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より実戦的に!茨城県(取手市)での同行援護従業者養成研修(応用課程)終了!①
茨城県内では待望の初開催!となる同行援護従業者養成研修応用課程を取手市で開講し、新たに7名の同行援護従業者が誕生致しました(^-^)
それでは2日間で12時間にも及ぶ研修風景を二回に分けて、ダイジェストでご紹介!
【12月5日(土)応用課程一日目の様子】
☝いつものように澤瀨代表のご挨拶から講習開始!
ちょっと眠そう⁉
☝あじさいの研修初日恒例の「全員回って自己紹介タイム」の様子(^^♪
☝以前「ニュースZERO」で同行援護が特集された時の映像を視る受講生達。
「網膜色素変性症」の方の見え方や、買い物の様子等が紹介されました。
☝デジタル教材(見え方紹介アプリ)を使用して視覚障がい者の様々な見え方を理解します。
☝このアプリでは「羞明・夜盲症」、「視野狭窄」(軽度、重度、白)、「中心暗転」(軽度、重度、白)というようなロービジョンの体験ができます。
「見えない」のが視覚障がい者の全てではない。
「見え難い」といった状態もあるのだ、ということを体験して理解を深めていきます。
☝自分のスマートフォンで体験できるのが便利です。
受講生達は皆興味津々で取り組んでいました。
☝デジタルデバイスの次はアナログデバイス!(笑)
お次は「ロービジョン体験キット」(紙製)を使って、さらに様々な見え難さの体験を行いました。
☝視野が狭いと周囲の状況がとても判り難い…
☝あまりに見え難いので思わず苦笑い⁉(^^;)
☝同じフォント、同じ字の大きさでも「白地に黒」と「黒字に白」では見え方が違います。
(一般的に後者の方が見易いと言われます)
☝明朝体とゴシック体でも見え方が違う!(◎_◎;)
(一般的に後者の方が見易いと言われます)
☝グループに分かれて様々な見え方を体験しました。視野が狭いと一度に入ってくる情報量が少ない!
(フォントサイズを変えた文章を朗読している様子)
☝晴眼者(目に問題がない人)が情報を得る時、8割が「視覚からの情報」と言われます。
視覚障がい者はそれが全くない(全盲)か、ほとんどない(ロービジョン)。
ただし、視覚障がい者=「全員が全盲」ではなく、「見え難い」方もいるのだということを理解しました。
☝これは「4つの丸の中にバラバラになっている文字(さらに大きさも違う…)を繋げて諺を完成させる」課題。
晴眼者はすぐにそれが解る=「瞬時に情報が入る」。しかし、視覚障がい者にはそれが難しい。
☝視野狭窄ゴーグルを着けての「文章書き取り」。
枠が大きければ見える、という訳ではなくて、その人の視野によっても異なります。
☝「迷路」も、スタートとゴールを探すことから始めますが、なかなか見つかりません…
☝これは「猫探し」(大きさがバラバラな犬と猫の絵の中から猫が何匹いるか探す)の体験中。
やっと見つけられても、全体像が捉えられないため、トータル何匹だっけ?と、再度数え直す受講生もいました。
☝視野の狭さを含め、「見え難い」を実体験として理解しました。
「私はちょっと見えているんだよ」いう視覚障がい者も少なからずいますが、私達(晴眼者)が考える「ちょっと」とは全く違う!ということを実体験しました。
☝午前中の最後には、必ず「文集あじさい」の中にある「白い杖からのお願い」を澤瀨代表が読み上げます。
これは視覚障がい者の持つ「白杖」の立場から、晴眼者に視覚障がい者がもし困っている時には、ぜひ周りのサポートをお願いしたい…という文体で書かれています(作者は澤瀨代表のお母様である澤瀨正子様)。
☝いよいよ午後からは実技!応用課程は12時間中10時間が実技!と、実技が多いのが特徴です。
まずは基本姿勢からお互い再確認します。
☝三人でグループを組んで、一人が「オブザーバー役」(見て指摘する役)を作ったり、お互いが評価し合ったり…というのが、あじさい流の実技の進め方。
「講師が指導する」だけではなく、受講生同士がお互いに成長していくとともに、コミュニケーションもはかっていきます(^^♪
☝椅子への誘導も復習。「手は下から添える」も良く出来ていますね!(^^)
☝皆で分かれて練習を繰り返します。
☝固定された椅子ではない場合、ガイドが後方から椅子をしっかり支えることも大事!
(決して腰を触りません!)
☝椅子から立ち上がって、歩きながら基本姿勢を取る練習も。
これは電車の座席からドアまでサッと移動する時等に繋がります。
☝雨予報の中、西友取手駅前店様にご協力いただいた「買い物(情報提供)演習」へと出発!
視覚障がい者とお買い物に行くことは多々ありますが、その中で何を伝えるべきなのかを実店舗で練習します。
☝雨上がりの取手市内を歩く受講生達。
☝往路(西友まで)は澤瀨代表が視覚障がい者役で参加。
…相変わらず目立っていますね⁉(^^;)⇒写真左側の怪しいアイマスクの方デス。
☝歩車道の境は水が溜まり易い(残り易い)場所。
水たまりを踏ませないように、ガイドが気を付けながら歩きます。
☝常磐線ガード沿いの道は、歩道の幅が狭いので、慎重に進みます。
☝目指す西友取手駅前店が見えてきました。
☝到着!
☝入店したら、各ペアに分かれて買い物演習開始です。
☝視覚障がい者は消毒液の場所も判り辛いため、ガイド(同行援護従業者)が消毒液を見つけたら消毒を促すのが鉄則です。
☝数ある商品からご利用者様の希望の商品を探すこと。
そのための「選択肢」を与えるともいえるのが「情報提供」なのです。
探し物が見つからない時は店員さんに聞くこともあります⇒右往左往するより時間は早く済みます。
☝現役の同行援護従業者でもある澤瀨代表も、視覚障がい者役の受講生と組んでお手本を披露⁉
☝買い物演習を終えて、会場へと戻ります。
受講生が奇数(7名)だったので、講師(本部)がガイド役で帰りを担当。
☝駐車場の入口など、微妙なアップダウンがある所は声かけと歩くスピードを調整して進みます。
☝無事会場へと帰館。お疲れ様でした!(^^)
雨交じりで足元もまだ濡れている中での外歩き演習&買い物(情報提供)演習でした。
「ガイド(同行援護従業者)さんと一緒に買い物に行くと、私達(視覚障がい者)は商品を選ぶことが出来る」と言われます。
それだけに大切なのが、情報提供という視覚障がい者が対象ならではの「支援技術」。
コミュニケーションも含め、ガイドのお仕事は「話すこと」ですが、そのことを学んだ応用課程初日でした。