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~アマビエちゃんに守られて~同行援護従業者養成研修(取手)一般課程が終了!
5月15日(土)に開講した同行援護従業者養成研修(取手)一般課程には、県内外から18名の受講生が参加中。
一時雨も降った☂最終日の22日(土)。外演習も含めて受講生の奮闘ぶり⁉をご紹介。
5月22日(土):一般課程3日目
☝一般課程最終日に臨む澤瀨代表。ちょっと緊張気味⁉
☝そうでもないようでした💦
こんな和やかな?緩~い雰囲気で場を癒すのが代表なのです。
(もう一人の講師は厳しいので、アメとムチを分担しております)
☝澤瀨代表の挨拶から一般課程最終日7時間(全て実技!)がスタート。
☝まずは前回の復習。笑顔&笑声で挨拶から基本姿勢までを思い出します。
☝基本姿勢でも、きちんと出来ているのか足元を見てチェック!
何と言っても「同行援護は視覚障がい者の足元に対する意識」が大切なのです。
☝お次は「進む」と「止まる」。
モ、モデル歩き⁉💦…ではなくて、まずは一人で歩いて「決まった位置で止まる」というシミュレーションなのです。
足元を見てから出発!
☝緑色の線できちんと止まれているかチェック!
その時に大切なのは「止まります」という声かけと、身体の動き(しっかり止まる)が一致できているかどうか。
「言葉と身体の一致」が求められるのが、同行援護従業者なのです。
☝一人歩きで練習した後は、ペアになって基本姿勢を取ってから「進む」「止まる」を実践。
基礎を固めていきます。
☝最初はなかなかムズカシイ…
しかし、練習を続けることで「良い位置」で止まれるようになってきました。
☝「進む」「止まる」の次は「曲がる」へ。
ガイド(同行援護従業者)がご利用者様の内側にいるか、外側にいるかで曲がり方は違ってきます。
相手を振り回さずに、ソフトに曲がる。前もって声掛けも忘れずに!
☝これは「視覚障がい者にやってはいけないこと」の体験。
前から手を引いて歩く=「屈辱感を与える」や、後ろから背中を押す=「恐怖感を与える」等、全員が身をもって体験しました。
☝実技で難易度が一番高い「階段」。
「上り」か「下り」をしっかりと伝えるのみならず、「ご利用者様の足元への意識を持つこと」&「つかまれている腕の脇をしっかり絞めること」&「ご利用者様のペースに合わせること」&「タイミングの良い声かけ」等、ポイントがいっぱい!
☝「足元への意識」がきちんと出来ていますね!😊
☝階段の演習が終わって、やっとランチタイム!🍱
…その前に、「食事の情報支援」の演習がありました💦
「どんな情報があれば食べやすいのか」をまずはペアで考えます。
☝袋から出すのも、パッケージを開けるのも、視覚障がい者は出来ます。
割り箸を割って渡したり、余計な手を出したりすると、嫌がる方は沢山います(当たり前ですね!)。
☝頼まれた時には勿論お手伝い!
☝あとは説明あるのみ。視覚障がい者が頭の中で食べ物の場所(配置)が解るように説明します。
…実は「向かい合わせ」で座ると、お互い左右が逆になるので、簡単なようで意外とムズカシイ。
☝食材で説明が難しい物が会った時には、帯封を見ると書いてあることも!
セ●ン●レ●ンのお弁当🍱は親切(笑)
☝終わったらお互いにフィードバック。この後はアイマスクを着けて…いや、着けないで💦食事休憩なのでした。
☝お昼休憩後は「狭路通過」の実技から。
まずは基本姿勢(二人幅)から狭路通過の体勢(一人幅)になる練習。
これも三人組で人のやっているのを見て、時にはお互い指摘して学んでいきます。
☝狭路通過のポイントは、何と言っても「ぶつけない」こと!
「位置取り」(ご利用者様を適切な位置に誘導)や、きちんと一人幅になること、通過時の目線(絶対にぶつけない!という意識)が求められます。
☝これは「溝をまたぐ」の実技。
ガイドは先に「外側の足」をまたいでおく(重心は内側の足)、そしてご利用者様がまたぐ時に重心を前に出す(内側の足は残したまま)等のポイントがいっぱい!
いずれにせよ問われるのは「足元への意識」です!
