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~現場で役に立つ+αを身につけよう!~同行援護従業者養成研修(取手)応用課程終了!
5月29日(土)と30日(日)に茨城県取手市で開催された同行援護従業者養成研修応用課程。
二日目…といっても最終日!となる30日は、電車乗降演習も含めて7時間の実技です。
☝最終日に臨む受講生達。まずは「アメとムチ」のアメ担当講師である澤瀨代表のご挨拶から講習開始。
☝お次はムチ担当⁉の本部講師からの諸注意を聴く受講生達。
☝まずはウォーミングアップ!で基本姿勢の取り方から。
「手は下からそえる」等の、基本中の基本がスムーズに出来るようになりました!
☝椅子への誘導も復習。午後には「交通機関乗降演習」もある=電車の椅子にも座る💦ので、繰り返し練習しました。
☝椅子から立ち上がって、歩きながら基本姿勢を作ります。
例えば電車から降りる時、これが出来ると行動が一テンポ早くなるのです。
☝これは講師による「悪い見本」です。
周りの(座っている)方にプレッシャーをかけないためには、どういうやり方をするか学びます。
☝同行援護従業者の身体の向き一つで、周りに与える圧迫感は違うのです。
周りの方にも気を配れる、そういうステキな同行援護従業者を目指します!
☝白杖を手すりに見立てて、触っていただくことで「ぶつけない」ようサポートします。
☝これは白杖を吊り革に見立てた練習。身長の高い視覚障がい者だと、頭や額が吊り革にぶつかってしまうため、注意が必要です。
☝ムチ担当講師の厳しい目👁が光る中、「溝をまたぐ」の実技へ。
何よりまずご利用者様の足元をしっかりと見ることが大切。
☝しっかりと足元を見て、声をかけて溝をまたぎます。
「ご利用者様が溝をまたいだこと」を必ず確認してから、ガイド(同行援護従業者)は二歩目の足(内側の足)をまたぎます。
☝これは…?
左側の受講生を電車の戸袋(電車のドアが開いた時、ドアが収納される部分)に見立て、触っていただいて乗る練習。
戸袋を触ることで、「車体の位置・距離」が把握出来る=またぐ距離が判る!のです。
☝午前中の最後は狭路通過の練習。午後の電車乗降演習時の「自動改札の通過」には、この方法を使います。
お互いにチェックしながら、まずは体勢をきちんと作る練習をします。
☝机を自動改札に見立てて、ぶつけない様に通る練習。
「ぶつけない」「つまずかせない」のはガイド(同行援護従業者)の必須条件!ですが、そのためには危なそうな場所をしっかり見ることが求められます。
☝切符を入れる&取るシミュレーションも行い、午前中の実技が終了。
あっという間の三時間でした。
☝いよいよ応用課程のメインイベント!である「交通機関乗降演習」へ。
「JR東日本東京支社」様のご協力で、取手駅~我孫子駅間での往復乗降訓練を行います。
☝しっかりと基本姿勢を取りながら歩けるようになった受講生達(^^)
☝ご利用者様役との会話や状況説明も出来る様になってきました。
☝約15分歩いて会場から取手駅へ。ガード下をくぐり、東口から西口へ向かいます。
☝講師から券売機の使い方をレクチャーされた後、いよいよ切符の購入へ。
間違えないように慎重にタッチパネルを見て購入します。
☝今日は演習なので「おとな切符2枚」を購入ですが、現場では障がい者割引適用の場合、「子ども切符2枚」を購入します。
☝ガイド役が切符を購入している間、壁際の安全な場所で待つ視覚障がい者役の受講生達。
さながら反省している人みたいなうなだれた⁉ポーズを取ってくれる、実にお茶目な方々でした♬
☝午前中練習した「切符を2枚続けて入れる」「2枚取る」がバッチリ成功!
☝改札通過後は、3番線4番線ホームに通じるエスカレーターを使わせていただき、エスカレーター乗降演習を実施。
並んで乗って降りる(基本姿勢のまま乗り降りする)という、一般課程で学んだやり方から復習します。
☝取手駅では始発電車を使って、何度も乗り降りの練習等を実施。
その後、電車に乗って我孫子駅へ移動しました。
☝無事に我孫子駅に到着。改札を出てガイド役とご利用者様役を交替します。
☝いよいよ交替して我孫子駅から取手駅へ戻ります。まずは改札の通過から。
☝帰りの電車が到着!ラッキーなことに取手行きです。即ち降りる時は焦らずにすむと💦
☝しっかりと足元を見て電車に乗り込みます。
因みにガイドが「ホームから爪先がちょっとはみ出るくらい」まで進むと、ご利用者様のまたぐ距離は短くなります。
☝取手駅へ帰着。降りる時も「ご利用者様の足元への意識」です!
☝取手駅へ戻ってからは、エスカレーター乗降演習を再び実施。今度は「一人乗り」=手すりを使って乗る方バージョンを練習しました。
☝階段を利用して東口から帰ります。矢印を見て、どちら側が優先なのか見るのもガイドの仕事!
☝改札を出て、「交通機関乗降演習」が無事終了!
☝あとは会場へ帰るだけ。受講生の顔も晴れやか☀
しかし!真っすぐ会場に帰るかと思いきや…
☝大通りから脇道に入り、利根川の土手を歩きました。
吹く風が気持ち良い土手を歩いて、会場へと帰ります。
☝車止めも何のその!会場が見えてきました。
☝無事に会場へ到着。
コロナ禍では、消毒液の場所をガイドが探し、ご利用者様にお伝えする&サポートすることも多々あります。
☝受講生代表に修了証を授与して講習終了!
12名の受講生が「応用課程」を修了したのでした。
茨城県内のみならず、県を越えて千葉県や埼玉県から参加した受講生もいた今回の応用課程。
和気藹々と、お互いにコミュニケーション力をも磨きながら、だいぶ落ち着いて歩けるようになってきたと思います。
あとは「経験を積むのみ」。
どんどん現場に出て、講習で沢山学んだことを活かして、視覚障がい者とお互い楽しく歩いて欲しいものです。