね。