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~アマビエちゃんに守られて~同行援護従業者養成研修(取手)一般課程開始!
「いばらきアマビエちゃん」とは?…茨城県が推奨している、ガイドラインに沿って新型コロナウイルス感染防止に取り組んでいる事業者を応援するとともに、陽性者が発生した場合に、その陽性者と接触した可能性がある方に対して注意喚起の連絡をすることで、感染拡大の防止を図ることを目的としたシステムです。
※あじさいの講習でも、茨城県からの要請を受けて事業者登録をして活用中!
…と、前置きが長くなりましたが、コロナ禍に負けることなく、取手市内では通算四回目(取手市立福祉会館では二回目)となる「同行援護従業者養成研修」(一般課程)が5月15日(土)から開始致しました。
まずは15日と16日の様子をご紹介します!
5月15日(土):一般課程1日目
☝受講生18名で開講!
茨城県内各地(取手市、守谷市、龍ケ崎市、坂東市、潮来市、鹿嶋市、神栖市)のみならず、県を越えて千葉県(柏市、我孫子市)や埼玉県(越谷市)から来ている受講生もいます。
☝あじさいの講習は、というも同行援護で大切なのは「コミュニケーション力」。
ご利用者(視覚障がい者)と一緒にいる時間が長いので、いかにお互いに楽しく!過ごせるかが鍵🔑となります。
☝3人×6グループで話し合いながら、和気あいあいと講習は進みます。
☝同行援護は第一印象(挨拶)が命!
ということで、一人がガイド(同行援護従業者)役、残り二名がご利用者様(視覚障がい者)役になり、「声の印象」をチェックしました。
何よりも心掛けるのは、第一声は「笑顔」(笑声)が大切だということなのです。
☝午前中がグループワークを多く取り入れた座学で、午後は体験型学習。
「障がい者の心理」で講演をお願いしている西澤かづ子様にもご協力いただいて、「実技を学ぶ前に、当事者と歩いてみる」体験を何名かが行いました。
☝単独で歩くこともある視覚障がい者の心理を体験!
グループに分かれ、会場すぐそばにある利根川河川敷を白杖を使って歩く体験も。
☝実際の視覚障がい者のように、縁石を手掛かりに歩いてみる受講生も。
☝講師と西澤様からの話を真剣に聴く受講生達。
☝西澤様と歩く体験にも、数名がチャレンジ!受講生達は総じて西澤様の歩く速さに驚いていました。
☝初日の最後の時間は西澤様と講師の対談形式の講演。
生い立ちから盲学校の時の話、働いていた時の話、お一人暮らしの生活の様子等、ご紹介いただきました。
☝点字を読みながら講演する西澤様。
お一人暮らしでは、調理とか裁縫もするし、趣味の卓球(サウンドテーブルテニス)🏓やカラオケ🎤等も楽しまれているとのこと。
パソコン💻やスマートフォン📱なんかも使いこなしています。
☝五種類ある調味料のチューブを触って当てている西澤様。
スゴイ⁉実はチューブには点字のシールを貼って、区別しているとのことでした。
☝最後は受講生からの質疑応答を行って初日が終了。
受講生の中に、視覚障がい者の家に訪問介護で入る人もいるので、「物を勝手に動かさない」(動かした場合は必ず伝える)ことも含めて話を聴けたのはプラスになったかと思います。
そして、視覚障がい者“だから”出来ないだろうとか、あまり外にも出ずに過ごしているだろうといった「心のバリア」を取るきっかけにもなったかなと。
5月16日(日):一般課程2日目
☝二日目の朝も澤瀨代表の挨拶から講習開始!
☝今日も3人×6グループに分かれて、時には一緒に考えながら学びます。
「講習の中でコミュニケーション力を高める」のも、あじさいの講習の大きな特徴です。
☝まずはウォーミングアップ。
「声の印象=笑声で挨拶!」を各グループで復習しました。
☝「情報支援と情報提供」の項目では、「言葉と身体の情報提供」を学びます。
歩く時の姿勢=同行援護従業者の肘付近に、ご利用者様が掴まって歩く「基本姿勢」から、その意味を考えました。
☝ガイド(同行援護従業者)が離れて立つと、ご利用者様は腕を持ち難い…
☝ガイド(同行援護従業者)が腕を曲げると、ご利用者様は腕を持ち難いし、見た目も変になってしまいます💦
☝「見た目の自然さ」「お互いのやり易さ」が大切ですが、一般的な姿勢はこんな感じです。
☝手の誘導も、ガイド(同行援護従業者)が空いている方の腕を使うと、身体の向きが変わってしまいます…
☝さらに✖なのは「上から手を掴む=鷲掴み厳禁!」なのです。
お互いにやって(やられて)みることで、実体験として覚えていきます。
☝ということで、手の誘導方法の正解は「1.右手(左手)を触る時は原則右手(左手)、2.手は下からそえる(上から掴む=逮捕・連行・鷲掴み厳禁!)」なのでした。
☝何事も体験あるのみ!ということで、サインガイドを使って、枠内に名前を書いてみる体験を全員で行いました。
☝代筆の演習では、宅配便の伝票や公的機関の書類(住民票請求用紙)を使って行いました。
お仕事で求められるのは、日本語(漢字)の読み書き力。
☝広報誌を使って代読の演習を行う受講生。
「同音異義語」を相手に説明して、理解してもらうことも同行援護従業者の資質として求められます。
☝商品チラシの説明(代読)を行い、その後は申込書の記入(代読)の演習まで行いました。
☝イラストや写真があれば、それを説明するのもガイド(同行援護従業者)の役目。
「ポスターやお買い得品情報は、言われなければ視覚障がい者にはわからない」のです。
だからこそ「情報の提供」というのは、このお仕事にしかない、極めて重要で専門的な部分」とも言えます。
☝その後も「自分の名札に点字で名前を書いてみる」体験や…
☝紙幣や硬貨を触って識別する体験=視覚障がい者はどうやってお金を判別しているのかを体験しました。
☝最後に復習プリントを解いて合計12時間学んだ座学が終了!
☝一日の最後は実技。午前中に体験した「基本姿勢」を復習します。
ここでも三人組~ガイド(同行援護従業者)役、ご利用者様(視覚障がい者)役に加えて、オブザーバー(観察者)役~で行います。
他の人のやっているのを見ることで学ぶ。これもあじさい式の講習なのです。
☝上手く出来て笑顔も見られました。肩に手を置く方法も習って、実技終了。
一日よく頑張りました。
これで20時間ある一般課程のうち、13時間が終了。
土日連続だったので、受講生達にはハードだったと思いますが、内容の濃い二日間だったのではと思います。
いよいよ来週は実技の神髄へ。外での演習もあるので、よりハードさは増しますが、これもプロになるための通過点にすぎないのです。
皆で頑張って、一日も早く現場に出て欲しいものです。
オマケ!
☝ダブルマスク(アイマスクではなく、目にも口用マスク…)の怪しい最年少受講生。
あれ?と思って、話を聞いてみると…「アイマスクを忘れたので着けた(実は講師に気付いて欲しかった)」とのことでした(笑)
あらためて見てみると、かなり怪しいですね(夜に見たら確実に悲鳴をあげるレベル👻です)。