☝いよいよ小雨🌂の降る中、外歩き演習へ。まだ緊張の面持ち…
☝最初は歩くことに精一杯!ですが、「ご利用者様との会話」も行いつつ、安全確認(車、段差、足元への目配り)をしなければならないのがガイドのお仕事。
☝意外に多いのが「押しボタン式の信号機🚥を見逃す=信号がいつまで経っても青にならない💦」こと。
☝押しボタンに気付いた人も、講師に指摘されるまで気付かなかった人も…😣
周りをよく見回すこと=観察力に加えて、分析力も「必須条件」です。
☝役割交替して取手駅へ向かいます。ガイド役、利用者役の両方を体験することで、「こうされると安心(不安)」ということを、身体でも覚えていきます。
☝進め、受講生達!
☝信号機の無い横断歩道では、手を挙げて渡ることも大切。
時にはハンドサイン✋を駆使して、安全を守ります。
☝取手駅西口に上がる階段はかなり長い!
午前中に屋内で学んだことが落ち着いて出来るかが問われます。
☝JR東日本東京支社様のご協力もあり、取手駅構内でエスカレーター乗降演習を実施。
一般の方も使われるので、開始前に講師からの諸注意を皆真剣に聴いています。
☝エスカレーター乗降演習開始。何度も繰り返すことで、声かけのタイミングを覚えます。
「視覚障がい者にとって、エスカレーターは怖いものなの?」➡怖いと思う人は、エスカレーターを選ばず階段やエレベーターを使います。
つまり、エスカレーターを選ぶ方は、乗ることが出来る方なのです。
☝ペアを交替しながら、上りも下りも何度も繰り返し練習。
☝コロナの影響か、かなり空いていた取手駅。何度も練習出来ました。
☝手すりを使って端に寄って乗る方もいます。一般課程では講師がお手本を見せて、応用課程で練習します。
☝エスカレーター乗降演習を終えて、会場の取手市立福祉会館へ戻ります。
階段ではガイドが必ず一段先、脇を絞める、ご利用者様の足元をしっかり見る!です。
☝高架下の東西連絡通路を通り、西口から東口へ。
地下道(ガード下)では、急に明るさが変わるので、必ず状況説明を前もって行う必要があります。
「声の反響」「空気感」も違うので、情報提供は忘れずに。
☝取手駅から会場までの帰り道。
皆大分余裕をもって、そして綺麗な姿勢(基本姿勢)を保って歩けるようになりました!
☝雨も☂上がって、皆無事に会場へ帰還しました😌
☝会場に戻っても、まだまだ実技は続きます。
これは椅子への誘導ですが、背もたれと座面の位置関係が判れば、視覚障がい者は座れます。
さらに固定椅子ではない場合には、しっかりと椅子を支えることも大切。
☝二人で並んで座れる椅子への誘導。
座らせたい椅子の座面正面へ「位置取り」します。
☝テーブルと椅子がある場合には、両方を触らせることで視覚障がい者は位置関係を判断して座れます。
これは講師によるお手本。
☝最後の実技は「ドアの通過方法」。
色んなパターンがあり、狭路通過の姿勢をとったり、ドア枠に手を触れてもらったり…
「絶対にぶつけない」を意識しなければなりません。
☝最近はコロナ禍で換気のため、ドアを開けっ放しにしている所も多いですが、基本は「開けたら閉める」です。
ご利用者様から離れずに、ドアを閉める方法を学びました。
☝3日間20時間の講習を終えての修了式。
受講生代表に修了証を手渡して、ニッコリ😊ポーズする受講生と澤瀨代表なのでした。
オマケ
☝いつも無償でポストカードを提供して下さる「ホーム転落をなくす会」様、シールを提供して下さる「点字ブロックステッカー配り隊! 貼り隊!」様。
残って撮影に協力してくれた受講生と頂いたポストカード、シールを持ってポーズ!
茨城県では弊社(あじさい)を含めて指定研修事業所が4つ。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年度講習を開催したのが、唯一の県外事業所である弊社のみといった状況でした…
研修を行わなければ、当たり前ですがガイド(同行援護従業者)は増えない。
それは視覚障がい者の外出機会が減ってしまう、ということにも繋がります。
今後もあじさいでは、新型コロナウイルス感染防止対策を、参加される受講生の方とも協力しながら、茨城県&千葉県(呼んで下されば他の都道府県でも!)での同行援護従業者養成研修を続けていきます。